古本虫がさまよう 軍事
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「いきなりステーキ」ならぬ「いきなりカイサン」で、さて日本の明日はどうなるのやら? あの「面従腹背」の次官は北朝鮮なら「即処刑」?
(2017・9・18・月曜日・祝日)






昨日(日曜日)の朝は、午前4時起床で、まずは「書類整理」を開始。家人が昼前に東京を出て金沢に行く予定があり、さて台風はどうなっているかなと、朝6時のNHKのテレビニュースを見たら、冒頭いきなり、安倍首相が解散を決意、公明党委員長に伝えた云々とやっていた。 「いきなりカイサン」かと聞いて、ふと、 「いきなりステーキ」が一部の肉(リブロース)の単価を7・3円から6・8円に今月一杯値下げしていたなとの雑感が浮かんだが、それはさておき、朝6時の時点ではヤフーのニュースのラインにもそんなものはなかったかと。おやおやと、あとで産経新聞を見ると、具体的な日時まで明記しての解散云々の記事がトップ(首相衆院解散を決断」「10月29日投開票有力」…)。他紙はここまで具体的な日時は書かない上で、解散を決意か…といったあやふやな書き出し…。さては、産経のスクープだったのか?

ともあれ、「書類整理」をしつつ、正午すぎに一区切り終えて、ちょっと仕事場へ。ごそごそと。家人も昼前に北陸新幹線で金沢へ。一泊の予定だが、帰りに「北國新聞」を買ってきてくれ…と頼んだ。この前、古女房が沖縄に出かけた時、買ったか、ホテルに無料で配布されたかの地元の沖縄の新聞を持ち帰ってきてくれたことがあったかと。沖縄の二紙は左派、北國新聞は右派と聞いているが、さてどんなものかと知りたく候(日下公人氏責任編集の『誰も書かなかった「反日」地方紙の正体』産経新聞出版を参照)。

ともあれ、小川和久氏の『日米同盟のリアリズム』 (文春新書)を読了。

内容紹介→中国・北朝鮮は怯えている。 日本人だけが知らない 世界最強の「戦争力」の真実!
北朝鮮は核開発と弾道ミサイルの開発を続け、日本を標的にすると公言してはばからない。中国は海洋進出への野望をむき出しにし、東シナ海と尖閣諸島周辺での示威活動がニュースにならない日はないほどだ。そんな中、アメリカのトランプ大統領は在日米軍の撤退をチラつかせている。はたして私たち日本人は安全でいられるのか?
結論からいえば、日米同盟は中国・北朝鮮に対して、きわめて有効に抑止力として機能している。たとえば中国・北朝鮮の潜水艦は、すべて日米に行動を捕捉され、ニックネームまでつけられている。隠密行動が最大の強みである潜水艦がこの有り様では、日米の手のひらの上で遊ばされているようなものだ。中国・北朝鮮は日米同盟の強力な軍事力に怯えているからこそ、表向きの粗暴さとは裏腹に、実際の行動はおとなしい。
また、日米同盟はアメリカにとって死活的利益である。日本列島は地球の半分(西半球)でのアメリカの軍事力を支える「戦略的根拠地」として機能している。在日米軍基地は、出撃機能、インテリジェンス機能、ロジスティクス機能のどれをとっても米本土なみの戦略拠点であり、日本の基地負担は金額・割合とも世界ダントツである。
もし日米同盟が解消されれば、アメリカは太平洋から中東に至る地域での覇権を喪失する。日本を失ったアメリカの言うことなど、ロシアや中国どころか北朝鮮も聞かなくなり、アメリカは世界のリーダーの座から即刻転落するだろう。そんなアメリカが、日米同盟をみずから手放すわけがない。
本書は、日米同盟という世界最強の軍事力が、いかに中国・北朝鮮を抑え込んでいるかを具体的に解き明かす。
また、中国が日米同盟に仕掛けている現代版「孫子の兵法」ともいえる「三戦」、「A2/AD」の思考も詳しく紹介。著者ならではの最新データも盛りだくさん。



