古本虫がさまよう 軍事
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「張り子のトラ」なのは、習近平かトランプか? それとも プーチンか、安倍首相か?
(2017・4・1・土曜日)




宮崎正弘氏&石平氏の『いよいよトランプが習近平を退治する!』 (WAC BUNKO・ワック)を読んだ。

タイトルどうりの本。主眼は中国の内政と米国の対中政策。
「ビッグブラザー」習近平に対抗する、もう一人の「ビッグブラザー」王岐山という悪い奴(?)がいるみたいで、この男と習近平の路線闘争が秋の党大会のミモノとのこと。ううむ、なるほど…。それにしても、選挙で選ばれるわけでもないのに、党大会での権力闘争によって、その勝者が国政を牛耳り、経済統計など、いささかうさん臭い細工をする現状が二人の対談によって解剖されている。

ここを認識するだけでも、トランプがビッグブラザーだの、1984的情報操作をしているとして、ことさら危険視するのは変な感じがする。フェイクニュースを許すななんて言っている昔ながらのマスコミこそが、フェイク新聞ではないか。朝日新聞にしても、二つの「吉田誤報事件」を見れば、今日でも存立しているのが不可思議なぐらいだろう。天に唾するのもほどほどにすべきでは?

ともあれ、トランプが習近平を退治するといっても、我々が、夏のゴキブリや蚊を見つけて、殺虫剤で一気に退治する…というわけにはいくまい。

トランプやその側近が、中共をどう見ているか…。普遍的な価値観を共有しなくとも、現実的なアメリカの国益を追求する上で、この国をどう扱うか。経済のみならず国防の観点から、北朝鮮などとの処遇をめぐって、中共やロシアの手を借りるのか、借りたらそのお返しはどうするのか? その「お返し」が日本の国益を侵害することがないか。
日本は「お返し」ができるのか。北朝鮮をアメリカが再び「テロ支援国家」であると認定するための工作をしているのか? いろいろと気になるところだ。

ニクソンが、いくら対ソ戦略のためとはいえ、キッシンジャーを使った忍者外交で、人権無視の人殺し独裁者毛沢東にすり寄り、そのパワーを借りたりした史実を忘れてはなるまい。トランプも反中になったり親日になったり、半中になったり親中になったりと゛めまぐるしく「変身」しながらアメリカの国益追求の外交を展開することだろう。

もっとも、その観点からは、中共を倒すために、ロシアと手を結び、ウクライナぐらい、いいじゃないか…という姿勢をトランプが示したとしたら、それは、日本にとっては悪くないかもしれない(でも、北方領土返還は夢のまた夢となりしか)。
それでもさらに尖閣を取られるよりはマシと思って、ロシアと手を結ぶことも必要になるのかもしれない。が…。僕は、習近平よりはプーチンがまだマシと思うが……。東京新聞と朝日新聞、どっちを購読するかといえば、まだ朝日か…。まだ読むところが朝日のほうがある…。プーチンとて選挙で当選しているから……。その程度の、より悪の少ないほう、日本の国益にとってどっちがましか…程度の不毛の選択でしかないが?

二人の対談を読む限り、中共経済は「張り子の虎」みたいなもの。まぁ、ナントカ自由世界はいい方向に向かう可能性がありそうだ。期待したいもの。
ただ、油断すると、「張り子の虎」なのは、 「張り子のトラ」ンプ政権になるかもしれない。世の中、常にネバーセイネバー。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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「ぐうたらミサイル上等」? 白泉忌より河合忌が大事? そして、 戦争が駆け来る気配金核さず 背に腹はかへられぬと飛び付くな 増えゆく中国の爆買いと美人局
(2017・2・13・月曜日)



昨日(日曜日)は珍しく一歩も外に出ず(あっ、図書館には寄ったが)。あとは終日、自宅にて仕事(書類読破)。

ともあれ、中野翠氏の『ぐうたら上等』 (毎日新聞出版)を読んだ。恒例の一冊。サンデー毎日連載のコラムを一年分まとめたもの。映画や落語に関するモノが多い。あとは千葉の「別荘」などの話。定番シリーズといえようか。夫婦別姓問題で、ガーガー騒ぐ女性への覚めた目線なんかいい。曽野綾子さんほど「クール」ではないが…。
そういえば、サンデー毎日に、井沢元彦氏や曽野綾子氏のエッセイが連載されていたことがあったかと。例外的な編集責任者が登場していた時だろうか? まぁ、人それぞれ。

それにつけても北朝鮮といい、中共といい、東京五輪の時に核実験やったり、日米首脳会談で蜜月ムードの時に、ミサイルをぶっ放したり。朝TBSの某番組を見ていたら、「飛翔体」の見出しで報じていた。「飛翔体」と聞くと、僕はバッタかコオロギを思い浮かべるが、辞書的には、そういう意味はなく、「高空を飛翔する人工物」のことであって、まぁ、間違った使い方ではなさそうだが…。ちょっと言語感覚がバカなテレビ会社というしかないね。そういえば、恒例の朝日新聞(2017・2・12付け)の俳壇で、

