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2018'06.18 (Mon)

東京メトロに搾取される寸前にフリー切符を使い切り、全面禁煙に転換した「串カツ田中」に莫大なハードカレンシーを落としに…。







東京メトロに搾取される寸前にフリー切符を使い切り、全面禁煙に転換した「串カツ田中」に莫大なハードカレンシーを落としに…。さらばデニーズ、こんにちは「串カツ田中」さん
(2018・6・18)





昨日(日曜日)は、女房元気で出かけて亭主留守…との予定で、自宅で終日書類整理と思っていたら…。古女房が週末ギャンブルに使っているメトロフリー切符が余ったと…(「連れが急病になり、日曜、一緒に行けなくなったから、あんた、使いなさい」との命令。土曜日夕方から利用開始。一回乗車。あと二回~三回、日曜夕方5時までに利用しないと損をするとのこと)。

ううむ…。副都心線の雑司ヶ谷駅近くの「第42回 鬼子母神通りみちくさ市」に行くべしか…と。雨の心配もないし…。しかし、急に午後仕事も入りそう…。ということで、乗らなきゃ損損…ということで、丸ノ内線のはしっこの荻窪駅へ。午前11時すぎに到着。ブックオフで中古衣料、フランス書院文庫の棚などを見ても買いたいものはなし。

そして、ささま書店開店時刻(午前11時半?)に現地に。すでに数人が入り口前の軒先コーナーにゾロゾロと群がっているではないか。古本虫だらけ?

あっという間に小生も8冊ほどゲット。もっぱら単行本100円コーナー(税別)。そのほか、300円(税別)ぐらい。店内に入って、いろいろと覗くが中では買いたいものはなし。ここは基本的にマジメな古本屋。文庫棚にもエロ本の類は見かけない。エロスコーナーみたいな一角はあるが、比較的格調の高いエロス本がちょこっとある程度。あと、ラジオかなにか点けているみたいでちょっと耳障りだが、天井のスピーカーからというわけではないので、まぁガマン?

レジで紙袋も貰わず、ドサドサと8冊をトートバックに入れて外に出ると、店員が、棚の空いたところに、本の補充を次から次へとしている。ということでまた物色。もう一冊購入。計9冊購入。あわせても1400円ぐらい。安い。これなら同じ本、持っている本を買っても諦めがつく? こんなに短時間で収穫があるなら、毎週土曜か日曜、メトロ切符で荻窪まで行こうかな?

朴斗鎮氏の 『北朝鮮 その世襲的個人崇拝思想』 (社会批評社)、中川晶輝氏の 『ある平和主義者の回想』 (新教出版社)、藤田富士男氏&大和田茂氏の 『評伝平澤計七 亀戸事件で犠牲となった労働演劇・生協・労金の先駆者』 (恒文社)、 彦坂諦氏編の『総年表 ある無能兵士の軌跡』 (柘植書房)、工藤胖氏の 『諜報憲兵』 (図書出版社)、ジョン・スパニアーの『戦後アメリカ外交政策』 (鹿島研究所出版会)、あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG編 『今月のフェミ的』 (インパクト出版会)、小島亮氏の『白夜のキーロパー』 (現代思潮新社)、 田所泉氏の 『「新日本文学」の運動 歴史と現在』 (新日本文学会出版部)を購入。

朴斗鎮さんは最近、新潮新書で『金正恩 恐怖と不条理の統治構造』 (新潮新書)を面白く読んだばかり。小島亮さんの本も面白そう。 [小島亮コレクション] (2)と銘打っている。 『思想のマルチリンガリズム [小島亮コレクション] (1)』という本もあるようだ。都内図書館にも稀にこういう本を置いているところもあるようだが…。3000円ぐらいする本が324円で買えたのはありがたき?(著者には失礼だが)。

ということで、9冊の単行本をトートバックに入れて、意気揚々と(?)丸ノ内線始発駅荻窪駅を出発して仕事場へ。車中ナイフを振り回す奴がいたら、さっさと逃げるか、このバックを楯にしたり、これで叩きにいったりすることも可能かなと。古本を沢山買えば自衛のためにも役立つ!?

