古本虫がさまよう 2014年02月
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「面白い本」「もっと面白い本」もいいけど、「そこそこ面白い本」もいい?

(2014・2・28・金曜日)







成毛眞氏の『もっと面白い本』  (岩波新書)を読んだ。
前著『面白い本』 (岩波新書)の続編。ノンフィクション中心の紹介。僕にとっては、前著のほうが、読んだ本や積んどく本が多かった。今回の新著のほうは、読んだ本、積んどく本も少々減った感じ。理系のノンフィクションの比重が多いからかも。

ともあれ、著者が読書ブログを始めたところ(2008年9月4日スタート)、初日の閲覧件数は76件だったという。その少なさを嘆いたこともあったが、ブログ開始から二年もすると、一日で閲覧が8000件もあったという。開設以来の総閲覧数は200万を越えているそうな。

ううむ。成毛氏は、ブログ開始前に月刊誌に読書エッセイの連載も持っていて、知名度もかなりある人。その人でも初日は76件程度だったとか。
「古本虫がさまよう」なんて(?)いまでも、せいぜいその程度。スタートしたのは2010年大晦日あたりからだが、累計でも10万をまだ越えないし。それでも、このブログ会社の「本・雑誌」では6000人前後中、60番前後に入っているし、「和書」では3000人前後中、50番前後。まぁまぁ?
 高校時代受けていた大学入試模試でも、こんな「上位」に入ったことはないから? これなら東大も狙えた?

「そこそこ面白い本」をこれからも紹介していきたいもの。こういう書評ブログは、気付かない本、見落とした本のタイトルを知るだけでも御の字と思ってもらえれば‥。

それはともかく、以前紹介した成毛眞氏の『日本人の9割に英語はいらない 英語業界のカモになるな!』 (祥伝社)の中に、 「読書をしない国民ばかりになると、国家は衰退していく」「読書量によって国は滅びる」と指摘していたが、2014・2・27付け日経によると、「大学生スマホがかさむ」「食費削って交流・おしゃれ」「(大学生の)4割読書時間ゼロ」という見出しの記事が出ていた。

読書に関するデータは、全国大学生協連の「学生生活実態調査」によるもの。それによると、全国30大学の学生8930人が回答したところ、一日の読書時間(電子書籍含む)は平均26・9分で、ゼロ時間と答えたのは文系34%、理系44%だったそうな。下宿生の一カ月あたりの書籍購入費は7年連続で減少し、過去最低の1820円だとのこと。

一日ではなく一カ月の本代が1820円。ううむ。単行本なら一冊買えるかどうか。文庫なら3冊前後。古本屋で買えば、単行本でも数冊、文庫なら十数冊は買えるか? 大学生なら図書館で借りている? いやいや、4割が読書時間ゼロ。いわんや一般の大人も似たようなものというか、もっと読まない比率が高いのでは。毎日などが読書世論調査など毎年やっているけど、そのような結果が出ていたかと。

ともあれ、大学もピンからキリまであるだろうが、東京大学出版会『UP』編集部編の『東大教師が新入生にすすめる本』 (東京大学出版会)は、東大教師が東大新入生に勧める本のリストや内容が紹介されているブックガイド。
さすがにレベルが高くクラシックなものが多く、僕とて積んどくしている本ばかり、いやいや、手にしたこともない本も多し。読んでいる本もあまりない? まぁ、僕は東大生でもないし‥。

似た本としては、東京大学新聞社編の『東大教師 青春の一冊』 (信山社)や、文藝春秋編の『東大教師が新入生にすすめる本』『東大教師が新入生にすすめる本 2』 (文春新書)などがあるが、こちらもまじめで固い本が多かったと記憶している。
中には、こんなイデオロギーだけのつまらなさそうな本を?という東大のセンセイもいたかと?

こういうリストよりは、以前も紹介した成毛眞氏編の『ノンフィクションはこれを読め! HONZが選んだ150冊』 (中央公論新社)のほうが、もう少し現代的でおもしろそうな感じがするが‥‥。

でも、人込みのなかでも、「スマ歩」する愚かな人はあまり本を読んでいないだろう。いやいや、平成の二宮金次郎ではないが、文庫を手にして「スマ歩」ならぬ「本読歩」する人もまれにいる。こういう人もやはり社会的迷惑。田舎のひなびたところなら、歩きながら本を読んでもスマ歩しても迷惑にはならないだろうが、都会の雑踏ではどちらも迷惑行為そのもの。身体障害者やお年寄りや重い荷物をもっているなどの人ならともかく、そうでなければ、前見て普通にさっさとまっすぐ歩いてほしいもの。

2014・2・27の読売夕刊に一面に、スマ歩でケガをしたりする人が急増している云々の記事があった。人にぶつかったりして傷つける例もあるそうな。電車の乗り降りでも、ドアが開いてもさっさと下りないで、スマホを見てじっとして、ゆっくりと足を動かすバカもよく見かける。スマホで本を読んでいるのか、何しているのか知らないが、公共の精神なき愚鈍には困る。

国木田独歩の言葉だったか、読書を廃すは人生を廃すとか。至言だと思うけど、まだ本を読む、読まないは、個人の主義・趣味の問題でもあるけど、人込みでスマ歩するしないは、道徳の問題であろう。


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