内容紹介にもあるように、とりわけ、本書の前半部分には、なるほどと頷きながら一読していった次第。非核三原則の「持ち込ませず」を撤廃して、持込みを認めよというのも正論だろう。「核兵器を守るには高度の通常戦力が必要で、決して安上がりにはならない」との指摘も。

「日本が日米同盟を解消すれば、米国は『地球の半分』の範囲で軍事力を支える能力の80%ほどを喪失し、回復しないと考えられる。日本を失った米国の言うことなど、ロシア、中国だけでなく、北朝鮮までもが聞かなくなり、米国は世界のリーダーの座から滑り落ちる可能性が高い」とのこと。ううむ…。まぁ、アメリカがそれでももういいよ、という可能性もゼロではあるまいが…。

中国の軍人も意外と臆病なというか慎重なところもあるとか……。まぁ、こういう軍事問題は、それぞれ一家言のある専門家が、それぞれ異なる主張を展開することが多い。いろんな考えの人の本を読んで、ふむふむと思ったり、はてそうか?と思ったり、いろいろと試行錯誤を経ながら思案するしかあるまい。

それにしても、おやっと思ったのが、北朝鮮の粛清事情。
大同江付近に建設中の「科学技術殿堂」の屋根の形をドーム形に設計したあと、金第一書記に花の形を変えるよう指示され、施行が難しく工期も延びると意見を述べた国家計画委員会副委員長(次官級)や、山林緑化政策に不満をもらしたとされる次官級の幹部は「処刑された」という。

安倍首相と違って、あのワンマン独裁者は短気のようだ。肉親の金正男にしても、中共が担ぎだすかもしれないと恐れ、暗殺を指示。いわんや、「部下」の首など、アマゾンのワンクリック注文のように、ただ一言、「消せ!」の指示をするだけなのだろう。

自由な国の文科省の、あの「次官」サンも、日本で官僚になって良かったねと。偉そうに(バカそうに?) 「面従腹背」がモットーだなんて言っていたら、即機関銃で処刑されていたことだろう。

ともあれ、中国空母やら潜水艦などの動きを把握するためにも、日本の軍備もそれなりに補強していくことが必要なのはいうまでもない。「中国の潜水艦はすべて日米に捕捉されている」とのこと。これも戦闘爆撃機も空母も持てずに、ただひたすら哨戒機のみ、沢山日本が持っているからこそなのだが。まぁ、自分のためにも同盟国のためにもなっているようだから、文句は言えまいが…。それもまた「麗しき」「持ちつ凭れつつ」の「日米同盟のリアリズム」なのだろう。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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敗戦の日、百田尚樹さんの『戦争と平和』と、NHKスペシャル『戦慄のインパール』に深い感銘を受けた
(2017・8・15・火曜日)



敗戦の日(8・15)は、去年までは「休日」のことが多かったと記憶しているが、本年は仕事。
夜明け前から「書類整理」。
通勤電車は今日もまだいつもよりは空いていた。

車中、百田尚樹氏の『戦争と平和』 (新潮新書)を読み始めた。日本軍の兵站軽視の戦争観や、その武器生産や戦略的発想の長所と短所についての分析について、ふむふむなるほどと 。
いつもよりは早めに帰宅。百頁まで読み終えた百田さんの本の続きに取りかかろうと思ったが、ふと、NHKの夜7時半からの番組『NHKスペシャル・戦慄のインパール 最も無謀な作戦はなぜ』を見てしまった。以下の記述は、番組のビデオを録ってもおらず、特に精密なメモを取ったわけでもなく、記憶に基づいて記しているので、細かい固有名詞などに関して、若干の聞き間違いなどがあるかもしれない…。ご容赦のほどを。

