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2018'05.29 (Tue)

「アマゾン」と「さわや書店」(&一般書店)--勝つのはどっちか?






「アマゾン」と「さわや書店」(&一般書店)--勝つのはどっちか?
(2018・5・29)







前日のブログでも名前の出た松本大介氏の『本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない』 (筑摩書房)を読んだ。

(こんな内容)→『思考の整理学』、『文庫X』、さわベス…東北、盛岡の地からベストセラーを連発、出版業界屈指のこだわり書店「さわや書店」。熱い情熱と日々の努力、そして激しい危機感、さわや書店で学んだ“本屋”の仕事と日常。その裏側を語り尽くす初の著作

本にまつわる半自叙伝的内容。
某IT企業に就職(内定)したものの、内定辞退して故郷(盛岡)に戻り、さわや書店に就職。そこで名物店長(伊藤清彦氏)に鍛えられて書店員として成長していく。個性的なポップ作りや、感動本をいかにして紹介していったか…。そんな本・本屋にまつわる話やら、週刊誌評など、活字に関するウンチク等々が綴られているエッセイ本。出版社の編集者との交流なども。

「月に20冊~30冊ほどの本を読む。そして、読んだそばからほぼ忘れる」「原稿は休みの日に書くと決めている」

まぁ、僕も似たような環境? 谷沢永一さんも、どこかで読んでは忘れると書いていたから、いわんや…と。

盛岡も20数年前に古本屋行脚の一環として出かけただけ。駅からバスに乗って、川辺にあった古本屋二軒(だったか)を覗いて、それからテクテクと駅まで歩きながら、途中にある古本屋一軒に立ち寄った記憶がかすかにある。その時、さわや書店があったかどうかは知らないが…。

仙台までなら「青春18切符」「北海道&東日本パス」で、各停列車オンリーで往復も可能だが、さすがに盛岡は新幹線でないと日帰り往復は不可能。各停なら、その日のうちに盛岡には到着できるだろうが、古本屋は閉店?

最近は新刊書店で本を購入するというと、ポイントカードを持っているということもあるが、文教堂や丸善かな。三省堂、東京堂書店は古本屋街の真ん中にあるので立ち寄りはするが…。そのあと、御茶の水駅前の丸善や文教堂やアマゾンで購入すること多し?

個人的感慨だが、某書店は、出入口前の青空喫煙所設置で長年苦痛を味わった思い出がまだ消えなくて?

ともあれ、この本で紹介されている「さわや書店」関係者の書店エッセイは紹介ずみ。以下再録。


さわやかな「さわや書店」。本屋と、とんかつ屋とどっちが大切か?
(2017・8・17・木曜日)


長江貴士氏の『書店員X 「常識」に殺されない生き方』 (中公新書ラクレ)を読んだ。

内容紹介→2016年、地方の一書店が仕掛けた「文庫X」なる謎の本が、日本中を席巻した。表紙をオリジナルの手書きカバーで覆い、タイトルと著者名を隠すという前代未聞の試みは、全国650以上の書店を巻き込み、30万部を超えるヒットを記録。マスコミにも大きく取り上げられた。本書では、ヒットに至るまでの道のりとアイデアの秘訣を分析し、それらと著者自身の半生を踏まえた上で、世の中を生き抜く力について語る。

著者は、盛岡の さわや書店の店員。

さわや書店といえば、伊藤清彦氏の『盛岡さわや書店奮戦記』 (論創社)を読んだことがある。

それはさておき、清水潔氏の『殺人犯はそこにいる』 (新潮文庫)という作品に感銘を受けて、この本を売るためのアイデアとして、「文庫X」的手法を編み出したとのこと。その経緯や軌跡を記しつつ、あとは自叙伝的なライフスタイルなどを綴った本。大学中退の体験もあり、いろいろと人生の挫折もあったようだ。ほかの書店でも、この手法を取ったという。買わないと何の本か分からないが、買って読んで損はしないという触れ込みでもあったようだ。

のちに、この本が清水氏のそういう本であったとのお披露目もやったそうだ。そういえば、ついこの前も神田の三省堂で、この「文庫X」が売られていたかと。

特に関心はなかったので、手にはしなかったが……。 「エロス文庫X」と題していたなら、なんだろう、あやしげな本だな?ということで手にはしたかもしれないが…。開けたら、トー・クンの『女教師』だったり? この本はすでに数十万部売れているみたいだから、いまさら…かも?

清水氏の本は『「南京事件」を調査せよ』 (文藝春秋)を読んだことがあり、イマイチの読後感を抱いたことは記憶しているが…。この新潮本は未読。そのうち機会あれば読んではみたくはなった。
巻末に、両者の対談や、お薦めの本なども紹介されている。あいにくと読んでいるものがあまりなかった。ちょっと読書傾向が異なるのかもしれないが…。

いやいや、この書店が、百田尚樹さんの『永遠の〇』 (講談社文庫)にも火をつけるきっかけになったという。そのことは昨日紹介した百田さんの『戦争と平和』 (新潮新書)の第二章「『永遠の〇』は戦争賛美小説か」というところでも詳述していた。

「嬉しかったのは、出版業界で『小さな大書店』と呼ばれることもある岩手県盛岡市のさわや書店が積極的に販売してくれたことです。さわや書店には目利きの書店員が何人かいて、一般には注目されなかった本を大々的に売り出し、全国的なベストセラーにしたことが何度もあるという不思議な書店です。さわや書店では、後の文庫も含めて累計約一万部も売ってくれました。人口約三〇万人の盛岡で、この数字は驚異的です」

