古本虫がさまよう 2016年04月
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(特集①)黄金週間・読破計画はどうなったか?「公約」を自己検証する―――

ついに黄金週間が始まった。古書会館爆破計画、いや読破計画は予定通り実行?
ハリー・ウー&若宮啓文、両氏急死の背景に中共秘密機関の影あり?

(2016・4・30・土曜日)






昨日(4・29)の爆破予定、いや読破予定は、以前作成公表した読書予定計画表では、重政隆文氏の『映画の本の本Ⅱ』 (松本工房)だが……。もちろんチビチビとすでに読み始めているが、800頁を超える大著。一日で読了するのはとても不可能? 妻は元気に出かけて留守。あれしろ、これしろと命じたまま。インコの世話もしなくちゃいけないし。古本市行脚に、こちらも少しは出かけなくては…。

ということで、とりあえずは、「本」がらみの本ということで、とみさわ昭仁氏の『無限の本棚 手放す時代の蒐集論』 (アスペクト)を手にして古本市に出かけることにした。800頁を越える重政氏の本は電車の中にて読破するのか不可能(こういう本なら、電子版があればキンドルで読破可能か? しかし、そのキンドルが何処に?)。そのため、車中で、とみざわ氏の本を読んだ(なにはともあれ、一日一冊読破することが肝要?)。

著者は、神保町でマニタ書房を運営している古本屋店主であると同時に、ルポライターとしても活躍している。このお店、一度、入口まで行ったことがあるが閉まっていた(昨日は立ち寄らず)。

古本屋開業に至るまでの自叙伝的色彩もある本。奥様の逝去による保険金などを元にして開業もしたそうな。ううむ……。
そういえば、我が家も古女房は一応生保らしきものに入っていたか? 僕は? 以前、大手生保会社のおばさんが訪問セールにきた時、大手生保会社は、全体主義者(ファシスト&コミュニスト)の次の次の次ぐらいに大嫌いだったので、「我が家は莫大な財産があるので、生保の保険金などに頼らなくても家族は何の心配もない。二度と来るな」という趣旨のことをドアホーンで丁寧に分かりやすく公言して撃退したことがあったかな?

著者は、僕よりほんの少し若い人だが、子供時代からの切手蒐集など、さまざまな「蒐集癖」もあり、それがブックオフでの108円(以前は105円)本の「せどり」にもつながっていったようだ。

蒐集癖に関しては、みうらじゅん氏の『「ない仕事」の作り方』 (文藝春秋)に出てくるような「マイブーム」の色彩もある。みうら氏のそれにも言及もしている。

古書組合には加入せずに、「せどり」にて売る本を蒐集しているそうな。ブックオフといえば、僕は相模原市にブックオフ一号店ができた時、すぐに探訪した記憶がある。1990年5月ごろのことだったか? 新聞かなにかで新しいスタイルの古本屋ができたという記事を読み、子連れで即座に出掛けたかと。

あと、本書では通常のブックオフは朝10時に開店し、夜はだいたい8時に閉店するとあるが、都会だと、夜は10時では? 渋谷のブックオフみたいに朝11時オープンというのは珍しいが
「店内の本はすべて半額以下」と断言しているのも、ちょっと? ちょっとした新刊本だと定価の7~8割ぐらいで設定しているものも多い。半額以下というのはそんなに多くはないと思う(実感として)。もちろん、単行本でも200円前後のコーナーもあるから、そういうところは半額以下、定価の2~3割ぐらいではあろうが。

そこそこの新刊まもない本だと、税込で2200円ぐらいの本だと、1700円ぐらいで売っていることも多い。

ともあれ、ライター稼業もあって、不定期営業(ツィッターで、当日の営業時間を昼前後に公表している)だが、なにぶん神保町で便利なところにあるから、一度訪れてみたいもの。

ということで、「マニタ書房」と打つと、本人(著者)のツィッターなどが出てくる。その中で、市川宏氏の『老眼の本 文庫本がつらくなったら』 (ネスコ)なる本が出てきた。ううむ、まだ眼鏡は利用していないが、ぼちぼちそんな歳。読んでみようかという気にもなるが、図書館検索で調べると、文京区立図書館が所蔵しており貸し出しもしている。「日本の古本屋」では見当たらず、アマゾン中古だと「1円」から売っている。となると、その図書館界隈の人は何百円(何千円?)出して購入しなくてもいいことになろう。

マニタ書房 ‏@maneaterbooks · 4月20日
ただいまオープンしました。本日は17:30までの営業です。好きな制服はジャパッシュです!