(内容紹介)→相手の戦力や兵站を軽視した無謀な戦いで甚大な死傷者を出し、旧日本軍の体質を象徴的に示したとされる「インパール作戦」。「援蒋ルート」の遮断を主目的とし、ミャンマー(当時ビルマ)からイギリス軍の拠点があったインド北東部のインパールの攻略を目指した日本軍は、この作戦で歴史的敗北を喫した。餓死・戦病死した日本兵の死屍累々が並んだ道が「白骨街道」と呼ばれるほど凄惨な戦いの実態はどのようなものだったのか。これまでインドとミャンマーの国境地帯は戦後長く未踏の地だったが、今回、両政府との長年の交渉の末に現地取材が可能となった。さらに、新たに見つかった一次資料や作戦を指揮した将官の肉声テープなどから「陸軍史上最悪」とされる作戦の全貌が浮かび上がってきた。数々のスクープ映像と新資料、証言からなる「インパール作戦」の全記録は、決して忘却してはならない悲劇の記憶を、未来へと継承していく。

「無謀な…」というのはいささか単細胞的に使われることが少なくないが、インパールに関しては、そう形容をされるのは無理もない…。子供のころ読んだ太平洋戦争史に関して、「開戦百日の栄光」等々の部分はよく読んだが、インパールあたりは…。ちょっと読む気には子供心にもなれなかったが、戦争の悲惨さに関しては、そういうのも直視する必要はあろう。

百田さんの本にも、ちょうどインパールのことが出てきた。

「日本軍の一番の問題は、上に立つ高級士官たちが、失敗しても厳しく責任を問われることがなかったことです」「多数の餓死者を出したインパール作戦の責任者の一人は、牟田口廉也陸軍中将でした。そもそも作戦そのものが無謀極まりないものでした。多くの部下が反対しましたが、牟田口は彼らを更迭してまでこの作戦に固執し、むざむざと多くの兵士の命を失いました。もちろん作戦は大失敗です。しかし彼はまったくその責任を取らされませんでした。司令官こそ罷免、予備役に編入されたものの、その後は陸軍予科士官学校長をつとめています」

NHK番組は、この百田さんが指摘している過程を詳しく見事に描ききっていた。敵ながら天晴れだった?

しかし、これは、あの「台湾番組」を捏造した「NHK」が作った番組だぞ、戦後70年を経ても、いまだに未成年の少年を、インパール並みの猛暑炎天下の甲子園で体力鍛練大会を無理やり強行し、その映像を恥ずかしげもなく全国に朝から晩まで完全中継で垂れ流している非人道的輩たちが作った番組だぞ、どこに作為や捏造があるかわかったものじゃないぞと眉に唾しつつも、よくできた作品だった(と思った)。

とにもかくにも「生き証人」の存在故の説得力があった。牟田口の孫による当時の資料の提供や、牟田口本人は故人であれ、テープの肉声による証言もあった。

それ以上に、インパール作戦に実際に参加した日本兵、当時、その闘いを見守ったりした現地のビルマ人、インド人。そして日本兵と戦った英国人なども、皆が認知症にもならずに登場し具体的な証言をする。
なかには100歳という生き証人も。
それ以外も90歳前後の人たち。とりわけ牟田口司令官の側近だった斎藤という、当時23歳の若き軍人が、戦時中にリアルタイムで書き残していた詳細な戦闘日報がしばしば紹介(朗読)される。その内容たるや、牟田口司令官の「無駄口」というか、部下の日本兵を虫けら扱いするかのような放言の数々…(日本兵が5000名も死ねばインパールを手に入れられる…云々)…が記録されているのだ。
いやぁ、これは正真正銘の「一次史料」。比較するとしたら、これまたビルマ界隈で、「慰安婦」の管理をしていた男の手記みたいなものだ→「日本軍慰安所管理人の日記」こと、 『ビルマ・シンガポールの従軍慰安所』。

ともあれ、軍隊は所詮、非情そのものよと思わないでもないが、その23歳の軍人が、なんとまだ存命で車椅子にのって出てくるのだ。そして、消え入りそうな声で一言、日本軍批判を語るシーンは、いやぁ、ちょっとした夏のホラー映画もびっくりのラストシーンだった。 96歳ですよ!!

