古本虫がさまよう 健康
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食堂の最低限度のおもてなしは「完全分煙」か「完全禁煙」か?
(2017・2・8・水曜日)





おだ・ひろひさ氏(文&絵)の『伊勢廣のおもてなし』 (彩流社)を読んだ。

内容紹介→東京・京橋で九十余年営業の「伊勢廣」はいまも進化を続ける!  「美味」とか「廉価」だということは 二の次のような気がする。 食べることは生きること。 食べることでいちばん大切なこととは何か。 それは口に入る素材、 すなわち肉、魚、野菜のいずれもが安全でかつ 新鮮であるということではないだろうか。 「よい肉を扱う仕入れ業者を大切にする」という 「伊勢廣」初代の教えは徹底されている。 「伊勢廣」は東京・京橋で九十余年営業し、 今も進化を続ける。 代表の星野雅信氏、弟の進哉氏、そして将来、 四代目が跡を継ぐ。 「伊勢廣」の看板の重みを乗り越える準備は すでに始まっている。 「お店の伝統を絶対に消すわけにはいきません。 大変なことというよりも、この先に自分が将来は 何をするのか、という、はっきりとした目標が 見つかったことで俄然、やる気になりました。 そして一日、一日を大切に生きて行くことこそ、 自分の人生においての楽しみ方だとも思っております」 (星野達哉氏)。 毎朝届く新鮮な鳥一羽を捌き、厳選した千住葱、 椎茸、ししとう等とともに、 職人が備長炭で丁寧に焼き上げる。 ランチでも夜のフルコースでも多くのお客で賑わう 「伊勢廣」の神髄に迫る。

伊勢廣といえば、本書にも出てくるが、ニューオータニに出店している。ここは時々利用していた。近年、「完全禁煙」になったからなおのことだ(といいつつ、ここ一年以上は寄ってないかな?)。奥に4~5人程度の個室もある。個室料金は無料(だったかと)。ランチの焼きとり重(1300円前後だったか?)を食べるのがもっぱらだが。
京橋のお店には行ったことはない。日本橋高島屋で買うこともできるそうな。そういえば、ここで修業した人か、新宿御苑に店を出したかと?(勘違いでなければ?)
ただ、そこは「禁煙」じゃないので立ち寄ったことはない。残念!この本にはその店のことは出てこない? 系列店だとしたら、はやく禁煙になればいいのにねぇ。

そういえば、こんな記事が---。

受動喫煙対策法案、小規模バーは例外 飲食店は原則禁煙朝日新聞デジタル 2/8(水) 3:04配信
「原則建物内禁煙」で例外とする小規模飲食店の案
 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、政府が検討している受動喫煙対策を強化する法案の概要が7日、わかった。焦点の飲食店は原則建物内禁煙とするが、延べ床面積が約30平方メートル以下の小規模店で、主に酒を提供するバーなどは例外とする。近く自民党などに示すが、例外範囲をめぐって調整が難航する可能性がある。
 飲食店はすべて原則禁煙とした当初の「たたき台」から後退している。海外の主要国と比べると規制が緩く、国内外で批判を受ける恐れがある。
 国内の受動喫煙による死者は年間1万5千人と推計される。政府は今国会に提出する健康増進法改正案で、これまで努力義務だった受動喫煙対策について、違反を繰り返す管理者や利用者に罰則として「過料」を科す規定を設ける。朝日新聞社


まぁ、小規模の店は「全面禁煙」にすればいいのだが、それが無理なら、せめて開業から三分の二の時間は「完全禁煙」。そのあとは「中途半端分煙」にでもすればベター。客は、時間帯を選んで選択できる。吸いたい飲みたい客は遅めに出かけるべき。もっとも、これではタバコが苦手な嫌いな「従業員」の「人権」は守れないが……。それでも「客」の人権は守れる? 一歩前進なら可とすべき。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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「青空喫煙所」でタバコを吸う人は「喫煙マナーを守っている人」ではない! 都議会の「自民党のドン」は喫煙擁護派なのか?
(2016・8・6・土曜日)