とのツィッターと共に『ジャパッシュ』(望月三起也氏のマンガ)のカバー写真も出ていた。ううむ、この『ジャパッシュ』は持ってないかもしれない。買いに行くべきか? いやいや、別のバージョンで持っているからいいやということに……。ううむ……。でも、ふと、血が騒ぐ?


ところで、とみさわ氏のような、ブックオフで、せどりをもっと切実な理由から実践していたのが吉本康永氏。予備校講師として、子供の受験成功記を何冊か出していたが、『大金持ちも驚いた105円という大金』 (三五館)という本を出している。消費税がまだ5%時代に刊行されているから、ブックオフの本も108円ではなく105円だった。

内容紹介→■リストラ間近・月々のローン返済40万円…。崖っぷち人間がとった行動とは?
還暦直前の58歳、地方予備校講師。少子化の影響をモロに受け授業数が激減。だからといって、このご時世に転職先を見つけるなんて夢のまた夢。しかし、月々のローン返済40万円を抱えたまま……。そんな窮地に追い込まれた中で見いだした答えが「せどり」だった――。一時は自己破産まで考えた崖っぷち人間が「せどり」稼業を通して、ローン地獄から這い上がる2年間の闘いをまとめた貧乏克服ノンフィクションです。「せどり」(競取)とは、同業者の中間に立って、売買の取り次ぎなどをして口銭をとることをいいます。
著者は新古書店「ブックオフ」の105円コーナーから、より高値で売れると思う本を買い、ネット書店「アマゾンマーケットプレイス」にて転売。2年間でなんと1,700万円(!)を売り上げました。その利益をローン返済に充て、現在も着実に借金を減らしつづけています。
■自虐的(?)笑いを盛り込んだ筆致
せどり世界ならではの「本の役割と価値」も必読 。よくある「ローン地獄脱出記」となれば、暗くて堅苦しい内容と思われるかもしれませんが、自虐的(?)な笑いを織り交ぜながら明るく楽しく読める筆致が大きな特長です。また、「せどり」をしていくなかで、「ベストセラーは売れない」「書き込みOK」「売れ筋は理系本」など、通常の新刊本の世界ではけっしてわからない、もうひとつの「本の役割と価値基準」が存在することに気づきます。また「せどり」の世界から見た「売れて印象に残った本」の書評も、新鮮な気分で楽しんでいただけると思います。100年に一度といわれる大不況に見舞われ、ローン地獄・失業者・定年無職者が増え続ける今、「天は努力する者を絶対に見捨てない!」と勇気と希望を投げかける1冊です。



 ブックオフも、全国全店かどうか知らないが、5・2~5・5の間、本など2割引きセールをやるそうな。高めのエロス文庫(400円ちょっと)も、2割引きだと、300円台になる。小田原の某古本屋の250円(税込)までは安くならないが……。

ともあれ、古本市では、高円寺と神田の古書会館へ。


その前に新聞の訃報欄を見て思ったこと。2016・4・28産経朝刊で、「北京共同」電でハリー・ウーが79歳で、訪問先の中米ホンジュランスで死去したことを知った。死因は不明とのこと。ううむ……。中共の暗殺者に殺された?