23歳当時の軍服姿の写真は、テレビ画面で何度もクローズアップされていただけに、96歳という超高齢の姿恰好は、同一人物と思えないほどの変貌ではあるが……(もしかして、これは斎藤さんとは全くの別人、別老人だったりしたら、さすが「捏造のNHK」となる? まさか? いやいやネバーセイネバー?)。

兵站を無視し、雨季の前に三週間でインパールを攻略できると信じて作戦を命令した牟田口さんのような人は「空想的軍国主義者」。兵器を持たなければ、日本に侵攻する国はないと信じ込む人は「空想的平和主義者(平和運動屋)」。どっちにも「ノー」と言える真の意味での「理性」「知性」を養いたいものだ。

そういえば、番組では、インパール作戦、順調なりと朝日や毎日の記者に語って、それを真に受けたというか作為的に報じていた滑稽さを証言する人もいたかと。反戦平和デモ運動も主催者発表を参加人員数からはじまってそのまま報じる新聞も未だにあるようで。大本営発表、主催者発表、どちらも要注意? 企業広報部発表も官庁発表も…。

それはさておき、敗戦の日、楽天は敗戦し、ホークスは快勝し、首位奪還。ガダルカナル奪還はならずとも……。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!


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『安全保障は感情で動く』ということは、『戦争は感情で起こる』ということでもあり、従って、人間社会では、『戦争は無くならない』から『戦争にチャンスを与えよ』ということにもなるのだろうか
(2017・5・19・金曜日)







潮匡人氏の『安全保障は感情で動く』 (文春新書)を読んだ。

内容紹介→近年、国際政治を読み解くツールとして地政学が脚光を浴びてきた。土地という、変更の効かない要素を軸にした地政学は、たしかに百年単位の国家戦略を考えるうえで、重要な視点である。
しかし、地政学だけで現実の国際政治を予測し、対応することは可能なのだろうか。
とくに戦争は、地政学的、言い換えれば客観的な要素だけで起きるのではない。
独裁国家であるなら独裁者の信念(もしくは誤信)、民主国家であるならば大衆の気分によって、戦闘の火蓋が切られることが多いのは、歴史が証明している。
朝鮮戦争では、南進してもアメリカは参戦してこないという金日成の誤信から始まった。外国の例を持ち出さなくても、大東亜戦争は、客観的には敗戦必至の戦争であったにもかかわらず、国民の強い声に押されて始められた。
よって、安全保障は客観性だけでなく、指導者や国民の感情といった主観的な要素が、もっとも大きなファクターになるのである。
北朝鮮が、国際情勢を無視してミサイル実験を繰り返すのも、金正恩の主観に分け入らなければ理解することはできない。そして、大方の予想(これも客観的予測)を裏切って当選したトランプ米大統領の主観も、今後の世界の安全保障を大きく左右する。
元自衛官にして安全保障の論客である筆者が長年温めてきた戦略論の決定版!


真面目なマトモな「高度な国防論」。一般大学から自衛隊に入った履歴もあり、国防問題の専門家であると同時に、日本人では珍しいキリスト教徒(プロテスタント)でもあり、「人間感情」に関する蘊蓄も含めて、トランプ政権以降の国際情勢を分析しており、いろいろと参考になるところが多かった。
結語に、 「原罪」という言葉も出てくるし、松原正氏の『戦争は無くならない』 (圭書房)の言葉が引用されている。松原正…かぁ。懐かしいね。この前亡くなったが。地震も戦争も無くならない…か。平和が「百年」続くということはないだろう。

憲法9条があれば平和が守られるなんてノーテンキなことを言っている人が日本では少なくない。しかし、そんな人が、北朝鮮や中国に出かけて、「あなたの国もこの条文を憲法に入れなさい」なんて進言する人はいないようだ。ルトワックの『戦争にチャンスを与えよ』 (文春新書)もこの前紹介したばかりだが…。