南京虐殺を否定する百田さんと、あったとみなす清水氏とは「水と油」であろうが…。

個性ある筆者の書くものには、いろいろと反発もあるのだろうが…。また、作品によっては評価が異なることもありうるだろう。一作、一作、個別に評価を与えていくべき。『永遠の〇』も、宮田昇氏などが高く評価していたそうな。進歩的な人々の間も、この小説をめぐっては、いろいろと評価が異なるようだ。百田さんも指摘しているが、右派系の中にも、批判する人もいたそうな。

ともあれ、一つのアイデアを生み出す背景に、いろいろと努力なり偶然なり運なりさまざまなものがあったことを感得することのできる一冊であった。

ちょっと話題はズレるかもしれないが、 『ポパイ』 (2017年9月号)が「君の街から本屋が消えたら大変だ!」という特集を組んでいた。

著名人の好きな(古)本屋の紹介(又吉直樹さんは「百年」、いしいしんじ氏は「三月書房」、東出昌大氏が「ロスパペロテス」…など。いずれも、僕も行ったことのある(古)本屋)等々。
ほぼ丸ごと一冊、本特集号だった。これも面白く読んだ次第。たしかに盛岡から、いや日本から「さわや書店」が消えると大変なことになるかも?

ちなみに「ブルータス」(2017年8月15日号)は、「とんかつ好き。」特集。「いもや」は出てこなかったようだが、これまた著名人などの贔屓の豚カツ屋などが紹介されてもいた。自分が多少なりとも行き来するところにも、よさそうな店があるようだが、まぁ、「いもや」で十分かなと。浮気もせず、目移りもせず、死ぬ直前まで「いもや」で「豚カツ」「天丼」を食べ続けることになるだろう。安くて美味い(そして禁煙)が一番だから!

(後註→「いもや」が思いがけない「閉店」)。

2011'03.10 (Thu)
沖縄「本」とカリスマ書店員の名人芸には感服


カリスマ書店員の伊藤清彦氏の『盛岡さわや書店奮戦記』 (論創社)を読んだ。聞き手は小田光雄氏。一関生まれで雑貨屋ぐらいしかなくそこで雑誌を手にする程度の読書環境で育ったとのこと。高校生になって通学時間を読書に当てるようになり読書の楽しみを知る。やがて上京し池袋の芳林堂などに感激する(ここは古本屋も同居していたし周辺にも古本屋があったので僕もしばしば通った。左翼文献も充実していたかと?)。大学は中退し本好きが嵩じて書店でバイト。新宿マイシティ内の本屋や町田や盛岡のさわや書店などで本好き故に立地に適した本の選択・蒐集・販売を行ない、売り上げを増加させていったとのこと。ポップを活用したり地元のラジオ番組で本の紹介をしたりして「読書世論」を喚起することも心がけたという。そのためにもせっせと本を読んだりもしていたようだ。

町田では女性客が多いのにフランス書院文庫が目立つところにあったりしたのを改善。ところが盛岡の書店では女性店員が多いせいかその手の本は最初から返品対象。ワニブックスの写真集は「汚いから」一冊も置かない状況。そうした「偏在」を改善するだけでも売り上げは伸びていったという。コロンブスの卵みたいな話だ。やはり読書は「ジキルとハイド」のバランスを保つことが大事だということが分かる?

マイルドな恋愛物の作家の本だけを並べていては、男性の本好きな人はそういう書店は敬遠するようになるとの伊藤氏の指摘はもっともである。

しかし、ケータイ小説や血液型本などには蔑視感を持っているようで郊外型大型書店が平台の一番いいところにそういう本を置きがちなのには苦言を呈している。また本の売り上げに貢献するのはブログや書評やテレビやツイッターではなくラジオであるとも指摘。確かに相対的にも本好き、本購入派はパソコンの類は苦手でテレビは読書時間を奪うメディアというイメージを持っている人が少なくあるまい。

僕なども寝る時や起床時には布団の中で某ラジオ(深夜便)を聴いているが、今朝も起床前に語っていた盲導犬利用者の本をチェックしたところ(それにしても盲導犬を連れてレストランに入るのを拒む店があるとのこと。そういうことはしてはいけないと法的にも決められているという。そのくせ盲導犬より迷惑をかける臭い喫煙者は歓迎するのは本末転倒だろう。こちらは健康増進法で区分けしなくてはいけないのにしないのだから。それにしても犬畜生にも劣るという言葉は差別語として改良する必要があるかも。猫畜生にも劣るとすべきか。猫は盲動猫になれないし、食用にもあまりならないし、糞ばかり垂らすケシカラン存在ではないか)。
伊藤氏のこの本は大変面白かった。ただ万引きなどに関する問題は特に触れていないが、この問題は書店にとっては重要。

 伊達雅彦氏の『傷だらけの店長 それでもやらねばならない』 (パルコエッタテインメント事業部)はその点でも参考になる。伊達氏も学生時代から書店でバイト。そのまま書店勤務。店長にもなる。が、近くに大手チェーン店ができ、客足が鈍る。やがて閉店、退職。その本とまつわる歩みが綴られているエッセイ集。出久根達郎氏の実録「古本屋」小説にも似た雰囲気があり、ノンフィクション・ノベル的色彩も感じられる。なかなか味わい深いというのか悲哀さも漂う書店論でもある。万引きを絶対許さないというシーン、山のように届く書物にため息をつく……。書店ふぜいと罵られたり、届く本を並べるだけの楽な商売と見られたり……。ご苦労さまというしかない。 
  