彼の著作『労改 中国強制収容所を告発する』 (TBSブリタニカ)、 『ビター・ウィンズ』 (日本放送出版会)は名著。中共の人権抑圧の実態を自らの体験と共に告発した書だ。そういえば、 『毛沢東の私生活』 (文藝春秋)を書いた李志綏も謎の急死をしたが……。カンボジア大虐殺の生き証人でもあった『キリング・フィールドからの生還 わがカンボジア「殺戮の地」』 (光文社)の著者であるハイン・ニョルも、謎の死亡(強盗による殺害?)だったが……。

今手元に本(『ビター・ウィンズ』)がないので不正確な記憶だが、この名著を、訳者解説だったかがおとしめるようなことを書いていたかと記憶している。NHKサマとしては、よりによってこんな反中共の本を訳出したということで、当時は中共サマにペコペコしていた手前、せめて「解説」かなにかで本書の意義をおとしめないといけないと思っての蛮行だったのではないかと当時思った(記憶がある)。こんなNHKには受信料を払う義務はない?

2016・4・29産経は、山本秀也氏がハリー・ウーさんの評伝を書いていた。「労働改造」(労改)という名の刑務所内の労働強制というか、政治犯に対して重労働を課しての蛮行を体験し、告発したことが綴られている。所詮は北朝鮮と「五十歩百歩」の人権後進国・中共。その事実を直視しない、あまり批判もしない日本の進歩的文化人や「人権弁護士」に対して、本当に憤りを僕は覚える。

引き続き、昨日(2016・4・29朝刊)の訃報欄で、元朝日主筆の若宮啓文氏が、訪問先の北京市内のホテルで死去(享年68)していたことを知った。死因は不明とのこと。ううむ。中共の暗殺か? この人、進歩的文化人ではあるが、慰安婦報道で余計なことを書いたりした(かつての朝日の慰安婦報道には「勇み足」があったと認めた)のが、「慰安婦40万人説」を唱えようとしている中共のご機嫌を損ねたから謀殺されたのではないか(というのは冗談としても?)。まぁ、この人には、ハリー・ウーほどの知的教養や親しみを感じることは全くこれっぽっちもなかったが……。どちらにせよ、お二人の急死には合掌あるのみです……。「明日は我が身」? 桐山秀樹さんがホテルで急死(病死)したことがあったが……。


ともあれ、高円寺では、源氏鶏太氏の『鶏太ざんげ録』 (要書房)、古田中政次氏の『嵐の十年 或る歴史教師の手記』 (実業之日本社)を購入。源氏さんにこんなエッセイ集があるのは知らなかった。

そのあと、高円寺駅から御茶の水駅へ。強風による架線へのビニール付着などがあったために総武線はかなりダイヤ乱れで遅れていた。

高円寺駅ホームで坐って待っていたら、人工音声で「東西線への直通乗入れはしていません」だのなんだの、十数秒ごとに流している。もう、分かったよ、四十秒に一回でいいじゃないの。そのくせ、遅れている電車が、今何駅まで来ているか、知っているだろうに、一向にアナウンスしない。そっちの肝心な情報は流さず、分かりきったことを人工音声でひっきりなしに流す。そんなに、「肉声」でしゃべるのがいやなのか。相変わらず「遵法闘争」で利用者を小馬鹿にしていた伝統が残っているのか? 人身事故やら強風のせいで遅れているのは俺たちのせいじゃない、我慢しろという態度がプンプン、ミエミエである。

やっと、「ただいま隣の阿佐ヶ谷駅を出ました」と。こんなの、それこそ、「ただいま、西荻窪駅を出ました」「ただいま、荻窪駅を出ました」と、一駅ごと、出るたびに、ホームで待っているお客様のために、一回はアナウンスしろといいたくなる。
そういうアナウンスをすれば、まだ、来ないな、じゃ、トイレに行っておこうとか、そういう判断基準になるだろう。

役立つ肝心な情報を肉声で臨機応変に伝えることはせず、相互乗入れ中止とか、遅れていない時は、「JR東日本からのお願いです。電車のドアが閉まりかけてからの乗車は大変危険です……」というのをこれまた十数秒ごとに永遠と流す駅が多い。
この前、大崎駅で所要があった時、電車から降りてホーム、階段を歩き改札出て、地上に降りていき、所要をすませて駅階段入口に戻り階段を上り駅改札に向かったが、その間、十数回は、このアホらし屋の鐘が鳴るキンコンカーンめいた「説教」を聞かされた。