ともあれ、これで2回、200円以上の地下鉄区間を乗車。土曜日の一回分も200円以上の乗車区間だったので、メトロフリー24時間切符(税込み600円)を上回る乗車を正午すぎに達成。メトロに「搾取」されることもなく一安心? いい古本とも遭遇できたから荻窪まで足を伸ばしたカイがあったというものだ。古女房も数百円の地下鉄切符をケチったために、かえって多くの出費を招いたことを知れば後悔する(?)。

仕事場に着いていろいろと雑用を片付け、夕方、知人と待ち合わせの場所へ。いままで喫煙者天国だったのを悔い改めて(?)、いや、経営者トップの英断で、一気呵成にほとんどの店で全面禁煙にした「串カツ田中」なる店を視察・試食に行くことに。

串カツはまぁ、好きなほうだが、古女房は作ってくれない。やよい軒にも「串カツ定食」なるものはない。「串カツ田中」は、タバコ飲みが蔓延する店内を時々拝見していただけに、タバコを吸わない分、可処分所得の多い我々が足を運ばないと、神保町の某店のように、ランチタイムを禁煙にしたら客足が落ちたから止めたなんてことになりかねない?

2018・6・16朝日夕刊一面トップは「都の禁煙条例うちの店は?」との見出し記事あり。

東京都が制定を目指す独自の受動喫煙防止条例案の議論が都議会で始まった。条例案は従業員を雇っている飲食店を原則禁煙としており、成立すれば都内の飲食店は、禁煙にするか、喫煙専用室を設置するかの選択を迫られる。店主らは議論の行方を注視している。
 小平市の沖縄料理店「ちゅら」の店主、松原佳太さん(41)はいま、悩んでいる。「おばあ」の味を参考に、チャンプルーやラフテーなど沖縄家庭料理を提供して7年目。店にはカウンター7席とテーブル席が3卓あり、いまは喫煙可。客の多くが喫煙者だ。
 店内に喫煙専用室を作るにはテーブルを1卓減らす必要があり、飲食ができる加熱式たばこの専用室を作ればもう1卓減らさねばならない。都は専用室設置費に補助金を出すというが、客席減は痛い。「味に自信がある。店は何とか続けたい」と言うが、妙案は出ない。松原さんは「小さい店の声を受け止めてくれるか都議会を見守りたい」。
 飲食業界には店内禁煙による売り上げ減を懸念する声が多い。一方、都によると、外国で飲食店の原則禁煙を導入した際、売り上げは減らず、影響は小さかったとの報告もあるという。
 ただ、東京・巣鴨の割烹(かっぽう)「山崎」の店主の山崎一馬さん(51)は首をひねる。昨年9月、店内を全面禁煙にした。歓迎の声もあったが、「もう来ない」と言う人もおり、常連客が減った。4月、全面喫煙可に戻した。条例には従うつもりだが、「禁煙にしても売り上げが減らないという指摘に根拠はあるのだろうか」と不安だ。
 一方で、自主的に禁煙する動きも広がっている。
 吉祥寺のジャズ喫茶兼ライブハウス「音吉(おときち)!MEG」は4月に開店。店主の柳本信一さん(59)は4年前にたばこをやめ、煙が嫌いになった。開店時に全面禁煙を決めた。
 当初は客から「ジャズとたばこは切り離せない」などと言われたが、苦情は徐々に減った。「先見性がある」とも言われるが、柳本さんは「そんな大層な話でなく、パブリックな場での禁煙は今や普通だと思う」と言う。
 ■業界団体、選択制求める
 都の条例案は、従業員を雇っている飲食店は面積にかかわらず店内を原則禁煙と定めるのが特徴で、都内の飲食店の推計84%が対象になる。自分では職場環境を選びにくい従業員をたばこの煙から守るのが狙いだ。成立すれば、都は年内から段階的に施行し、2020年4月から罰則を含めて全面施行する方針。
 条例案では、違反者への罰則(5万円以下の過料)を設けるほか、喫煙専用室での飲食を認めない。このため、現在、仕切りを設けて喫煙しながら飲食できるようにしている店も改修を迫られる。ただ、加熱式たばこについては、健康への影響が判明するまで罰則を適用せず、専用の喫煙室での飲食を認める。
 飲食店でつくる業界団体などは「売り上げが減少する」と批判し、店側が「喫煙」か「禁煙」を選択できるよう求めている。(木村浩之)