 八木沢里志氏の 『森崎書店の日々』 (小学館文庫)は古本屋を舞台にした小説。主人公は二十代半ばのOL。交際相手の突然の結婚宣言(別の女性との)。ショックを受け退職。田舎(九州)にも帰らず惰眠の日々を過ごしていたところ、神保町の古本屋を経営している叔父から連絡が。その店舗の二階に一人居候をしながらバイトの日々を。叔父は結婚していたが、妻(桃子)が謎の失踪をしていた。本にまったく興味を持っていなかった主人公も環境的に徐々に本に染まっていく……。そんな古本とまつわる新たな人生の歩みを……といった感じの本。映画化もされたそうな。「森崎書店の日々」と「桃子さんの帰還」の二篇が収録されている。こういうちゃんとしたホノボノ小説をたまには読まないといけないなと。


 
「まちの本屋」「まちの古本屋」「まちの図書館」はゼロサムゲームの中、生きていくのか?
(2016・1・11・月曜日・祝日)




田口幹人氏の『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』 (ポプラ社)を読んだ。

本屋の息子に生まれ、その出自もあってか、跡継ぎになったり閉店したり、他店に勤務したり。仕事がら、いろいろと本に接することも多く、いまは盛岡の「さわや書店フェザン店」の店長とのこと。この本屋は『盛岡さわや書店奮戦記』 (論創社。のちに新潮文庫にも)を出した伊藤清彦氏でも知られる。別の書店に勤務していたときに伊藤氏と邂逅した体験も綴られている。

まちの小さな本屋が続々と閉店していることの問題点はよく指摘されている。都会にいると、あまりピンとはこないかもしれないが……。我が家の近くでも、以前は駅と自宅の間に3軒ほどの「まちの本屋」があったが、潰れてなくなっている。そのうちのひとつなどは、好きな作家の分厚い5000円ぐらいするエッセイ本が出た時、ちゃんと店頭にあったので、購入した記憶があるが……。いまだと、そういう本も、アマゾンやブックオフで探したり、図書館で借りたりすることもあるのかも?

ともあれ、この本ではいろいろと「本」のことを教えてくれる。僕などは、近年、もっぱら古本屋ばかりで、新刊書店も含めて足が遠のいている。以前のように新宿紀伊国屋に出かけることもほとんどなくなった。神保町の三省堂や東京堂はまだ寄るけと、最近は双方とも一階を見る程度。二階より上に行くことがあまりない。一階に喫茶室や文房具屋めいた「余計」なものが増えたのは気に入らない?

この本の中でも、さわやフェザン店の売場で本を減らし、そのスペースで雑貨を売ろうといわれたことがあるという。それには納得がいかず、別の方法(駅ビル内の催事場を借りて、雑貨と本の臨時店舗を一年営業する形)で「妥協」しつつ試行錯誤しているそうな。ううむ‥‥。

ともあれ、「この店はさぁ、買おうと思った本が置いてないんだよね」と言われつつも、「でもなぁ、買おうと思っていた本とは違う本を、いつも二、三冊買っていっちゃうんだよなぁ(笑)」というお客も少なくないそうな。それはちょっといい話かも。

さわや書店フェザン店は盛岡駅の1Fにあるようだ。一度行ってみたい? 盛岡も、20年位前に「週末学校」などの切符を利用して古本屋を散策したきり。「青春18切符」では、東京から盛岡では日帰りは無理? 新幹線に割安で乗れるという中高年向けのナントカ切符は資格はあるはずだが、嫌いだから利用していないし‥‥。

「青春18切符」や「北海道&東日本パス」なら、理論的には都心からなら始発に乗れば、仙台には正午すぎにつく(これは何度か体験ずみ)。しかし、盛岡だと午後4時過ぎ着。乗車賃だけだと8500円弱。一泊は必至。盛岡の川沿いの古本屋なんかまだやっているのだろうか?

そういえば、この前、古女房に言われて、ブックオフで、フックオフ価格の2割引で正月に購入した某人気作家の本、すぐに一読したみたいで、ブックオフに売却してきたらしい。なんでも1冊750円で買い取ってくれたとか? ううむ。ちなみにその本、某区立図書館など、25冊も購入しているものの予約は651名もいる。倍率は30倍弱。最後尾の人は、読めるのは年内無理かも? ブックオフに行けばそこそこあるのに‥‥。新刊書店はむろんのこと‥‥。本を定価で買って読まない人、図書館で借りて読む人が増えたのは紛れもない事実だろう。だから、町の本屋が消え、ブックオフなんかが増えているのだろう。如何ともしかたないと思うべきなのか‥‥。雑誌、本の売り上げが右肩下がりで減っているとの統計も報じられていた(これは古本屋の売り上げ分をいれてもの話なのだろうか)。。

「成人の日」には広辞苑とか辞書をプレゼントする自治体がかつてあったが、今はどうなのだろうか? 僕が市長なら、とりあえずは「図書券(カード)」をプレゼントするかな?
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2018'05.27 (Sun)

タバコ臭い古本市に閉口しつつも、80年代を回想しつつ…





タバコ臭い古本市に閉口しつつも、80年代を回想しつつ…
(2018・5・27)