2016年8月5日夕方の民放テレビを見ていたら、日本たばこ(JT)のコマーシャルが流れた。一瞬だったので、正確に再現できないが、喫煙マナーを守っている人、守らない人ということでいろんなシーンが流れていた。道端に捨てられたタバコの吸殻を拾う人は、いい人として紹介されているのは分かるが、なんと、青空喫煙所の「灰皿」の周辺でタバコを吸っている人は、どうやら「マナーを守っている人」として紹介しているようだった。唖然、呆然だ。二重ドアの消臭シャワーのついた「喫煙ルーム」がぎりぎり許容できる施設だろうに、駅前広場や道端など、あちこちに日本たばこが「勝手に設置」している「建屋のない原発」も同様の「青空喫煙所」推進の「灰皿」など、諸悪の根源ではないか。

以前も報告したことがあるが、江東区亀戸駅周辺のように、十数メートル(いや数メートルか)ごとに道端に設置している「灰皿」のために、そこを歩く人々は、「歩行喫煙」をされているも同然だ。

街頭、雑踏の中で多数設置されている灰皿の前で立ちどまって吸えば「マナーを守る人」になれるという発想は歪曲もいいところだ。灰皿の前にそんな人が何人もいて、そういう灰皿があちこちに設置されているために、タバコの悪臭は放射能同様周辺に漂っていく。場所によっては、そういう「灰皿」は樹木の周辺に置かれてもいる。万が一の火災の発生にもつながる恐れがある。日本たばこはいったい何を考えているのだろう? 

青空喫煙所でタバコを吸う人は「喫煙マナーを守っている人」ではない! 「目障り」だけでなく「鼻障り」の人でしかない。そんな簡単なこともわからないのか? 

もちろん、立ちどまって灰皿のあるところで吸っている本人は、間違ったことをしているとは思っていないかもしれないが、悪臭の伝播をしていることを十分認識すべきだ。二重ドアの喫煙ルームを適宜設置するためのコストは「汚染者自己負担の原則」によって、タバコ税から全額出資するのが原則。日本たばこはそれを嫌がって、灰皿程度の設置でお茶を濁そうとしている。もっと、コストをかけた喫煙ルーム設置をしてこそ、「マナーのいい会社」になれ、「マナーのいい喫煙者」を増加させることになることを認識すべきだ。

岡本勝氏の『アメリカにおけるタバコ戦争の軌跡 文化と健康をめぐる論争』 (ミネルヴァ書房)を拾い読みしているが、アメリカに於けるタバコ戦争(受動喫煙拒否の戦い)も一進一退というか、かなり激しい論争を経て進展していったことが分かる。

飛行機の中での「全面禁煙」も一気呵成に成立したわけではない。乗客以上に、そこを「職場」にしているスチュワーデスなどの禁煙の要望に対しても、タバコ業界のみならず飛行機会社が乗客離れになるのを恐れていて実行しようとしなかった。やっと部分的に一部禁煙席が設置されるようになっていく。

操縦室で機長がタバコを吸うのを止めてほしいと、タバコを吸わない副操縦士が要求したものの無視されるので、酸素マスクを装着したことがあったという。それを機長が認めないと命令。しかし、無視してマスクを着けて操縦。命令服務違反で、副操縦士は懲戒処分を受けたという。なんと不条理な?

また、タバコが苦手な民主党の連邦下院議員リチャード・ダービンが、飛行機に乗ろうとして禁煙席が満席で、喫煙席しか取れないというので、係員に「何とかしてもらえないだろうか」と頼んだところ、その人は、「私には無理ですがあなたならできます。ダービン議員」と言われ、目覚めた(?)という。

そう、議員なら法律の制定により、そうした喫煙者迎合の無法状態を改善することが可能なのだから。そこで、ダービン議員は「飛行時間二時間以内の国内便を全面禁煙にする内容の連邦法案を1987年に下院へ提出した」のである。

