古本虫がさまよう エロス
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古本市に行けない悲しみの雨の土曜日はのんびりエロス読書?
(2017・11・19・日曜日)




昨日(土曜日)は、神田も高円寺も五反田もいずれも古書会館での古本市がない。ううむ…。早稲田大学の青空古本祭りがやっていて最終日…。あそこは青空古本市とはいえ、神田の青空古本祭りと違って「テント」が頑丈だから、雨天決行だが…。正午前には東京周辺は雨も降り出した…。ということで、土曜日としては年に数回あるかないかだが、古本市(古本屋)には出かけず……。

古女房は朝から週末ギャンブルに出かけ、部屋の片づけやらいろいろと。正確には、昨日読んだわけではないが、読み終えながら、本欄で披露することもなく「積ん置き」のままになっていた本を…。エロス本が多いけど…。


葉月泰太氏の『奥さん、透けてますけど。』 (二見文庫)を読んだ。


(こんな内容)→「ま、まずくないですか? 人妻ですよね? これは夢か、幻か? そんな女性が、目の前にいたら……優弥は安アパートで一人暮らしをしている。最近、妙な夢を見るようになっていた。 知らない女性にフェラチオされるというものだが、かなりリアルな夢なのに痕跡がないのだった。 そんなある日、霊媒師だと称する妖艶な人妻に声をかけられる。優弥の話を聞き、お祓いが必要かもしれない、と彼の部屋を訪れるが……。

「内容紹介」を見ると、ちょっと幻想小説か架空小説のような雰囲気だが、タイトルだけ見ると、ご近所の奥さんか、下宿の女将さんなどのブララインなどが「透けて」見えて、それにコーフンしたり誘惑されたりしてのラブロマンス…かなと思わせられる。カバー写真も、女性の黒いブラ(スリップ?)が「透けて」見える代物。
ところが、内容紹介にもあるように、ちょっとした幽霊物語風の仕上がりになっている。従って、タイムスリップ小説のように、ありえない設定なのだが、そこは小説。それなりのストーリー展開と、若干の葛藤ありで、幽霊以外にも、いろいろと職場や隣室の女性たちとそこそこ…。わりと楽しく読めるエロス小説でした。

引き続き、櫻木充氏の『濡れた証拠』 (双葉文庫)を。

(こんな内容)→密かに想いを寄せていた、亡き母の面影を宿す生保レディ。成約の見返りに個人的なサービスをしてくれると言うのだが。(「蜜約」)介護福祉士のセフレから聞かされた、資産家の奥様の浮気願望は本当なのだろうか。(「みちびかれて」)他、表題作「濡れた証拠」、書き下ろし作品「嘱託レイプ」を加えた4編を収録した、傑作オリジナル官能作品集。

生保レディの「枕営業」をテーマにした「密約」ならぬ「蜜約」や、義母と家庭教師(男)をその気にさせて、自分も…という高校生の息子の陰謀を描く「濡れた証拠」など、そこそこの「ミステリー」を散りばめた短編集。まずまずの読みごたえはありだが…。

それに比べると、もう少しというか、より「ミステリアス」な作風になっているのが、館淳一氏の『地下室の二人』 (双葉文庫)だ。

(こんな内容)→大学生の鵜沼暁彦は急逝した大山教授の邸宅で蔵書整理中に隠し部屋を発見。遺されていたパソコンには淫猥な動画が保存されており、長手袋にストッキングだけの姿で鞭打たれる姉ナツミとセーラー服で嬲られる妹フユカに暁彦は激しく昂奮する。翌年、社会人となった暁彦は美人上司氷見玲子の指示でとある場所に向かうも、なんとそこはSMホテル。戸惑う暁彦にオーナーのヘルガは"試験"を課す。性愛の巨匠、驚愕の問題作!