昨日(土曜日)は午前中、仕事場で仕事。
そのあと、所沢の彩の国の古本市に出かけようかなと思ったが…。消費税二重取疑惑(?)もあるし、遠いし…ということで止めて、まずは高円寺古書会館へ。

古本市関係者などのタバコの悪臭が広場や会場内に漂う悪環境であったが、金曜日の古書会館のような「騒音」はなし(ただ、来週というか、今週の高円寺古書会館の古本市は、木曜日の5・31からスタートする。木曜からスタートする古本市の主催者は、会場内にラジオの音声を垂れ流すこと多し。聞きたくもない民放ラジオを聞かされながら古本を物色するのは苦痛だが…どうなりますことやら。利用者がたまに苦情を言っても効き目なし?)。

ともあれ、山崎元氏の『発掘・昭和史のまざまで』 (新日本出版社)、杉原四郎氏の『読書紀行』 (未來社)を購入。
山崎さんの本、あとで調べたらすでに購入ずみ。この本で三冊目…。いくら200円とはいえ無駄遣い。杉原四郎氏の本も持っているような気がしたが「ピョンヤンの柳」といった北朝鮮訪問記が抱腹絶倒というか、単細胞丸出しの北朝鮮擁護論。時代が時代(1974年発表)とはいえ、「北朝鮮ベッタリ派」の未來社ならではの一冊と思い、購入した次第。

そのあと、五反田古書会館へ。一階、二階と見るが…。あいにくと買いたいものはなし。そのあと、大崎に寄り、大崎「始発」の特別快速小田原行きに乗って横浜へ。古本屋ナインブリックスを覗いて、そのあと知人と大岡川沿いの禁煙レストランで食事。初めて立ち寄った店だが、なかなか良かった。なんといっても「全席禁煙」だし。

日ノ出町~桜木町~黄金町界隈は、マナーの悪い喫煙者多し。場外馬券売場(ウインズ横浜)もあるみたいだし?
この売場、公道に面した所に大きなバケツを置いて吸殻入れ(吸殻捨て?)にしているが、施設内は「禁煙」のようで、その出入口界隈にこんなものを置いて、そこでは吸えるようにしている(ようだ)。これって、公道を歩く我々に一方的な害悪を与えているようなもの。マンションのベランダで吸うようなもの。自室内は「禁煙」でも、ベランダから周辺に悪臭を拡散し、洗濯物などに悪臭を付着したり…。

時代錯誤の「青空喫煙所」というしかない。「ウインズ横浜」って、日大以上に横着な人が運営しているのかな? よくもまぁ、公然とこんなことができるものだ?

ちなみに、2018・5・25日経夕刊の法律相談で、マンションの下の階の住人がベランダでタバコを頻繁に吸うために臭くて窓を開けられないし、ベランダに干した洗濯物に臭いが付着して困惑している人が相談をしている。「ホタル族」のふるまいについての相談。かつては、自室の家族の健康を考えてベランダで吸うのは「美徳」とされていたころもあったようだが、それは昔の話。損害賠償の対象になるのは当然のことだろう。

さておき、車中では橘玲氏の『80's エイティーズ ある80年代の物語』 (太田出版)を読んだ。


(こんな内容)→『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)や『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)などのベストセラーで知られる著者だが、若い頃、何をやっていたのかはいままでほとんど語られていない。

本書は、著者が1980年代はじめ、「この世界の真実は社会の底辺にある」と思っていた大学時代から、阪神大震災、オウム地下鉄サリン事件のある1995年までをまとめた自伝的回想録的な物語である。マクドナルドの清掃バイトから出版業界の最底辺へ、やがてジャーナリズムのまっただ中に至った著者。バブルがはじまり無残に崩壊するまで、何を体験し、何を感じ、何を考えたのか。自ら投企したことと、バブルに翻弄されたさまざまな人物の群像とその行方。「億万長者」になる方法を語る作家になる前の、長い長い‶80年代"の青春とは?


著者は1959年生まれというから、同世代。それ故に、青春の歩みが重なるところが多々あった。

「似たような大学に入るのになぜ七教科も八教科も勉強しなければならないのかわからなかったから、いちばん楽な私立文系のコースにさっさと鞍替えしていた。そうなるともう国立は受けられないから、志望先がひとつだけになってしまった」「当時の大学受験というのはいまとはだいぶちがっていて、田舎から上京してきた受験生は旅館の大広間に押し込められて集団生活していた。そこには三浪、四浪している牢名主みたいなひとがいて、右も左もわからない現役生をつかまえては『社会勉強』と称してパチンコに連れ出していた」…

まぁ、前半は僕も同様で、私立文系(法学部)コースを選択し、高校三年の時は、数学、理科から解放されて英国社(社会は政経のみ)に専念できたものだった。

上京した時も、一応「個室」だったかな? 田舎の旅行会社では、受験上京パックツアーなどがあったかと? でも、数日泊まって、あとは従姉がちょうど結婚して、受検上京用に借りたままにしていた風呂なしアパートでしばし滞在したものだったが。

「大学の授業をドロップアウトしてヒマになると、『ぴあ』や『シティロード』といった情報誌をたよりにあちこちに映画を観にいった。当時は話題作を上映するロードショー館と,根づよい人気がある古い映画を繰り返し上映する二番館、三番館と呼ばれる映画館があった。DVDはもちろんビデオもない時代のことだ」

「ドロップアウト」して云々はよく体験したものだ。場末の映画館で、こんなイケナイ映画ばかり観ていていいものか…と。ただ、最後の文章「DVDはもちろんビデオもない時代のことだ」というのはちょっと疑問?