そのほか、喫煙者がタバコを吸う権利は、空気を汚染する権利でしかないと喝破する人もいたそうな。

ともあれ、ふと、先の一節「(議員の)あなたならできます」という言葉に接して、もしかして?と思ったのが、都議会の親タバコ議員たちの策動だ。 「自民党のドン」が喫煙擁護派かどうかは知らないが、東京五輪を前にして都議会が公的空間に於ける喫煙制限に消極的なのは、そうした政治勢力があるからではないのか。

ある喫煙制限に積極的な都会議員のブログにこんなものがあった。



おときた駿 Headshot 東京都議会議員(北区選出)

東京都が後手に回る禁煙(受動喫煙防止)対策...結局、国が先に法律制定か?
投稿日: 2016年01月08日 14時52分 JST 更新: 2016年01月08日 14時52分 JST

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
二日前ですが、受動喫煙防止についての報道が出ていました。

公共施設を全面禁煙、ホテル分煙...罰則科す新法 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160105-OYT1T50066.html?from=tw

上記リンクにもあるように、わが国及び東京都の受動喫煙防止対策は著しく遅れており、
五輪開催都市でありながら罰則付きの法律・条例を持っていない状態です。こうした点はこれまでも再三、ブログで取り上げてきました。

都庁・都議会議事堂が喫煙天国なのに、禁煙(受動喫煙防止)条例ができるわけもない
http://otokitashun.com/blog/togikai/5631/

ちょうどこの記事を書いたのが丸1年前なのですが、
最後に触れた「受動喫煙防止対策検討会の結論を待つ」という点については、

「禁煙が原則だが過渡的には分煙対策を推進。事業者に財政支援を行う」
「2018年までに国の動向などを踏まえ、条例化を見据えて対策を再検討する」

という結論になりまして、つまりあからさまな先送りの状態が続いています。
そうこうするうちに、まさに国から方針が出そうなわけですね...
もちろんかねてより受動喫煙防止を訴えてきた私としては、国の方針は歓迎すべきものです。しかしながら、報道の通り学校や病院などの「公共施設」が禁煙(罰則有り)になるだけでは不十分です。

もっとも受動喫煙の被害が大きいのは飲食店なども含む「公共の場」であり、こちらに対して努力義務のままでは、それほど実効力のない法律となってしまう可能性もあります。
であればむしろここからが、東京都が独自色を出す時です。法律で罰則付きのルールが規定されれば、その範囲を条例で広げるだけなので、民意も含めて立法のハードルは著しく下がります。
しかし一方で、以前の記事でも取り上げた通り、路上喫煙の禁止からタバコ対策に入った日本は、 欧米諸国と異なり「室内禁煙」を徹底してしまうと喫煙者に対して過剰なまでに喫煙機会を奪ってしまう恐れがあります。
喫煙機会の確保のためには、屋根付き・囲い付きの喫煙所の整備が必須なのです。
そこで東京都はお金を出して(基礎自治体への補助金など)整備を進め、 喫煙者に対する対応もしっかりと行う。その上で、「公共の場」まで禁煙範囲を拡大した条例を制定する。
これは財政に比較的余裕がある東京都であればこそ実現可能かつ、
都民にも受け入れられやすい政策ではないでしょうか。
自民党を中心に受動喫煙対策に消極的だった都議会でも、 昨年秋の定例会で与党である公明党の議員が代表質問で初めて対策に言及するなど、 以前に比べると条例制定に向けて徐々に気運が高まっているように感じます。

「おもてなしの一環として、東京は、公共施設のみならず、飲食店なども含めた受動喫煙防止に向けて、実効性の高い取り組みを推進すべきであります。改めて強く要望いたします。」 平成27年第三回定例会 公明党 谷村議員の代表質問より http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/proceedings/2015-3/02.html#02
今回の国の動きを受けて、当初は条例制定に積極的だった舛添知事の決断を後押しできるよう、今年の定例会でも受動喫煙対策について しっかりと取り上げて提言していきたいと思います。それでは、また明日。
(2016年1月7日「おときた駿ブログ」より転載)



このブログには写真入りで都庁や都議会周辺の「青空喫煙所」の酷さも非難されている。都庁都議会には近年行ったことがないが、こんなに「青空喫煙所」があるとは驚きだ。都内の高級ホテルなども、出入口に平然と「青空喫煙所」を作っていたりもしていて閉口すると同時に、すぐに「抗議」をしたりもしてきたが……。

舛添知事が条例制定に消極的になった背景には、自民党の「ドン」勢力などの圧力があったか、なかったのか? そういうことも含めて新聞などは報道してほしいものだ。日本たばこの杜撰な広告への批判も含めて!