下山事件やキャノン機関だの、いささか戦後史の闇的な構図も登場しての被虐的な匂いを漂わせる長編エロス小説といったところ。まずまずでは。ただ、こういう被虐的な世界は個人的にはあまり関心はない。

引き続き、草凪優氏の『良妻恋慕』 (双葉文庫)を読んだ。

(こんな内容)→父親が経営する食品会社傘下の焼肉チェーンを展開する三十歳の青年実業家阿久津義恒は、高校の後輩多和田彩音に恋心を抱いていた。短大卒業後、球場でチアガールをしていた際に見初められ、プロ野球選手の妻となっていた彩音だが、夫の多和田聖一が戦力外通告を受けてしまう。今後に不安を抱え、途方に暮れる彩音に、阿久津はある条件と引き換えに援助を申し出る……。書き下ろし長編性春エロス。

高校生三人男がでっちあげた映画研究会にやってきた「マドンナ」が 彩音。彼女がプロ野球選手と結婚。遠い存在になっていたが…。したがって、「マドンナ」をめぐって四人の男が出てくる。夫は粗暴な性格男として描かれ、かわいそうな「マドンナ」をなんとかしなくては…と、三人の男が思案。そして…といったお話。まずまずのストーリー展開、若干の葛藤などもあり、退屈しないで読める佳作ではあった。


ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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満身創痍の「老人一年生(男)」は『おもいでの夏』をもう感動しながら読むことはできないけど『後妻業』や『息子の嫁』は熟読可能?
(2017・11・7・火曜日)





副島隆彦氏の『老人一年生 老いるとはどういうことか』 (幻冬舎新書)を読んだ。
著者は、僕より少し年上。僕はまだ還暦前だが、副島さんは還暦を少しすぎている(64歳)。還暦の前後から健康だった体にガタがきたそうで、その体験、治療の過程を自省しつつ論じている本。
歯磨きなんか朝一回しかしなかったのは、失敗だったと…。ううむ。痛風も酷い時があったとか。肩や腰の痛みも……。医者の言うことを信じないほうがいいとか、信じればよかったとか、いろいろと。

我が体も…。最近、ちょっと太りぎみだし、肩痛は時々発生。西川のふとんにしてから改善されているが(?)、つい先日も、お茶の水駅の改札を出たとたん、右肩に痛みが……。シップをしても効かないので、病院に出かけたりもした(いまはナントカ小康状態)。腰痛はまだやっていないが…。最近、ほかにもいろいろと。下半身、あそこはまぁ、若い時に比べると…。まだアダルトショップに行けば勃起はするが……。各局テレビのお天気姉さんを見ては、誰でもいいから後妻にきてほしいと画面に毎朝向かって吠えたりはしているが……(NHKのお天気姉さんレベルが手頃で理想?)。一方、妻は、「あんたが死んだら、古本全部処分して、誰か金持ちの後妻になってのんびり暮らすわ」とも。これぞ、異床同夢?

エロス小説を読んでも、あまりときめきはしない。最近も、黒沢淳氏の『隣人狩り』 (フランス書院文庫)を期待して読んだが…。タイトルだとレイプもののように想えるが、まったくそんな内容ではない。

(こんな内容)→熟女らしい濃厚なフェロモンを振りまく雪乃(39)、哀しげな喪服姿が男心をくすぐる未亡人・亜矢子(31)、瑞々しさがあふれんばかりの若叔母・紗耶香(25)。いつも優しく微笑み挨拶してくれる隣家の美女たちの、豊尻を晒し並べ、僕の肉茎で嬲りたい、冒したい!豪介が抱く「隣人狩り」の欲望が、ついに弾ける瞬間が!

ううむ……。若干複雑な血縁関係をもとにした「葛藤」もあるものの…。主人公(少年)に感情移入できなくなった我が身がいけないのか?
若い時なら、 『兄嫁は二十八歳』 (フランス書院文庫)とか、 『若未亡人』 (フランス書院文庫)や『おもいでの夏』 (角川文庫)などに出てくる少年たちに我が身を重ねるなんてことも可能だったが?
これからは、もうそんな小説を読んでも…。
橘真司氏の『叔父に抱かれて』 (二見文庫)や、霧原一輝氏の『息子の嫁の艶姿』 『息子の嫁』 (二見文庫)、 『嫁の手ほどき』 (竹書房ラブロマン文庫)などにニヤニヤとするようになるのだろうか。