もちろん「DVD」はなかったが、ビデオはあったのでは? 我が家では親が生きていた時代(昭和50年-1975年)にソニーのビデオデッキがあった。そのあとも、医者の息子が下宿していた先で、エロビデオを見せてもらったのは、高校卒業前のことだったから、昭和51年~52年春(1976~77年)ごろには「ビデオ作品」もいろいろと出回っていたかと。あのころはレンタルビデオ屋はなくて、CDもなくて、貸しレコード屋が出始めてくるころだったかと。映画のビデオも1万円以上していたっけ?


それはさておき、ロシア文学に感銘を受けて、早稲田露文科に進んだものの…。ロシア語についていけず、バイトに明け暮れる。篠山紀信&南沙織夫妻を見かけたこともあったそうな?

大学卒業後、雑誌社などを転々とし、本や雑誌作りに邁進。80年代は、本や雑誌もそこそこ売れていた時代ということもあって、奥さんとの収入をあわせると、年収一千万を越えたこともあったそうな。タブーに挑戦するような雑誌を作っていたこともあって、皇室問題や差別問題やオウム問題など、その時折の最新問題を取り上げ、少々摩擦を生じることもあった。そんな体験も鮮明に綴っている。大変面白く読んだ次第。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'05.21 (Mon)

アジアのキャバクラ放浪記や、スイーツ店放浪記やら、ブックオフ放浪記やら、人生放浪イロイロあり? 読みたい、やりたいのは女体放浪記ではなく古本屋放浪記?







アジアのキャバクラ放浪記や、スイーツ店放浪記やら、ブックオフ放浪記やら、人生放浪イロイロあり? 読みたい、やりたいのは女体放浪記ではなく古本屋放浪記?
(2018・5・21)






愛沢えみり氏の『昼職未経験のキャバ嬢が月商2億の社長に育つまで キラキラ社長・愛沢えみりの起業術』 (主婦の友社)を読んだ。

(こんな内容)→歌舞伎町NO.1キャバ嬢、そしてアパレル会社社長の愛沢えみりが月商2億まで成功したノウハウを凝縮した1冊!
テキトーキャバ嬢から一念発起して歌舞伎町NO.1まで昇りつめた愛沢えみりが次に目指したのは自分のブランドを作ること。
昼職未経験、そしてアパレルに関わったことのない彼女がどう洋服作りを始めて、 会社を起したのか、月商2億にまで成長させた秘訣を紐解きます。
また、新しい仕事を始めるにあたって、いろいろな壁にブチあたったときの乗り越え方として心に響く、 為になる格言「大きいスケールで考えると小さいことで悩まなくなる」「知らないことも武器になる」なども収録。
この1冊を読むだけで、全国の女子から憧れられるキラキラ社長・愛沢えみりになる方法がわかります。
また、雑誌『小悪魔ageha』の専属モデルとして活躍する彼女のお気に入りの私物公開や普段見ることのできない社長としての1日密着、自宅公開など、プライベートも大公開! ただのビジネス書にはない、キラキラした人生の送り方には共感できるはず!


本書カバーや巻頭や文中にもご本人のカラー写真などが収録されている。特に水着、ヌードはなし? 仕事で嫌々(?)フィリピンパブやバニークラブには一回か二回ぐらい行ったことはあるが、キャバクラは幸い(?)ない。

著者に対しては整形疑惑もあるようだが、お目めぱっちり型の「美少女」系? それもあって、キャバ嬢しながら起業もして成功したというストーリーのようだ。店で待っていても客は来ないということで、せっせと営業に走ったとのこと。どこの世界でも、ビジネスに成功するには基礎を大切に(?)ということかな?

引き続き、カワノアユミ氏の『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』 (イースト・プレス)を読んだ。

(こんな内容)→クズな私でも輝ける場所があったーー。
やる気ゼロ、貯金ゼロ、計画性ゼロ。ポンコツキャバ嬢による、タイ、香港、シンガポール、カンボジア、ベトナムの「日本人向けキャバクラ」潜入就職&アジア夜遊び放浪記。


本書カバーに著者本人の写真も出ているが、愛沢さんに比べると、若干劣る? 自称「底辺キャバ嬢」とのことだが、日本ではイマイチでも、一時はホンコンなどのキャバクラでは「日本人」は希少価値があって稼げたそうな。しかし、だんだん、「日本人」のランクも落ちてきて、韓国人や中国人に負けることも…。

タイなどでも、日本人(夫)の駐妻(もちろん日本人妻)が、運転手などと浮気(不倫)したりする例もあるそうな。そんな見聞がちょっと面白かった? 他人の不幸は蜜の味?