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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いくらタバコ憎しでも、警告表示はほどほどにすべきでは? 東京都新知事はまずは「良識ある禁煙推進知事」たれ!
(2016・7・19・火曜日)



この前の毎日新聞にいささかグロテスクな写真とともにこんな記事が出ていた。


パッケージの警告表示、日本は「最低限」 海外、強烈画像も
毎日新聞2016年7月13日 東京朝刊
日本のたばこ。警告に画像はない
 喫煙による健康障害のリスクなどを伝えるたばこのパッケージの警告表示。財務省は6月、文字を大きくする一方、写真やイラストの表示は見送る案をまとめたが、海外では悪影響が一目でイメージできる画像付きの警告が増えている。パッケージに占める表示の割合も日本は30%で、海外と比べて高くない。各国はどんな表示をしているのだろう。【下桐実雅子】

 カナダがん協会が2014年にまとめた警告の表示面積(表と裏の平均)のランキングは、1位がタイ(85%)で、大きな写真の印象は強烈だ。2位オーストラリア(82・5%)、3位ウルグアイ(80%)、4位がブルネイ、カナダ、ネパール(各75%)と続き、いずれも画像が付いている。

 画像付きの警告は01年にカナダが最初に取り入れ、15年までに▽英国▽フランス▽ロシア▽ブラジル▽インド−−など77カ国が導入した。表示面積も年々大きくなっており、14年時点で50%以上なのは60カ国。さらに最近は、銘柄のロゴマークをなくし、デザインも画一化した「プレーンパッケージ」が豪州などで登場している。

 表示面積が30%の日本は、中国や韓国と並びランキング110位。日本も批准する世界保健機関(WHO)のたばこ規制枠組み条約は、警告表示について「主な表示面の50%以上を占めるべきであり、30%を下回るものであってはならない」としており、現状は最低限のレベルだ。同条約は写真や絵を付けることを奨励しているが、日本は「過度に不快感を与えないことが重要」などとして導入に至っていない。

 では、画像付き警告表示の効果はどうなのだろう。各国の喫煙率と警告の割合を並べてみると、面積が大きいほど喫煙率が低いわけではなく、関連がなさそうにも見える。ただ、喫煙率は各国のたばこの価格差が大きく、文化的な背景も違うため、他国との比較は難しい。

 WHOは11年の報告書で、カナダでは警告に画像を導入した前後で、喫煙者の「たばこをやめたい」という気持ちが20%から87%に高まったとのデータを紹介している。同国では、画像付き警告で喫煙率が2・87〜4・68%下がったとの推計もある。WHOは「識字率の低い国では、画像はより重要だ」と指摘する。

 国立がん研究センターが今年4月、成人男女2000人に実施したインターネット意識調査では、7割が画像を使った警告表示に「賛成」と回答した。肺がんについての警告表示5種類の中から最も読むものを選んでもらったところ、約6割の喫煙者が、文字だけよりも画像付きの方を選んだ。

 国のがん対策推進基本計画は、22年度の喫煙率の目標を12%としているが、近年は20%前後で推移し、下げ止まりの傾向にある。同センターたばこ政策支援部は「受動喫煙防止対策も含めて、日本のたばこ対策は世界的に見て遅れている。警告表示は国民に受け入れられるように、まず不快感の少ない画像から取り入れるのがいいのではないか」と提案している。



こういったタバコ広告文の「害悪強化」などに関しては、裁判訴訟などの結果による面もあるようだ。読み始めたばかりの岡本勝氏の『アメリカにおけるタバコ戦争の軌跡 文化と健康をめぐる論争』 (ミネルヴァ書房)でも、そのあたりは詳述されている。