だが、長男の僕には「兄嫁」はいなかったし、いまのところ「息子の嫁」もいない。いるのは太りぎみの古女房だけ……。これでは想像力も…。

そういえば、本日(2017・11・7)は、黒川博行氏の『後妻業』 (文春文庫)を、リアルに実践したかのような印象を与えた、あの裁判の判決日ではないか。「少年の味方・女教師」ならぬ「老人男の敵・後妻業の女被告」に死刑判決が下るのであろうか?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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やはり「安倍叩き」は若宮啓文論説主幹時代から朝日の社是? 「買春セックスで生きていく男たち」には鉄槌を?
(2017・11・2・木曜日)





小川榮太郎氏の『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』 (飛鳥新社)を読んだ。

以前、小川氏の『約束の日 安倍晋三試論』 (幻冬舎)の中に、この前亡くなった政治評論家の三宅久之氏と、朝日新聞主筆の若宮啓文氏との間で次のような趣旨のやりとりがあったことを本欄で紹介したことがある。
 三宅さんが、朝日は安倍というといたずらに叩(たた)くけど、いいところはきちんと認めるような報道はできないものなのかと聞いたら、若宮さんが、できません、社是だからですと答えたそうな。

小川さんの今回の新著にも、このときの経緯、そのやりとりを記した旧著を刊行したあとのエピソード(朝日側からの抗議あり)なども記されているが、やはり、その「社是」は、若宮さんが退社し死去したあとも「不変」のようだ。その証拠が、ささいな問題でしかない、「モリ・カケ」問題を、針小棒大に大スキャンダルかのように報じているからだと、小川氏は見ている。
三宅さんと若宮さんとの間で、そんな安倍さんに対する会話があったかなかったかについては、二人とも「故人」となり、「会話テープ」があるわけでもないのだろうが、朝日の報道ぶりを見る限り、やはり社是があるのではと疑うしかあるまい?

その若宮さんだが、書いた本は2~3冊読んで、あとは積んどくしたりしていた。BSフジで、櫻井よしこ さんと論戦しているのを見た時に「謦咳」に接したぐらいだが、書いていることに関しては、まぁ、なんとも言えない人。グループ1984年の『日本の自殺』(文春新書)を評価したり、金正恩に「期待」してみせたり…自社の慰安婦報道を「勇み足」だったとちょっと反省したり…。まぁ、朝日新聞の中にあっては、まだマシな人ではあったのだろうが…。

たまたま、李相哲氏編の『日中韓メディアの衝突 新聞・テレビ報道とネットがつなぐ三国関係』 (ミネルヴァ書房)を拾い読みしていたら、その中で、李さんが若宮さんとの思い出を綴っているエッセイがあった。若宮さんが李さんの勤務する大学(龍谷大学)で客員教授になってもらう交渉をしたのが、二人が知り合うきっかけになったとのこと。

亡くなる直前、李さんとのメールでのやりとりで、若宮さんが、ウィキペディアの記述に関して、産経加藤さん逮捕云々に関して、韓国を批判した上で、「根拠薄弱な噂話」を書かれた朴大統領に同情しているのに、批判したところを割愛されているのに憤慨もしていたそうな。
でも、この人、どちらかというと、「イエス・バット」式の書き方をする人で、ホンネは「バット」のほうに力点を置いているので、まぁ…と思うのだが。

若宮さんが出した2011年の年賀状が全文引用されている。余白に肉筆で一言書き添える人だったそうな。なるほどねぇ。 『金正日秘録』 (産経新聞出版)や『金正日と金正恩の正体』 (文春新書)の著者の李さんがこんな風に偲ぶ文章を書いているのだから、若宮さんて、悪い人であったにせよ、そんなに悪い人ではなかったのかもしれないと思ったりもした次第?

それはさておき、モリ問題が言われだしたのは、たしか今年の5月中旬以降だったか。ちょうどそのとき、仕事が超多忙で、かつ、自宅での朝日購読を止めていたこともあり(職場で読んでいたにせよ)、初期の報道がリアルタイムであまり頭に残っていなかった。そのあと、カケ報道も、火付け役が朝日だったということもあって、ちょっと内容掌握に乗り遅れた感がなきにしもあらずであった。
だから、小川氏の本は、事の経緯を再確認する上でも大変役立つ本だ。

そもそもモリカケ問題はそんなに重要な問題(?)ともあまり思えず、とりわけカケ報道に関しては、「告発者」の元文科次官のほうがうさん臭く思え、読売新聞が火を点けた感のある、彼の「下半身スキャンダル」を週刊誌がもっと追及していれば複眼的になれていいのにとの思いがあった。