まぁ、あまり関心のない分野(?)なので、こういう人生記録もあるかということで一読した次第。

口(頭)直しに、今柊二氏の『スイーツ放浪記』 (中公新書ラクレ)を読んだ。

(こんな内容)→全国86店、惜しみないスイーツ探訪!
大の甘党である著者が、日本の甘味文化に思いを馳せながら、津々浦々のスイーツを食べ歩く! 定番洋菓子店、老舗甘味処はもちろん、気軽に入れる街の喫茶店、ファミレス、さらにはファストフードまで。お土産に買いたいスイーツも盛りだくさん。
各地食べ歩くことで見えてくる「甘味」のルーツも必読!
著者のスイーツへの愛が溢れ出て、不思議とこちらまでシアワセな気持ちで満たされる一冊。 甘党さん必見、全国86店舗掲載&カラー写真多数の「おいしい」ガイドエッセイ。


著者の「定食」放浪記は何冊か愛読した。スイーツはさほどの関心はない。太るし? とはいえ、以前、妻と食べ放題プランのスイーツ店に行ったことはある。「スイーツパラダイス」とか。まぁ、どうってことはないが。プリンアラモードの類も嫌いではないが…。

とらやの羊羹やら、有名メーカーのスイーツやらいろいろと。お店の禁煙・分煙情報がないが…。

さらには、とみさわ昭仁氏の『無限の本 手放す時代の蒐集論』 (ちくま文庫)を読んだ。


この本は、単行本でも一読している。神保町に古本屋(マニタ書房)を開店(一度だけ訪問して本を買った記憶があるが、一期一会かな…)。奥さんがなくなった生保の保険金があったということで…。全国各地のブックオフを放浪し、そこで仕入れたり。子供時代からのさまざまな蒐集癖を回想したり…といった内容。

新潮社の文庫サイズの『マイブック』をブックオフで蒐集したりしているそうな。これって、一種の日記帳だから、まったく白紙のものもあれば、そこそこ書き込んでいるものもあるそうな。家族が普通の文庫本と思ってブックオフに処分。ブックオフなら書き込みがあれば引き取り拒否しそうなものだが? 白紙の『マイブック』が9冊、書き込みありが一冊ぐらいの確率だというから、店員が見過ごしたのだろうか。全頁書いていることは少なく、最初の数頁程度の書き込みだと見落とすこともありそう。

ともあれ、そんなブックオフでの風変わりな拾い物の披露など、読んでいろいろと雑感が浮かぶ本。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!



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2018'04.22 (Sun)

「サンディ・イン・ザ・ミッドタウン日比谷」ではタバコの悪臭を嗅ぐことはなかったが、「交通会館・回転レストラン」では若干とはいえ悪臭を嗅ぎ、幸福な気分とはならずだったものの、「幸福書房」よ、さらば!?








「サンディ・イン・ザ・ミッドタウン日比谷」ではタバコの悪臭を嗅ぐことはなかったが、「交通会館・回転レストラン」では若干とはいえ悪臭を嗅ぎ、幸福な気分とはならずだったものの、「幸福書房」よ、さらば!?
(2018・4・22)








本日(日曜日・2018・4・22)も、昨日(土曜日)に続いて東京周辺は暑い日。30度近く? 夕方は少ししのぎやすくなったが…。

知人が大阪から急遽上京するとのことで、ならば、「ミッドタウン日比谷」で会おうかと。ついでに、前述の「スタア・バー」で軽く一杯やって晩飯を…ということになり、日比谷へ。

待ち合わせ時間前に「ミッドタウン日比谷」入口前に着いたら、なんと入口で「入場規制」。規制といっても、停まることなく、入れるのだが、迂回コースを設置。中に入っても、二階に行くエスカレーターがグルグル回廊みたいになっている。でも、よく見ると、別に停まることもない。真っすぐ、エスカレーターに向かわせても渋滞なんかしそうにないのに……。お役所みたいに、殺到して「糞詰まり」みたいになるとヤバいとでも思っているのだろう。ナンセンスな規制でしかないように感じた次第。マイナス50点。

「スタア・バー」は日曜日は午後4時の開店の様子。すでに数人が行列。といっても、スンナリ入れた。入り口ドアに「禁煙」の表示もある。
開店記念価格のカクテルやらピーナッツやらスコッチウィスキーをスコッチ飲んだ程度。だが、二人で7500円ぐらい。ううむ…。テーブルチャージが一人1000円(税込かどうか不明)だからなぁ。なんせ、精算する時も、一品ごとの明細はなにもなし。カクテルはメニューに価格が出ていたが、そのあと、口頭で直に注文したスコッチのオンザロックやピーナッツはお値段未確認不明?
支払いの時は、「総金額」を書いた紙切れ一枚を提示されただけ。
あまり、こういう不明朗会計は好きではないのだが…。「禁煙」だから、銀座のほうの店よりいいのだが…。マイナス5点かな? でも、店の雰囲気は、カウンターのみとはいえ、ボトル棚は豪華絢爛。雰囲気は上々。銀座のほうのちょっと狭い店よりいい。プラス20点かな!

それから「ミッドタウン日比谷」を出て、交通会館に向かう途中に英国風パブ店があったので、ここで晩飯でもいいかなと立ち寄る。

軒先に禁煙かどうかの表示はなし。遅れている!?
中に入ると、かすかにタバコの悪臭が漂う。店員に、「ここは全面禁煙ですか?」と聞くと、中央に幅広にあるカウンター席はすべて喫煙可能で、テーブル席は禁煙との返事。だからか、入口周辺で悪臭が感知されている状況…。

テーブル席の端っこに座ってもこれでは悪臭から逃れられそうにない。入口脇右奥にテーブル席があり、そこならカウンターからも少々離れているので、いいかなと思ったが、壁を置いて「閉鎖中」の雰囲気。「そこは入れるの?」 と聞くと予約の団体席とのこと。じゃあ、交渉決裂!