「いま流行りの地政学は重大なポイントを見落としている」「感情的、主観的な要因も国際政治や安全保障を動かす。現に、動かしている。”感情の罠”というリスクを忘れてはならない。いまや、世界と日本は、新しい形態のハイブリッドな第三次世界大戦に直面しているのだから」と。

ミサイル時代、かつての朝鮮戦争やベトナム戦争の時と違って、日本も戦場になる可能性は高い。原発にミサイルが一つ到達するだけでどうなるかを想像することも肝要。いろいろと考えさせられるシリアスな本であった。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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ルトワックさんの言うように「まあ大丈夫だろう」という対北戦略は破綻ずみ 「やよい軒」と「弥生軒」の唐揚げの大きさの違いは、戦略的経営方針の違いか?
(2017・4・30・日曜日)






連休初日(昨日・土曜日・4・29)は、日中はまずまずの天気(夕方以降、ところによって雷雨)。

神田古書会館では、鈴木安蔵氏・大岡昇平・永井潔・嬉野満州雄ほかの『日独伊防共協定前後 歴史の証言』 (新日本新書)を200円(税込み)で購入。

金曜日の東京新聞の朝刊だったか、共謀罪反対の集会で田原総一朗氏や小林よしのり氏などがしゃべったコメントが紹介されていたが、相変わらず「北朝鮮みたいな社会にしてはいけない」といった指摘は紙面を見る限りなかった。進歩的文化人の類は、木口小平さんみたいに、 「死んでも北朝鮮の悪口は言わない」のかもしれないけど、小林さんは持論だから言ったのでは? でも、記者が割愛した? フルテキスト(画面)を見てみたいものだが…。日本のどこかで、原発を襲撃しようと「共謀」している集団もあるかもしれないというのに…。

ということもあって、所詮はコミュニストや容共リベラル側の一方的恨みばかりだろうが、それも史実の一面ではあろうかと思い、『日独伊防共協定前後 歴史の証言』を手にした次第。

そのあと、高円寺古書会館へ。特に買いたい本はなく、三島自決後の平凡パンチを一冊200円(税込み)で購入。当時は記事中の写真なども写りが悪い。活字も小さいが…。雑誌はやはり時代の側面をうかがわせてくれる。

某駅近くの「やよい軒」でいつもの「しょうが焼き定食」(630円)。唐揚げ無料クーポンを使用。しかし、クーポンの唐揚げは、もしかしてクーポン客用の「別売り」(別造り?)なのか、やけに小さくなった感じがする。この唐揚げでは、我孫子の駅ホームの「弥生軒」の唐揚げソバの唐揚げ一個よりも小さいというしかない? 弥生軒の唐揚げ一個は、やよい軒のクーポンの唐揚げ二個よりも大きいね。我孫子の弥生軒の唐揚げソバを口直しに食べたくなった……。

それにしても、やよい軒、全席店内禁煙で、最近は出入り口にあった灰皿もみかけなくなり、座席の照明は明るいし、ご飯もお替わり自由で、静かなジャズが流れて言うことなし…。
だが、漬け物を取る用具が小型で取りにくい。大体、中身全部食べるのでもう少し太いスプーンが? あとご飯も二度も三度もお替わりするのが面倒だから(昨日は三杯)、注文時に「大盛り」と頼めるようにして、その客にはお茶碗も大きめのモノを出してほしい。
あと、クーポンのついたチラシがなぜ1日の新聞に入らないのか? 今回もたしか入っていたのは4月10日ごろ。クーポンも4月1日から4月29日まで有効になっているが、どうして末日の4月30日まで有効にしないのか? いろいろと経営戦略に疑問があるが、ともあれ、安くて美味くて禁煙で、数少ない安心して食事できる店だ。潰れずに頑張って欲しい。マクドナルドなんか潰れても哀しくもなんともないが…。