ウンザリして、改札窓口のお兄さんに「うるさいよ。なんでこんなの十数秒に一回流すの。40秒に一回にしてくれ」とクレームをつけた。でも、言ってもわからないだろうな? 騒音鈍感の輩には! 中島義道氏の『うるさい日本の私』 (新潮社)を鉄道会社は社員全員に読ませろといいたくなる。いや、社長や駅長に音読させろといいたくなるね。本当に余計なアナウンスを十数秒ごとに一日何百回何千回もして、肝心なアナウンスはほとんどしないのが、鉄道会社だ。
騒音に鈍感すぎて、あんたたち、頭と耳がどうかしているというしかない。

ともあれ、遅れた電車もやってきて御茶の水駅へ。

車中、両隣の女性がスマホかなにかでせっせとゲームをしている。飽きたら化粧をする。斜め前に立っている女が、飲料水(ペットポトル)の口を開けたまま、誰か降りる人はいないかとキョロキョロしている(量は半分強ほど残っている)。急停車などで、体が揺れたりしてそのポトルの口から中味がこぼれやしないかひやひや。こっちは本を読んでいる。頭からぶっかけられるのではないかと。
喉が乾いていれば、一口二口飲んですぐにフタをするなり、カバンにいれるのが電車内の立っている人のマナーだろうに。常識のないバカが本当に多い。車中マナー欠如のバカが増えるこのごろ。やっと席があいて、その馬鹿女はそこにあわてて移動。こぼさなければいいけどね。坐ってもペットポトル、手にしたまま。その口は開いたまま。本人の口も開いたまま。この女、精神的疾患を抱えたビョーキ女なのかもしれない。

御茶の水駅からテクテクと。祝日でも大学の講義は行なうことが多いせいか、明治大学周辺も人が多い。小学高学年ぐらいの子供たちがグループでウロウロもしている。
古書会館では、泉大八氏の『こんな性の話もある』 (ベストセラーズ)、栗林三幸氏の『「小姑娘」は日本男児 中国人民解放軍日本人兵の実録』 (たまいらぼ)、辻寛一氏の『政海をこぐ』 (学風書院)、腰山巌氏の『衛生兵戦記』 (朝日新聞社)を購入。

ほかに、皇紀2594年こと、昭和9年の「当用日記」 (博文館)を購入。私物日記。3月までは連日書いているが、あとは飛び飛び。綺麗な字だ。

昭和9年1月1日 快晴 やや寒し。

 午前二時頃朝湯をすまして明治神宮に参拝す。参拝者実に二十万を越しているだらうとの話なり。都下の少年団のかじり火奉仕あり。次いで宮城を遥拝す。満月の月は高く西天に輝き、広場の一葉一葉をも指示するを得る程なり。一団の学生の笛に合わせて君が代を歌ふ者あり、共に唱和す。寂として声なき大内山に響く笛の音には耐え難き感激ありて何故かめがしら熱く霞むるを覚えたり。有楽町駅で宮城への道を尋ねたら丁寧に教へてくれて最後に「君に敬意を表します。元日に宮城を拝するには、ぜひ私の分もお願ひしますと」 その人は足早に報知新聞社の中を消えて行つた。私は今までにこんなに感激に満ちた元日はなかつた
(漢字など一部現代表記に修正)。

そのあとの記述を見ると、1月2日から授業があったり、研数学館とかが出てくるから高校生で冬休みに予備校の冬季研修を受けたりしているのかなと。

兄の結婚式があるみたいで、兄嫁を見て、「これから私の姉さんになるのだ。とても人なつかしく、おとなしさうな姉さんだ。今日は一日中喜しくてたまらなかった」(1月16日)とある。「兄嫁」……それは危険な言葉? この時代には、高竜也氏の『兄嫁は二十八歳』 (フランス書院文庫)は刊行されていないが……? 未亡人になった美人妻(兄嫁?)を狙う「義弟」が登場する石川達三氏の『花のない季節』 (中公文庫)は、戦前の刊行。だが、刊行は昭和15年。連載していたかどうかは知らないが、昭和9年ではまだ読むことは不可能だったか? 日記の一節からそんな想像が浮かんでは消えていく?