バカな英国パブ屋だ。我が家のハードカレンシーを落としてやろうと思ったのに…。カウンターは全面禁煙にして奥のテーブル席は喫煙可能でも、入口周辺のテーブル席を禁煙にしていたら、まだ端っこの端っこに座って悪臭から逃れて食事ができる可能性はあったのに。細長いカウンターを全面喫煙可能にするとは? 愚かというしかない! さらば!!

ということで、交通会館の屋上(?)の回転レストランへ。ここも、テーブル席は全面禁煙だが、フロント脇に「青空喫煙所」を設置している。周辺に漂う可能性は大だが、まぁ、一応ガマンすることに。座席が回転するからまぁ…。しかし、やはり席が回転する途中、悪臭を感じて後を振り向いたら、青空喫煙所の場所近く故…。マイナス20点。

さらに驚いたのは、予約していなかったということもあり、案内された席には、ナイフフォークなどはなし。お手拭き(紙)は一応持ってきたが、コースの前に前菜を別途注文。その前菜を届けてきたウェイター、どんとテーブルにそれを置く。取り皿はないし、そもそもナイフフォークがなし。おやおや…。店員教育はどうなっていることやら。しばらくして、別のウェイトレスをつかまえて、ナイフフォークを所望。マイナス40点。

精算する時、「東京会館運営店ともあろうものが、二流店みたいな青空喫煙所を未だに屋内に設置しているようでは客足が鈍りますよ。せめて二重ドアの喫煙ルームにしたら」と助言するものの、まぁ、あまり、真剣に耳を傾けている様子はなし。マイナス20点。

一万円以上のハードカレンシーを落としたが、よほどのことがない限り、再訪することはあるまい。今回は知人と一緒だったし、時間もかぎられていたので、やむをえぬ次善の選択。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!

車中、岩楯幸雄氏の『幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!』 (左右社)を読んだ。

(こんな内容)→なぜ「幸福書房」に行くと読みたい本が見つかるのか? その秘密を店主・岩楯幸雄さんが余すところなく語る。 本屋をはじめるまで。開店当初。本のこと。資金繰り。棚づくりのこと。 取次、出版社、そして、林真理子をはじめとする著者やたくさんのお客さんたちとの出会い。 本屋はこんなにもたのしい! 営業時間は元日以外の364日朝の8時から夜の23時まで。 けらえいこ、石田千、吉田篤弘、平松洋子などさまざまな人が愛した代々木上原駅前書店「幸福書房」の40年。

代々木上原駅は、仕事やら所要があって、時々下車していた。近くに古本屋もあって、立ち寄ったりもした。この新刊書店(幸福書房)も目に止まり、必ず立ち寄っていた。狭い店だったが、そこそこの品揃えのユニークな本屋と思っていた。京都の三月書房も新刊書店としてユニークな品揃えで有名。この京都の書店には数回立ち寄った程度。周辺に古本屋もちょっとあったから程度だが。ここ十年近くは寄っていない。

ともあれ、代々木上原の幸福書房が閉店になるということで、今年初め、東京新聞などでその記事を読んだ。林真理子さんが近所にお住まいとのことで、ファンだったという。この本でも、林さんがいろいろと手助けをしてくれたことが詳述されている。

家族経営(著者&妻&弟夫妻)。以前は店員を雇っていたこともあったとのこと。近年は雑誌が売れなくなり、経営環境も悪化。しかし、著者が某書店に勤務していた時や、独立開業したころは、雑誌や本もよく売れたとのこと。正社員を雇うぐらいの余裕もあったという。そんな歩みが綴られている。大手の文庫も揃えたくてもなかなか注文した数だけ届くことはなかった。近年は逆にそんなに売れないので、勝手に沢山配本されても困るようになったとのこと。

「最近では文庫が売れません。逆に、送られてくると困ります。どうしても欲しい本なら良いのですが、いらない本まで送られてきて、売れるかどうかも分かりません。なので、スリップは送らないのです」

なるほどなぁ。文藝春秋の社長さんが、図書館は文庫本を置くなというのも無理はないか?

我が家の近くにもあった駅前の両出口の新刊書店も十年ぐらい前に閉店した。以前、この駅前の小さな本屋でも、例えば、ジョージ・オーウェルの『気の向くままに 同時代批評1943-1947』 (彩流社)がなんかがある夜一冊あったものだ。帰宅途上、この本を見つけ、5000円ぐらいしたが、買ったことがある。

今はアマゾンか…。文教堂(&丸善)などもポイント制度をやっているが、まぁ、定価の何%なのかよく知らないが、そこそこ買っても年間でさほどのポイントにもならない? 目くらまし?
アマゾンのほうがまだポイントが貯まる? しかし、アマゾンも新刊書でもポイントのつかない本もあるようだから、そういう本なら文教堂や丸善で「カード」で買った方がいい? でも面倒臭い。

しかし、この本でも万引き被害のことが述べられている。みすず書房などの高い本などがよく被害にあっていたとか。そのためにレジの近くに、そういう高価本を置くようにしたとのこと。

そういえば、新聞報道でも、そうした万引き本を、ブックオフや古本屋に売る手合いがいたけど、古本の売り買いなども身分証明書の提示など近年厳しくなった。しかし、メルカルなどによる直接売買サイトなどができて、万引き販売などがやりやすくなっているとか…。逆にそういうところで不審な出品をするところから試しに購入。住所などを割り出し、「犯人逮捕」になったりも…。
そういうことが普通の書店の廃業にもつながっているのだろう。

最近、亡くなった学者が、学生時代、大型書店で万引きしたなんて「告白」していたことがあったかと記憶しているが、それだけでも、そういう手合いは許せない?