それはさておき、車中、エドワード・ルトワックの『戦争にチャンスを与えよ』 (文春新書) を読んだ。前著 『中国4・0』 (文春新書)をも紹介ずみ。

内容紹介→ベストセラー『中国4.0』の著者、待望の最新作! 国連・NGO・他国の介入が戦争を長引かせるのだ!――本当の戦争を知る大人の戦略論
著者のルトワック氏は、ローマ帝国の戦略に関する論文で博士号を取得するなど、古今東西の歴史に関する博識を有する一方で、実際の戦場も経験し、安全保障に関して各国のアドバイザーとして活躍している異色の人物です。「歴史」も「理論」も「実践」も知り尽くした「最強の戦略家」です。
旧ユーゴ内戦、ルワンダ内戦、シリア内戦といった紛争において、実は「良心」や「正義感」や「人道的配慮」にもとづく国連やNGOや他国による中途半端な「介入」が、「戦争」を終わらせるのではなく、「戦争」を長引かせている――ルトワック氏はこう断言します。だからといって「戦争」を奨励しているわけではありません。「戦争」を無理に「停戦」させても、「戦争の火種を凍結する」だけだという事実を指摘しているだけなのです。「本当の平和は、戦争の当事者自身が戦争を倦むほど、徹底的に戦った後でなければ訪れない」と。
「難民支援が難民を永続化させる」「国際組織やNGOは紛争をビジネスにしている」「軍事力ではなく同盟関係がすべてを制す」など、本書は私たちが見誤りがちな「戦争」と「平和」の見方を正してくれます。また、「平和のためにこそ尖閣に武装人員を常駐させろ」「日本の「あいまいさ」が中国の誤解を生む」「北朝鮮の核・ミサイル能力を侮るな」「日本が国連常任理事国になる秘策」といった日本に対する具体的な提言も満載です。現代の「戦争」と「平和」を考える際の必読書です。


来日するたびに安倍首相と懇談しているとのことだが、 「人間というのは、平時にあると、その状態がいつまでも続くと勘違いをする。これは無理もないことだが、だからこそ、戦争が発生する。なぜなら、彼らは、降伏もせず、敵を買収もせず、友好国への援助もせず、先制攻撃で敵の攻撃力を奪うこともしなかったからである。つまり、何もしなかったから戦争が起きたのだ。いま北朝鮮に関して生じているのは、まさにこのような状況だ」と指摘している。もっとも、この口述は2016年10月のこと。それ以降、トランプ政権が発足して、ちょっとアメリカの対北朝鮮政策も変化はしている。「友好国(日本や韓国)への援助」はしているから?

ルトワックは金正恩のヘアスタイルはみっともないが、北の軍事関連の技術力は侮れないとしている。また、現代社会が、 「男は戦いを好み、女は戦士を好む」といった法則が廃れつつあることに警鐘を鳴らしている。とりわけ欧州ではその傾向が強く、辛うじて英国には、その法則が残っていると…。また、イスラエルは、その法則を強く保持しているとのこと。アメリカにもまだある…と。

ううむ、その点、日本は? その法則はいささか衰退著しいのでは。逆に北朝鮮にはその法則がまだある? 少なくとも平壌「市民」の「声」を聞く限りは?

僕も高校時代から耳にしている「平和が欲しければ戦争に備えよ」という格言もしばしば引用もされているが、それは正論。
そのほか、日本が国連常任理事国入りするための「ジキルとハイド」的策略のすすめなど参考になる。ううむ、そういう手があったか…。
それにしても、ルトワックさん、70代半ばにして,頭脳のみならず、下半身も逞しいようだ? 伊東の温泉宿で何かあったのでは? 自分のアイデアで常任理事国入りしたら、「伊東の、私の大好きなあの温泉旅館の庭に、私の銅像を建てて欲しい」が本書の結語(末語)なのだから。その銅像って、単なる上半身像ではなく、ギリシアのダビデ像みたいな、全身オールヌードで下腹部モリモリの銅像を希望されているのでは?