戦争が駆け来る気配白泉忌

なる句があった。白泉というのは、選者によると、渡辺白泉のこと。→ウイキペディアによると、わたなべ はくせん、1913年3月24日 – 1969年1月30日)は東京出身の俳人。昭和初期の新興俳句運動において無季派(超季派)の俳人として活躍。「戦争が廊下の奥に立つてゐた」など、戦争の本質を鋭く突いた「銃後俳句」と呼ばれる無季俳句が特に知られる。本名威徳(たけのり)。

そうか、北朝鮮が「かつての日本軍部」のような国際社会の世論を無視した蛮行をするのを見て、選者も句を作った人も、いたたまれなくなって、このまま日本が対策を怠ると、戦争が駆け来る気配が濃厚と感じて、そううたったのだろう。その気持ち、よく分かるなぁ。全く同感…

というわけではなさそうだが……。でも、いいタイミングで掲載されたものよ。北朝鮮がそんなことをやったというニュースを聞いてから、朝日を手にして、この句を目にしたら、そう思われても仕方あるまい。作者や選者は、そんなこと、何の危険とも思っていなくて、単に日本の防衛費が増えたり、軍学協力が進んでいる今程度の日本のことを、無理やり戦前と対比させて、民主主義、平和の危機迫る---と危惧しているだけなのかもしれないが(だとしたら、被害妄想と平和ボケの同時併発症状か?)。

いやはや、悪いことはできないね?
紙面のお近くには「背に腹はかへられぬと飛び付くな 増えゆく大学の軍事研究費」なんてのもあるが…。中共や北朝鮮みたいに「協力」するとかしないとかの以前に「合体」しているところもあるようだけど、そういうのも気にならない人もいるのだろう。

僕も朝日歌壇に投書してみようかな?

戦争が駆け来る気配飛翔体
戦争が駆け来る気配金暴発
戦争が駆け来る気配金玉禁
戦争が去りゆく気配金崩壊
戦争が駆け来る気配金核さず
載るかな?

そういえば、渡辺白泉のことはよく知らないが、ファシズムともコミュニズムとも闘った戦闘的自由主義者・河合 栄治郎(かわい えいじろう)さんの命日も近い。彼は1891年2月13日うまれ – 1944年2月15日逝去。

戦争が逃げ行く気配河合忌
背に腹はかへられぬと飛び付くな 増えゆく中国の爆買いと美人局

これなら載るかな?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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翁長知事とトランプ大統領の「暴走」をストップするのは裁判所? パーシバルと山下奉文を屈伏させたのは「軍事力」?
(2017・2・7・火曜日)





ふと思ったが、沖縄の翁長知事が、知事としての権限を使って埋め立てを許さないと命令を出して、工事が中断したものの、裁判所がそれは「違法」だということで、工事は再開の運び。どこかで似たようなことが?
トランプ大統領が命令を出して、数カ国の国民の入国を一斉阻止。しかし、裁判所がそれは「違法」だということで、入国は再開の運びと一時的になった。日本の知事(市長)・議会、地方自治システムはアメリカ大統領制に近似しているので、知事(市長)の権限は結構強い。強烈な信念を持つ「独裁者」が知事になると、その暴走を抑えるのは結構大変。とはいえ、議会やら裁判所やらいろいろとチェック機能があるからまぁ、ナントカ、バランスが取れるものだ。

国際関係も同様だろう。かつてはソ連の軍事的台頭が自由世界にとって脅威だったように、いまは中共の軍事的脅威が、少なくともアジア地域にとっては脅威だ。とはいえ、欧州にとってはウクライナや移民問題のほうが、より切実な問題。バランスオブパワーを古くさいものとして退けるのが、日本の国際関係論者やマスコミ関係者には多いが、権力の三権分立同様、国際政治も、バランスでやっていくしかない。「敵の敵は味方」?

昨日(2016・2・6)の産経新聞の記事(「大戦」「シンガポール陥落」「首都では日本領事囲み祝賀会」「日本びいきのアイリッシュ」)にもあったが、第二次大戦中、アイルランドは、英国嫌いが多くて、シンガポール陥落などを喜んでいたとのこと。英連邦下であったものの第二次大戦では「中立」国家だったという。

シンガポールの敗軍の将・パーシバルは、それ以前(1920年代)は、アイルランド弾圧を指揮した「もっとも凶暴な反アイルランド主義者」だったという。そのパーシバルが惨めにも、山下奉文の前に「イエスかノーか」と迫れて屈伏した写真は記憶に残る。たしか英国の「帝国戦争博物館」にもそのシーンの掲載された新聞記事が隅っこに飾られていたと記憶している。だから、アイルランドの元上院議員トム・マリンズは、陥落の報に接して「自分たちが倒せなかった敵をやっつけて降伏させた日本を味方と思い、喝采をあげて喜んだ」「ダブリン中の米を買い集め」、日本領事などと「日本食で盛大にお祝いをした」とのこと。とはいえ、山下さんも、後にはマッカーサーの前に「敗軍の将」となる……。そのマッカーサーも「独裁者」として君臨しつつも、トルーマンに解任されてしまい、老兵は消え去っていく……。人生ですな。盛者必衰…。