ともあれ、明朗会計がなにより? 消費者に明細を見せないお店はちょっとなぁ? 古本市などでも、明細を見せるところとそうでないところとがあるし…。飲食店も…。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'04.21 (Sat)

「学はあってもバカはバカ」だから、東大法学部出ようが弁護士になろうが、大新聞論説委員になろうが、「バカはバカ」「アホはアホ」でしかないが、江本さんのような専門バカの「野球バカ」で、本当の意味での「土佐のいごっそう」は日本を救う?




「学はあってもバカはバカ」だから、東大法学部出ようが弁護士になろうが、大新聞論説委員になろうが、「バカはバカ」「アホはアホ」でしかないが、江本さんのような専門バカの「野球バカ」で、本当の意味での「土佐のいごっそう」は日本を救う?
(2018・4・21)



江本孟紀氏の『野球バカは死なず』 (文春新書)を読んだ。大変面白い自叙伝。

江本さんといえば、元南海のエース(元阪神という説もあるが?)。また高知県出身で、親が警察官というともあって、保守系ということぐらいは知っていた。また阪神時代、 「ベンチがアホやから野球がでけへん」と「正論」を述べたこともあったかと。

そのあとに書いた『プロ野球を10倍楽しく見る方法―抱腹絶倒!』 (ベストセラーズ)もリアルタイムで面白く読んだ記憶がある。

そのあと、役者をやったり政治家(参議院議員・スポーツ平和党)をやったりしていた。そのあたりのことは、本書でも詳述されている。

高知県は左翼の強いところ。とりわけ日教組が強い。共産党も強いし、社会党も左派社会党が強いところ。勤評闘争などで、日教組が違法ストやら闘争をするのを警察官が「ガード」するなんてこともよくあった。学校の先生たちがそんな警察に対して「権力のイヌ」「税金ドロボー」と抗議するのを子供心にイヤなものを感じていたという。

「俺のオヤジたちが、なんで税金ドロボーなんや!」と。

それで、小六だった江本少年は警察署の屋上から「お前らセンセイもそうじゃねえか。税金ドロボーじゃないか。同じ公務員じゃろ?」と怒鳴って、水をぶっかけたそうな。

偉い! さすが「土佐のいごっそう」?

高校の時、社会科の教師がバリバリの日教組で日米政府の悪口を言う。すると「先生、ちょっと待ってくださいよ。片方の悪いことだけ言うのはおかしいでしょ。ソ連の核実験は正しくてアメリカの核実験はいけないなんて、おかしいでしょ?」と抗議。

偉い! さすが「土佐のいごっそう」?

江本さんの回想によると、小学生の時も日教組の先生が「アメリカのアイゼンハワー大統領に抗議しましょう」って、クラス全員にハガキを書かせたことがあったそうな。どっちも悪いということで、ソ連の指導者にもそれを書かせるならともかく、アメリカだけ批判させる。 「そういう見せかけの”正義”のウソが嫌いだった」という。親はバカでも子供は立派ということはあるが、江本家は親は立派、子供も立派という家系なのだろう。それにしても左派(左巻き)の「二枚舌」は本当に見苦しい限りだ。未成年者でも、そういう「嘘」は簡単に見破ることができよう。

江本さんが、30年ぐらい前に書いた『ひまつぶしに読む大胆な意見』 (青人社)という本がある。細かい内容は忘れたが、朝日新聞による江本攻撃(ささいな税金納付ミスを脱税かの如く報道したか?) に堂々と反論していたのを読んだことがある。日教組にも正論を展開した江本さんなら、朝日新聞ごときの「正義」にも堂々と反論するのは当然すぎる行為だろう。

偉い! さすが「土佐のいごっそう」!

元朝日の川村二郎さんが『学はあってもバカはバカ』 (ワック)という本を出している。昨今の気概なき後輩記者を批判したもの。江本攻撃をした朝日記者も、「学はあってもバカはバカ」だったのではないかな?

ともあれ、文春新書のほう…。高校3年の春の選抜にも出場が確定。エースとして春夏連続優勝をと意気込んでいたのに、部員の不祥事があって出場辞退。それどころか、一年間公式試合停止といった厳しい処分。

しかし失うものがあれば得るものがある…ということで、七転び八起きの人生がそれから始まっていく…。結婚などのお話は出てこないが、野球を軸にした人生模様(長島茂雄さんにあこがれ立教大学を目指すが…。法政大学へ。大学野球で活躍するつもりが…。都市対抗の有力チームの熊谷組に就職。社会人野球からプロを目指す…。東映に入り、張本さんなどと遭遇。南海にトレード。野村克也さんと遭遇。阪神トレード。ベンチがバカ以前のアホで…。政治家になったりあれこれと波瀾万丈の人生を歩む。

昨今の5回投げれば勝ち投手…的な発想を批判。 「科学的トレーニング」の胡散臭さも指摘。「戦力外通告」された野球人を悲劇のヒーローみたいに扱う民放番組も批判している。因果応報でしかあるまいと…。
長身で男前だし、見た目だとそんなにワイルドに見えないが、野球道に関しては、結構ワイルド。そして反日教組…。大阪府知事選挙に当選していれば。森田健作(千葉県知事)同様、将来の首相候補だったかも? 今からでも遅くない?
ガンになっていろいろと大変だったようだが…。これからも頑張ってほしい人だ。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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