ともあれ、喫煙者が人に悪臭を伝達しない形で、また失火などによる火災を発生させないという前提で、個人的に喫煙するのはまったくの自由である。喫煙したことはないが、タバコを一服することによって、ある程度の爽快さなどが得られることはありうる(だろう)。歯磨きをしたりグリーンガムをかめば口中が一時爽やかになるのと同じように? 喫煙者が二十歳以上(将来は18歳以上?)の中で、二割程度いてもいいだろう(だが、その中のほとんどの人が「マナーの悪い喫煙者」だと困るが!)。

喫煙によって健康を害する機会が増えて、医療費を無駄にしたり平均寿命より早く死亡するといった社会害悪を与える可能性もあるが、それが本当だとしたら、早く亡くなることによって年金などの支給額が減ることにもなろう。長い目でみれば、喫煙が与える財政的な負担はどんぶり勘定になるかもしれないが、プラスマイナスゼロとみていいのではないか?(ただし、タバコの不始末などの失火は問題。これは飲酒事故運転手同様厳しく処罰すべきだが、タバコ飲みが認知症になっていったらどうなるのか? 赤ん坊が親のタバコを食べたりして重態になったりするのは、自業自得というか、個々人の自己責任の問題ではあろうが。この前のフランスのニースのテロで、映像を見ていると、トラックがジグザグ運転で後ろから迫ってきているのに、「スマ歩」している人がいた。この人、「スマ歩」していたために、逃げるのが遅れて轢き殺されたであろうか? もしそうだとしたら、ボランティアな死亡としてさほど同情する余地はないかも? そういうふうに自己責任が問われる被害者も世の中には存在する?)。

だから、問題にすべきは「マナーの悪い喫煙者」のみである。ただ、その割合は喫煙者の三分の二を超える? 五分の四を超えるとしても、残りの「マナーの悪くない喫煙者」の権利は、十分保護すべきだろう。ただ、少なくとも都会のようなところでの歩行喫煙はもちろん×だし、立ちどまっての喫煙とてもちろん×だ(半径百メートル程度の周辺に人がいる限り、青空喫煙は、建屋のない原発同様、悪臭を鼻孔に伝播させるという点で×で大きな社会迷惑となる)。

だからタバコのパッケージに警告を掲載するなら、喫煙者への健康被害を訴えるグロテスクな写真などよりも、「周辺に人がいるところでの喫煙は×」という主旨のモノがベターだ。マナーに反しない限り吸いたい人は吸えばいい。ただし「他人に迷惑をかけるようなマナーに反する喫煙行為」は×ということで、そういう啓蒙のための警告ラベルを思案し掲載すべきであろう。

服にタバコの悪臭が染みついている人が電車の隣席に座って周辺に不快感を与えている…とか。溝にピンポイントでタバコを捨てる輩の写真とか。地下鉄メトロなどが車内マナー向上のために作成しているポスターなどは参考になるだろう。
タバコ税の一部を使って、二重ドアの消臭シャワー付きの喫煙ルームの建設を行なっています…とか、そういうのもいいかもしれない。失火をすれば罰せられますとも。

教条的な喫煙派も、熱烈なタバコ嫌いも、知性に基づいた適切な建設的なタバコ啓蒙活動をしてほしいものだ。タバコの悪臭が我が鼻孔に到達しなければ、原則喫煙は迷惑行為にはならないのだから。
しかし、とりわけ、喫煙派に教条的な態度を表明する頑固派が少なくないような気がする。俺の健康のことに容喙するな!と。
あなたの健康などどうでもいい。こちらの不快感を増大させないでほしいだけだ。

都知事候補には、タバコに関する問題への対策案も確認してほしいものだ。

道端にタバコの吸殻が減ったからマナーは改善されているなんて認識を持っている候補者がいたら、その人はかなりの愚か者というしかない(実態は、排水溝などの溝の中に捨てるのが増え、道端の吸殻が減っているように見えるだけ)。こんな簡単な「現実」も見極めることができないような人が都知事をやっては困る。
いつになったら、タバコの悪臭を恐れることなく公道を歩き、外食できるようになるのだろう。あちこちに立ちどまって吸えばいいだろうといったレベルの人があちこちに点在。歩行喫煙者もいる。悪臭シャワーにさらされる被害者こそ、最大の被害者だ。

