古本虫がさまよう 2014年09月
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遊廓の街(?)――飛田、黄金町、鴬谷の中で、どこが一番文化的か?
(2014・9・30・火曜日)








1972年生まれの八木澤高明氏の『娼婦から見た日本』 (角川書店)を読んだ。著者はカメラマン。『黄金町マリア 横浜黄金町路上の娼婦たち』 (ミリオン出版)なる本も刊行している。こちらも読んだ。これは現地娼婦の写真も多数収録されているルポ。角川書店の本と登場人物などで重なるところもあり。

本書(『娼婦から見た日本』)も、黄金町の外国人娼婦との遭遇から物語(ノンフィクション)が始まる。そのほか、三重県渡鹿野島や熊本や沖縄やタイなど‥。チリのあの、アニータにも取材。

黄金町は、この前も古本屋散策のため立ち寄ったばかり。昼間しか歩かないので、よくは知らなかった(?)が、娼婦の町として有名だったそうな。しかし、近年の「浄化」により、そうした色街的な施設はほぼ消滅したそうな。
売春街の歴史をひもとく上でもちょっと面白い本。

最近、日ノ出町とか黄金町界隈を散策することがなぜか増えて、この町にも遅ればせながら関心を持つようになってきた。そのために、関連書を時々読むことも。

大阪の飛田に関する本も何冊か紹介したことがある(杉坂圭介氏の『飛田で生きる 遊廓経営10年、現在、スカウトマンの告白』 『飛田の子 遊廓の街に働く女たちの人生』 (徳間書店)や、井上理津子氏の『さいごの色街 飛田』 (筑摩書房)……)。

大阪天王寺近くの「飛田」という街は「色街」「遊廓」とのこと。
井上氏は女性(中年!)にもかかわらず、時には自分がそこに職を求めているかのようなフリまでしながら、果敢に現地突撃取材を繰り返し、ルポしていた。杉坂氏はその飛田に店をもっていた経営者としての飛田体験を綴っている。

僕は夜の街にはさほどの関心はなく(?)、日中でかけるのは、もっぱら古本屋などがあるかないかの視点からの散策でしかないので、黄金町に関しても表面的な観察でしかないが……。
日中は静かなエロス系書物などを置いた「古本屋」の多い街やなという程度。
あとは歩行喫煙するオッサンが多いな。民度が‥‥? ストリップ小屋やポルノ映画館がまだ残っているなという程度。

東京の色街の一つといえば、鴬谷。ここに関しては、この前、本橋信宏氏の『東京最後の異界 鴬谷』  (宝島社)を紹介したことがある。
鴬谷にも古本屋があれば、下車するのだが、なさそうだ。
飛田には古本屋は? 多分ない?
その点、黄金町日ノ出町周辺には古本屋が何軒かある。だから、黄金町や日ノ出町界隈を今後も歩くことになろうか?
ともあれ、この夏は鎌倉・逗子の古本屋にはでかけていない。ううむ。「古本屋ツアーインジャパン」さんによると、鎌倉にも新しい古本屋(「古書ウサギノフクシュウ」)ができたそうな。行かねば?

それはさておき、阿川大樹氏の『横浜黄金町パフィー通り』 (徳間書店)なる新刊も出た。こちらはノンフィクション・ノベルといった作品のようだ。パフィー通りは京浜急行の日の出町駅と黄金町駅の間にあるそうな。このあたりは歩いたことはないのだが‥‥。まぁ、また出かけることがあれば‥‥。


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