ところが、小川氏も指摘しているが、あの政治家や芸能人など各界有名人の下半身スキャンダルに関して容赦のない報道をしている週刊文春でさえが、 「今回の加計問題では、安倍叩きの急先鋒を朝日と競い合うまでに至った」こともあり、元次官の下半身問題に関しては「聖人伝説」を伝えるレベルにとどまったという。週刊文春の記事は読んだ記憶があるが、次官とは清らかな関係だったという女性の証言が際立っていたかと。
「前川を善人に見せてゆく細部描写が余りにも出来すぎている」との小川氏の指摘に、たしかにそういえば、そんな筆致だったなぁと…(記憶が薄れているが…)。

小川氏は、さらに朝日とは異なり、 「保守の牙城」というべき文春ジャーナリズムを率いる現社長が、安倍政権を「極右の塊」とあるパーティで批判した事実を指摘し、その「意向を受けてか忖度してかは知らないが」朝日と「共闘するかのように安倍攻撃を波状的に繰り返し、あまつさえ前川を『聖人化』し続けた点」を強く批判している。 「火のないところでさえスキャンダルを煽るのが得意の『週刊文春』が、前川の夜の生活を」「美談で飾ることこそが、何よりも怪しい」とも。さらに月刊誌の文藝春秋も元次官の手記などを掲載し、ヨイショするかのような誌面を作っていると。

とはいえ、昨日触れた伊藤詩織さんと山口敬之さんとの「論争」同様、なかなか男女の仲はどうだったかはわかりにくいが…。ともあれ、元次官のナイトスポット空間への探訪熱は、普通ではあるまい。

そういえば、酒井あゆみさんの『セックスで生きていく女たち 』 (三交社)は、いつも通りに面白い。

家計を助けるため、借金を減らすためなどの理由で(そうではなくそもそもセックスが好きだから…という人もいるようで?)、デリヘル、ソープ、個人撮影、出会い系バー、ヘルスなどで働き、セックスで生き抜く女性(老若問わず、中には「男」も!)たちの「生の肉声」が紹介されているが、その中に、外務省の高官(大物局長)が、外務省の受付に派遣されていた美女相手に時間とお金をかけて逢瀬(セックス)を楽しんでいく実話があった。
外務省の受付嬢は茶髪はいけないようで(?)、「もうワントーン黒くしてください」と注意もされたそうな。身長164センチのスレンダー美人。それに目をつけた局長から内線電話。食事にさそわれ交際が…。まずは高級料亭で会席料理。食事しただけで4万円も受け取る。そして後日、一晩の交際で10万円とのことで話をつけての本番。
彼女は「黒の勝負下着」を着込んで…(ううむ、髪は黒がいいが、下着はピンクがいい?)。局長というからには50歳前後? 「×××したんですが、もうビンビン」とのこと(×××は本文ではカタカナ三文字)。そして、ゴム無しの外出しでフィニッシュ。
ポケットマネーからだしたのかどうか知らないが、なんと20万(プラスお車代1万円)ももらってしまう。一回切りで、「私には私の立場があるし、あなたにもあなたの立場があるから、よく分かっているね」と言われての、金だけのセックス。

ともあれ、これがポケットマネーでの「買春」行為だとしても、少々尋常ではあるまい?  僕が年間、古本屋(&古本市)で費やす金額より多い? そんな希有な体験をした女性を発掘する酒井さんなら、元次官が相手をした出会い系バーの、週刊文春に登場したのではない、別の女性を発見しうるのではないか。

酒井さんには、是非、元次官と「語り合った」女性を発掘し、どんな風に、どんな姿勢(体位?)で、語り合ったのか明らかにしてほしいものだ。そのときは、週刊文春ではなく、週刊新潮かニューズウィークに垂れこむといいかも?