 3月中旬から空白が続くが、5月1日からまた再開?そしてまた中断。
6月5日に、「東郷元帥永遠に天に帰ります」「国葬の日」…とある。

金銭出納帳もある。「新英和大辞典」が580円? いや5円80銭か? 一年毎日書いていれば、より価値があるのに……。

そのあと、小岩駅に移動。高橋書店(古本屋)に久々に入る。石堂清倫氏の『中野重治と社会主義』 (勁草書房)が、たったの100円(税込)なので購入。これは安い!? 定価は3000円ぐらい。ちょっと珍しいから、「日本の古本屋」でも1000円以上はするだろうに……。

晩飯は某駅そばの一応禁煙の「王将」で、冷し中華&餃子(無料券使用)。王将、味は学生食堂レベルだと思うけど、餃子と冷し中華と炒飯と焼きそばはナントカ食べられる? それ以外、とりわけラーメンは食べないのが賢明?

帰宅して、 『無限の本棚 手放す時代の蒐集論』 (アスペクト)を読了。面白かった。僕も定年後は、古本屋店主となるか? 古女房が亡くなり、その保険金で開業…。夢は……。

しかし、本来なら重政隆文氏の『映画の本の本Ⅱ』 (松本工房)を読了するはず。先の一冊だけでは不十分。公約達成にはもちろんならない。ということで、さらに読書。

適菜収氏の『死ぬ前に後悔しない読書術』 (KKベストセラーズ)を読んだ。


内容紹介→ゲーテ、ニーチェ、ヘッセ、アレント、小林秀雄、三島由紀夫……は
どうやって本を読んでいたのだろうか?
「本の読み方」を偉人たちに学べば、人生は確実に変わる!
「情報を仕入れるための読書」から、いい加減、卒業しよう。

なぜ、人間はとりかえしがつかないことになってしまうのか?
私は読書に対する姿勢が大きくかかわっていると思います。
彼らに共通するのは、「子供の読書」を大人になっても続けていることです。
つまり、 合理的に、理性的に思考を重ねていけば答えにたどり着くと深く信じている。
「正解」が存在するなら、それを効率よく、短期間で、手に入れようという発想になる。
だから、速読法を学んで短期間でスキルを身につけようとか、最先端の情報により知的に武装しようとか、そういう方向に行ってしまう。
はっきり言ってくだらない。
今の世の中、ここまでおかしくなったのは、本ひとつ、まともに読めない大人が増えたからではないでしょうか。(「まえがき」より)



ベストセラーは時間を置いてから読む、社説を読むとバカになる…等々。ううむ。一理はある読書論。若宮啓文さんが朝日の論説主幹などをやっていたころの社説や、彼の署名入りのコラムなんか読んでいたら、バカになるかどうかはともかくとして、賢くなるということはまずなかったような気がする?

この人のコラムの「偽善」に関しては、かつて古森義久氏が鋭く指摘したことがある(『若宮啓文朝日論説主観の毀れた「風向計」』(諸君2007年3月号)。

 考えは、人それぞれであるが、2011年12月22日付け朝日で『不安やわらげ転換うながせ 北の後継者にどう臨む』と題して、「経験の乏しい正恩氏には、裏を返せばあまり手を汚していない強みがある」から、「いま各国がすべきは外からの不安を和らげて希望の光を示すことだ」と、若宮氏は書いてもいた。

 「不安を和らげて希望の光を示す」のはまず北朝鮮の側であるという常識がこの人には欠落しているようだ。
 いつも、マイルドな低姿勢を示すべきは自由世界の方であり、そうしないから北朝鮮が頑なになってしまう…という逆立ち的誤認識に立脚しないと、こういう論旨は書けないものだ。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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