ともあれ、北朝鮮のミサイルの命中精度はイマイチかもしれないが、万が一東京に発射されたのなら、せめて、北朝鮮のテロや拉致をありえないなんて報じていた某新聞社や某出版社にピンポイントで日曜日なんかに命中するならまだ「よかった」といえるかもしれないが……。無理だろうなぁ。いやいや、ネバーセイネバー?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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「張り子のトラ」なのは、習近平かトランプか? それとも プーチンか、安倍首相か?
(2017・4・1・土曜日)




宮崎正弘氏&石平氏の『いよいよトランプが習近平を退治する!』 (WAC BUNKO・ワック)を読んだ。

タイトルどうりの本。主眼は中国の内政と米国の対中政策。
「ビッグブラザー」習近平に対抗する、もう一人の「ビッグブラザー」王岐山という悪い奴(?)がいるみたいで、この男と習近平の路線闘争が秋の党大会のミモノとのこと。ううむ、なるほど…。それにしても、選挙で選ばれるわけでもないのに、党大会での権力闘争によって、その勝者が国政を牛耳り、経済統計など、いささかうさん臭い細工をする現状が二人の対談によって解剖されている。

ここを認識するだけでも、トランプがビッグブラザーだの、1984的情報操作をしているとして、ことさら危険視するのは変な感じがする。フェイクニュースを許すななんて言っている昔ながらのマスコミこそが、フェイク新聞ではないか。朝日新聞にしても、二つの「吉田誤報事件」を見れば、今日でも存立しているのが不可思議なぐらいだろう。天に唾するのもほどほどにすべきでは?

ともあれ、トランプが習近平を退治するといっても、我々が、夏のゴキブリや蚊を見つけて、殺虫剤で一気に退治する…というわけにはいくまい。

トランプやその側近が、中共をどう見ているか…。普遍的な価値観を共有しなくとも、現実的なアメリカの国益を追求する上で、この国をどう扱うか。経済のみならず国防の観点から、北朝鮮などとの処遇をめぐって、中共やロシアの手を借りるのか、借りたらそのお返しはどうするのか? その「お返し」が日本の国益を侵害することがないか。
日本は「お返し」ができるのか。北朝鮮をアメリカが再び「テロ支援国家」であると認定するための工作をしているのか? いろいろと気になるところだ。

ニクソンが、いくら対ソ戦略のためとはいえ、キッシンジャーを使った忍者外交で、人権無視の人殺し独裁者毛沢東にすり寄り、そのパワーを借りたりした史実を忘れてはなるまい。トランプも反中になったり親日になったり、半中になったり親中になったりと゛めまぐるしく「変身」しながらアメリカの国益追求の外交を展開することだろう。

もっとも、その観点からは、中共を倒すために、ロシアと手を結び、ウクライナぐらい、いいじゃないか…という姿勢をトランプが示したとしたら、それは、日本にとっては悪くないかもしれない(でも、北方領土返還は夢のまた夢となりしか)。
それでもさらに尖閣を取られるよりはマシと思って、ロシアと手を結ぶことも必要になるのかもしれない。が…。僕は、習近平よりはプーチンがまだマシと思うが……。東京新聞と朝日新聞、どっちを購読するかといえば、まだ朝日か…。まだ読むところが朝日のほうがある…。プーチンとて選挙で当選しているから……。その程度の、より悪の少ないほう、日本の国益にとってどっちがましか…程度の不毛の選択でしかないが?

二人の対談を読む限り、中共経済は「張り子の虎」みたいなもの。まぁ、ナントカ自由世界はいい方向に向かう可能性がありそうだ。期待したいもの。
ただ、油断すると、「張り子の虎」なのは、 「張り子のトラ」ンプ政権になるかもしれない。世の中、常にネバーセイネバー。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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