地下鉄メトロで発行している無料雑誌のグルメ欄のレストランにも「禁煙」情報は皆無。全面禁煙、二重ドア、消臭シャワー付きの喫煙ルームの設置が難しければ、せめて、営業時間の前半の半分(以上)は「禁煙」にし、あとは、「分煙」にするとか、頭を使えばいくらでも改善可能だろうに。一歩一歩前進、漸進していくという気概が関係者にはないのだろうか?

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「平和憲法」ならぬ「体重憲法」の「解釈変更」を許していいのか?
(2016・7・11・月曜日)






家人が読んでいた『水谷雅子スタイルブック』 (双葉社)を読んだ。この人は、いわゆる「美魔女」。40代後半の水谷雅子さんのライフスタイルをまとめた一冊。成人した子供が二人いての、この「若さ」「美しさ」というのがウリ。ううむ……。
同じく「美魔女」といわれている山田佳子さんの水着(セミヌード?)写真は週刊誌にて拝見したことがあるが……。失礼ながら、この美貌なら、フランス書院文庫の高齢化している40代すぎの「未亡人」「人妻」なども、想像力のみならず、現実力にて耐えられる? 本書には、「水着スタイル」がないのがタマに傷?

以前、水谷雅子氏の『美魔女ビューティ 20歳若返る魔法のメソッド』 (双葉社)を紹介したことがあったかと。カバーには著者の顔写真。1968年生まれとあるから、刊行当時で、45歳ぐらい。ううむ、まずまずの顔だちとスタイルである。28歳でも通用しそうである。

以前、これまた家人が読んでいて手にして紹介したのが、 『美魔女 山田佳子46歳 本当はナイショのA型美容』 (光文社)。こちらも40代半ば。ナイスでした?

我が妻は、以前は体重は、「身長マイナス110」を維持することと決めていた。いまは自分の年齢と同じ体重なら許すというふうに解釈変更をしている。
「平和憲法」ならぬ「体重憲法」を無視した腹周り膨張拡大路線、体重拡大路線をひたすら走っている。適度な「軍拡」ならまだしも(?)こまった同居人だ。二十歳の時の体重を上回ること×キロ。

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今を生きるしかない――脳卒中から奇跡の生還
(2016・6・27・月曜日)






ふと本棚を見ると千秋実氏の『生きるなり  脳卒中から奇跡の生還』 (文藝春秋)なる本があった。昭和54年に刊行されている。カバーは著者がオレンジのトレパン姿でジョギングしているもの。

俳優として知られているが,ウィキペディアによれば,

「1975年(昭和50年)、ドラマ『微笑』で高峰秀子と共演するが、生田スタジオで収録中に脳内出血で倒れ入院し、翌1976年(昭和51年)のドラマ『喜びも悲しみも幾歳月』で再起する[7]。そこに至るリハビリの過程は、1979年(昭和54年)に刊行した『生きるなり』(文藝春秋)に綴られている。
1985年(昭和60年)、伊藤俊也監督の『花いちもんめ。』で痴呆老人を熱演し、第9回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞など、数々の演技賞を受賞する。1999年(平成11年)11月1日、急性心肺不全のため東京都府中市内の病院で死去。82歳没。千秋の死去により、「七人の侍」を演じた俳優は全員が没した――


とのこと。倒れてから復帰し,それからも20年以上生きていたのだから,不幸中の幸いではあったといえようか。奥様の手記や看護記なども挿入されている(ようだ。積んどくなのでパラパラとめくったばかり)。

こういう闘病記はいつの世にも存在するが,へぇっと思ったのが日垣隆さん。さいきんあまり書いた本を見かけないかと思っていたら、 『脳梗塞日誌 病棟から発信! 涙と笑いとリハビリの100日間』 (大和書房)という本を最近刊行した。病気で倒れていたのだ。まったく知らなかった。