それはさておき、アイルランドの件は、ちょっといい話? いまもありうる話では。ソ連とてバルト三国などの独立運動が泣きどころにもなった。南モンゴル、ウイグル、チベットへの支援は、日本にとっても重要なこと。中共の嫌がることをもっとやるべし。そしてチベット料理かモンゴル料理かウイグル料理で、喝采をあげて、異民族に対して時代錯誤の植民地統治を強要する「中華帝国」崩壊を祝う日がくることを祈りたいものだ。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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再び真珠湾「奇襲訪問」発表? 次は靖国神社で会いましょう!
(2016・12・6・火曜日)



安倍首相が、12・26~27にハワイ真珠湾を訪問するとの「電撃」発表を昨晩したこともあって、本日の朝刊(2016・12・6)は各紙一面トップで報じているようだ。
ちょうど、秦郁彦責任編集の『日本史再検証 真珠湾攻撃』(別冊宝島2522)をパラパラと読んでいたところ。表紙には「索敵を十分にやっていれば、空母エンタープライズを沈められた!!」とあった。産経には、「歴史通」(1月号)の広告が出ていて、元朝日記者の長谷川煕氏の『ルーズベルトに操られた日本」という書下し100枚の大作などが掲載されているとのこと。長谷川氏は、ルーズベルト陰謀論の立場から書いているようだ。75年前の今頃、「密かに」日本の空母機動部隊はハワイに向かっていたのだ。今日のように衛星もない時代とはいえ、よくもまぁ、バレずに成功したものだ? やはり何かおかしい?

古女房は17年ほど前に、ハワイに行っている。アリゾナ記念館も立ち寄ったという。記憶は薄れているようだが、自動販売機やエレベーターがあったと感心していた(日本だって、戦艦大和にはエアコンはあったというから)。

ともあれ、自由世界どうしならば、恩讐の彼方にて、こういう戦争を回顧することも可能。知的に野蛮な国家相手には、そういう対話は通じないだろう。「広島、パールハーバーの次は、靖国神社であいましょう」と安倍首相もオバマ大統領に告げるといいかも?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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真珠湾論争もいよいよ、終結か? 2016・11・26の産経新聞一面トップ記事に注目せよ?
(2016・11・14・火曜日)



今年(2016年)はパールハーバーアタック75周年になるということもあって、積んどくしていた、白松繁氏の『そのとき、空母はいなかった  検証パールハーバー』 (文藝春秋企画出版部)を読んだ。アメリカの公文書館にも足を運び、さまざまなアメリカ側の暗号解読電などを分析し、 『真珠湾の真実 ルーズベルト欺瞞の日々』 (文藝春秋)の著者、ロバート・スティネットとも面談している。白松氏の立場は、ルーズベルトは真珠湾奇襲を知っていたとの立場。なぜならば…と。ううむ、なるほど、そうかもしれない……と読了。

この論争に関しては、さまざまな立場からの論者の本が多々刊行されている。訳書だけでもいろいろとある。一方の立場の本を読むと、なるほどと思い、反対の立場の本を読むと、これまたなるほど、そうかもね?と思うのが、僕のような素人。

 白松氏によると、1941年11月25日夜のチャーチルからルーズベルト宛の電報などが、なぜか公開されないまま経緯しているという。これが、実は、日本が真珠湾を攻撃しようとしているといった連絡電であった可能性が高いと指摘している。その電報を受けてから、突如として、開戦を延ばせるための宥和的対日案を下ろして、強硬な事実上の最後通牒ともいうべきハルノートが提案されたからだとのこと。ううむ…。そうか。

その電報に関しては、ジェイムズ・ラスブリッジャー&エリック・ネイヴの『真珠湾の裏切り チャーチルはいかにしてルーズヴェルトを第二次世界大戦に誘い込んだか』 (文藝春秋)でも触れていなかったか?  スーザン・イーリア・マクニールの新作(小説) 『ファーストレディの秘密のゲスト』 (創元推理文庫) では、そのあたりも描写されているだろうか?(すでに読んだ過去の四作では、何か触れていたか? もう記憶がない?)。

ともあれ、その電報がどういう内容か公開すれば、永年の陰謀論云々の疑問も解消するのでは? 75年間、公開禁止とのことだったが、ならば、75年目になるこの2016年11月25日あたりに解禁され、産経の岡部伸氏(ロンドン特派員)が、「やはりルーズベルトは真珠湾奇襲を知っていた」「チャーチル電,秘密解除されて全貌明らかに」なんてスクープ記事を書くことになるのではないか? ということは、時差の関係やらいろいろとあるだろうが、とりあえずは、2016・11・26の産経一面に注目せよ、ということになるのかな? それとも官僚主義的に英国政府は、さらに延期、自動延長ということで、公開禁止を延期することになっているのかもしれない。だとしたら、ますます胡散臭い?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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