それにしても、酒井さんの本には、さまざまな人が出てくる。還暦すぎて風俗デビューなんて女性も。若い時には月収百万の人が、いまや…と。時給換算だと、レジ打ちしたほうがいいなんてことも? それでも「セックスで生きていく女(男)たち」が、世の中に少なからずいるわけだ。合法的な仕事といえるかどうかはともかく、人それぞれ。

ともあれ、10・22の総選挙以降、安倍自民党の圧勝を認めたくない朝日などは、いろんな理由をつけて、国民の白紙委任ではない云々との論陣を張っているようだ。
この前も触れたが、投票翌日の天声人語(2017・10・23)など、たしかに酷いものがあった。安倍叩きするなら、もう少し論理的に実証的にすべきだろう。感情論は見苦しい限りだ。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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「偽装転向」(?)の候補者が続々落選(当選?)する総選挙開票速報を見ながら、読了したのは傑作『偽装恋愛』なり
(2017・10・23・月曜日)




昨日(日曜日)は、あまり仕事をする気になれなくて…(休みだから当然?)。恒例の「書類整理」も、まぁ月曜早朝から開始すればいいかと…。「明日できることは今日しない」というのも時には大切な人生訓。

駅弁(空弁)を買いにちょっと出かけた以外は、終日自宅にて過ごす(古女房は恒例の週末ギャンブルに出かけた)。
午後は、「一番柳田」に感激しつつ、ホークスが快勝するのを駅弁(空弁?)をビールと共に食べつつ(日頃はダイエットのために昼食を食べないことが多いのだが、特別にランチを食べることに)、横目で見ながら、森魚名氏の『偽装恋愛 ある痴人の告白』 (彩流社)を読み進めていく。
総選挙の開票も午後8時前後から10時まで見て、ほぼ全容を把握しの早めに就寝。本は読了。なんともいえない私的なエロス回顧録?

『偽装恋愛』という書名だが、そういえば、政治家も保守強硬派かと思いきや、希望に入って、ちょっと反安倍的なことを言い出したり…。安保法制反対は真意に非ずと希望にて宣言したり。「偽装転向」候補者も多々いたようで、当落が気になったが…。

それにしても、「消費税廃止」「PKO法案廃止」を主張する政治家は一人もいないのだろうか? PKO法案も海外派兵のための危険な法律、9条違反だったはずだが? 消費税もそもそも導入そのものに反対だったはず? なのに、いまは「廃止」ではなく「増税に反対?」。ということは消費税5%ならいいのか? そのあたりの「偽装転向」もよく分からない。日本共産党はなぜ、両方とも「廃止」を主張しないのか? いつから「廃止」を言わなくなったのやら? 「反対」も所詮は口先だけ?
ともあれ、『偽装恋愛』を…。


(本はこんな内容)→稀代の編集者がその「女性遍歴」を あますところなく描き尽くす。これは、荷風、谷崎、乱歩、澁澤といった文人たちへのオマージュなのか。 本書はまさに編集者=偏執者による、 偏執者=編集者のための「小説」なのである。純文学志望の著者による初の、妄想エロティック小説。男性・女性遍歴をおもしろ、おかしく纏めている。若き日の著者の思想遍歴の端緒のころも描かれ、怠惰と執着と挫折と希望が綯い交ぜに交錯する、青春の時代の彼方の追憶が見え隠れしている!

いやはや、実姉の下着を弄び親に叱られたり、高校の用務員の女性宅に押しかけたり、美術大学に進学しての叔父叔母宅での「下宿」先での幼なじみ(従姉妹)との遭遇やら、安保闘争やら、ヌードモデルの年上の女性との初体験やら、恋人との「初体験」やら、友人の妻を寝取ったり…さまざまな女性遍歴を、大学や転々とする職場(主婦と生活社や、そのほかの出版社や自治労関係機関等々)での光景を描きつつ、オーバーラップしてゆく…。思想と女性の遍歴…。社会人になってからは四谷住まいが多かったようだが、四谷の古本屋も出てくる。懐かしい?

ともあれ、その下着フェチや、変態的(?)性癖の数々や性的葛藤の描写に、我が身と照らして思い当たるところも「若干」あり。その意味でとても面白く楽しく読める小説だった(?)。傑作といってもいいのではないか? 二十歳のころ、書いた小説を、文藝春秋の純文学系雑誌編集部のロミ山田風の女性編集者や、高橋某氏に手渡したことがあるものの、いまひとつの冷たい反応しかなかったという。苦節ウン十年、この小説なら、直木賞を受賞しても不思議ではない? いや、芥川賞か。