内容紹介→酒もたばこもやらない、運動は欠かさず健康診断でも問題なし――
なぜ俺だったのか?「タケノコ」が思い出せない?! 2015年11月末、突然脳梗塞に倒れた作家が、生きるために「書く」ことに執念を燃やし、 入院中の自らに起こったことを「取材」し、 時にユーモラスに時に激烈に綴る。「ド派手なパンツでもはかないとやってられないわい。」 絶望の中からふたたび生き直すことを選択した渾身の記録。



さっそく一読。グアムでゴルフをしようと、朝食をすませて立ち上がった瞬間、バッタァーンと倒れ、全身が動かなくなったという。即座に海軍病院に運ばれ、そのあと、日本の病院へ。手術を拒否してリハビリに専念。手術をしていたら……。

禍福はあざなえる縄の如しというわけではないが、そういう病身になり、28歳の美人ナースに入浴の介護をしてもらえるという体験もする。うーむ、うらやましい…とはさすがに思わないが。


そのナースも患者のチンポを見たいわけでは絶対ない。が、避けても見えてしまう。途中で僕の洗えないところを、彼女はフォローしてくれる。私はたいてい自分でできたけれども、動くほうの腕の側面を自分で洗うことはどうしてもできない。もう1つ、前立腺方面に手は届かない。28歳の美人ナース(しつこいか)は「ごめんなさいね」と言いながら、私の前立腺からアナル方面にかけて丁寧に洗ってくれた……

その後、リハビリの成果もあって、入浴に際しては、一人で脱衣し、全身を自力でほぼ洗えるようになったものの、浴槽に入ったりすることは他力がないとできないという。お尻の中央ラインをどうしても自力で拭くことはできないとのことで、 「その部分をヘルバーに拭いてもらう間、ケツを丸出しにして下を向いている。担当の女性が私の股間を拭きながら話し続けていても、じっとその姿で待つのであった」という。

そして結論。
「人は失って初めて、自由のありがたさを知る」―――。ううむ。百田尚樹氏の『カエルの楽園』 (新潮社)同様、病気であれ、侵略であれ、「敵」(病気&中共?) の存在を思えば、明日は我が身?

この本の略歴欄では、昭和30年代生まれで、現在50代と書かれているが、たしか1958年生まれ。僕とほぼ同世代。明日は我が身と思いつつ一読した次第。

そういえば、小渕首相も,脳梗塞で倒れたかと。脳梗塞と脳卒中とどう違うか…。日垣氏は「脳梗塞」は「脳卒中」と読み替えていただいてもかまわないとも記している。


オムロンのホームページによると,

Q質問.
脳卒中、脳梗塞、脳出血の違いはなんですか?
A回答
.
「脳卒中」は、脳に血液が流れなくなることによって脳の神経細胞が壊死する病気全般を示す言葉です。その原因によって、「脳梗塞」「脳出血」などに分類されます。

脳は、多くの栄養と酸素を必要とする器官です。その栄養と酸素は、動脈を流れる血液によって運ばれますが、この動脈が詰まったり破れたりすることによって脳への血流量が減ると、脳の神経細胞に障害が起き、半身のしびれや麻痺、言語障害といった症状が現れます。これがいわゆる「脳卒中」という病気です。

「脳卒中」の中でも、脳の血管が詰まったり閉塞することで脳への血流量が減って、細胞が障害された場合は「脳梗塞」、脳の血管が破れて脳内で出血することで細胞が障害された場合は「脳出血」という病名になります。「脳卒中」には、このほかに「くも膜下出血」「一過性脳虚血発作」が含まれます。
脳卒中は、日本人の死亡原因の上位であり、死亡は免れたとしても重い後遺症が残る可能性のある病気です。脳卒中の5大リスクとして高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙が挙げられますが、いずれも生活習慣の改善や薬による治療でコントロールすることができるものです。普段から、適度な運動を取り入れた規則正しい生活を送り、病気を未然に防ぐことが大切です。

とのこと。

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