『偽装恋愛』の中身は、フランス書院文庫でいえば、鬼頭龍一氏の『姉と弟』、星野聖氏の『絶対禁忌 妻の友人と…』、絢瀬簾氏の『人妻温泉ホテル[ふたりきり]』、櫻木充氏の『年上の彼女 危険な個人授業』など複数の作品のストーリーが塗り込められているようなものだ。重厚長大だ! そして、そこそこの葛藤付きだから読みごたえもある…。

池田満寿夫氏風のカバー装画や文中の挿絵はてっきり著者自作かと思ったが、そうではなさそう。小松左京やら、さまざまな著名人物も実名で出てくる。女性もそうなのかしら? タレントの関口マリも…。改行がなくて読みにくいのにはちょっと閉口(★マークがかろうじて目休めになってはいるけど)。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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「おっぱい」をねだるのは赤ん坊、「美乳」が欲しいと悶えるのは誰?
(2017・10・21・土曜日)




樋口毅宏氏の『おっぱいがほしい!  男の子育て日記』 (新潮社)を読んだ。

(こんな内容)→子育ては、この世で一番ハードでクリエイティブなワークだ! 無頼のハードボイルド作家である俺なのに、いつのまにか専業主夫になって、妻の生まれ故郷の京都に引っ越している。一体、何故? ――美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ妻を〝満足させ〞つつ、あらゆる家事と育児を「完璧に仕切る」俺のファンキーな毎日。こんな楽しいこと女に独占されてたまるかっ!

要は自宅作業が可能な男性作家が、「イクメン」になった体験記といったところ。ちょっと夜泣きなどをするお子さん(男の子)だったようだ。こればっかりは、夜泣きなどをしない赤ん坊も少なからずいるようで、運というか、遺伝というのか…。夜、ふつうに眠る赤ちゃんだったら、育児もそれほど大変ではなかろうが…。深夜に何度も夜泣きで起こされ、ミルクをあげると、ゲボっと吐いたり。まぁ、読みながら、30年(前後)昔のことを思い出したりもした次第。

『民宿雪国』  (祥伝社)、 『タモリ論』 (新潮新書)など何冊か愛読させていただいていて、「無料貸本屋」と化している図書館への抗議などもやっている著者だが、政治的にはリベラル色強しで、また、弁護士の奥さんがテレビ出演もよくしていて、結構発展的なヤリマン?ということもあり、本当に自分の子供だろうかと不安に思うことも?そんなシモネタなども自虐的ネタとしてしばしば使用してのエッセイ本。

そんなにかわいい子供で、父親におむつの面倒などみてもらっていても、著者も指摘しているように、ママのおっぱいのほうがいいと泣いたりもするし、さらに、色気づいてくると、下半身がムズムズもしてくるだろうし、また、反抗期ともなると、男の子は、親を足蹴にすることもあるだろう。

まぁ、自分自身の子供時代(赤ん坊のころはあまり記憶がない。僕がかすかに覚えているのは、父親と一緒に歯磨きをしているシーン。3歳ごろ?  そのあと、保育園の先生(年上の女性。名前は忘れた)に、僕と結婚してくださいと言っていたこと(4歳~?)ぐらい。当時から(今も?)28歳前後の年上の女性が好きだったようだ? 母親もそんな歳だったと思うけど。

ともあれ、赤ん坊の時は「おっぱいがほしい」と誰しもが思うものだろうが、男の子は大きくなるにつれて、「おっぱい」から「美乳」(巨乳?)がほしいと喚きだすもの。「美乳」というのは「兄嫁」「未亡人」「女教師」「看護婦」などと並んで、この分野では重要なキーワードとなっているようだ(意外なことに「巨乳」はそれほどのキーワードではないようだ)。
例えば…。

鏡龍樹氏の『 義母の美乳』 (フランス書院文庫)は――。

(こんな内容)→洗濯機のブラジャーに顔を埋め酔いしれる聖哉の姿に 晴美の乳房はキュンと疼き、股間では蜜が……。 そんなにママが好き? ママのオッパイが欲しいの? あなたを鎮められるのは、ママの身体しかないのよね? 必死に押しこめてきた、36歳の淫性が、母の責任を建前にしてメラメラと頭をもたげる……。

となっていくのである。男は赤ん坊から成長しながらも「乳房」には、複雑な欲望を抱く生き物なのであろう。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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