まぁ、なるようになると思うけど。「串カツ田中」の近く(外)で、喫煙している人がいた。路上にて。路上禁煙では? 加熱式か電子タバコは知らないが、いわゆる「煙」はあまり出てこない。手に深々と囲っている感じで、時々、口に…。そして店内に入っていく。知人が「ザマーミロ!」と。まぁまぁそうコーフンしないで?

店内で吸えなくなって、店外で吸ったりしたら、公道を歩く人への迷惑が増えることになるのだが……。タクシー車内が禁煙になったら、運転手(喫煙者)が外に出て吸うようになり、これまた公道を歩く人には迷惑の度合いが増えてしまったのだが…。タバコ税を上げて、その一部で、二重ドアの消臭シャワー付きの喫煙室を適宜作るのがベターだが…。

皿に盛っただけのキャベツの塊、少々が「お通し」。一つ250円で二人で500円。ううむ、ちょっとなぁ。この一皿のキャベツが二人分の「お通し」とは? あまりにもちゃっちいキャベツだが…。ソースをかけたら「激辛ソース」。少々からかった。知人が500円あれば、キャベツの玉が三個買えると憤慨? まぁ、まぁ、コーフンせずに!

この「風習」はテーブルチャージのつもりかもしれないけど、止めたほうがいいのでは(外国人には通じない?)。テーブルチャージなら、チャージ代を取るほうがスッキリ? 食べたくもないモノを勝手に出すということにもなりかねない。料理が出るまでの手持ち無沙汰にならないようにとの配慮かもしれないが。店によっては、「お通し」も「メニュー」になっていて、「選択の自由」が行使できる店もあったかと。「選択の自由」がないのは、やはりおかしいと感じる向きが強いのでは?

ともあれ、たこ焼き9個頼んだら、セルフサービスとのこと。ううむ…。でも、粉が余分にあって、12個作れた(でも、タコは9個しかなかったが)。そのほか、串カツをむしゃむしゃ食べて、焼きうどんやら牛タンやらぼっかけ丼やら…。二人で5500円弱。
クーポン利用で、ビール二杯分は「無料」。ただし、カードは不可のようで現金オンリー。これに関しては、カードを使える「選択の自由」を行使させろとは言わない。これは店の「選択の自由」の範囲だろう。カード会社に手数料を払ってまで客に迎合することはなし。

一時間足らずの店内滞在。コスパのいい客? 「禁煙になったから来たよ」とかは言わずに静かに精算。「居酒屋」風の店で食事をするのは久しぶり。一歩前進かな。それにしても、店内、悪臭はなし。食事をする時は、こうでなくちゃ。

今まで禁煙店で外食するとなると、カウンター席がある牛丼屋やラーメン屋みたいなところか、少々値がはることの多いカタカナ外国料理店が多かった。居酒屋風の店はタバコ飲みがのさばっていて、とても、気持ちよく食事ができる環境ではなかった。汲み取り式トイレというか肥溜めというか地獄のような悪臭が漂うところで食事などできるわけもない。

大衆的なチェーン店の「串カツ田中」がほぼ全店で全面禁煙に踏み切ったことは大いに評価したい。よほど、経営者がスマートで聰明で、理知的で英明的な人なのだろう。

それにひきかえ、ランチョンや、デニーズの経営者たちは何をしているのだろう。まぁ、デニーズなんてもう10年近く足を運んだこともないからいいか?(禁煙席に案内されても、タバコの悪臭が漂ってきて、どこが禁煙席なの?と何度質問したことやら? まともな「禁煙席」も作らず、それで分煙と称するような経営者のいる企業は「反社会的」でサイテーレベルというしかない)。

永遠に、さらばデニーズ、こんにちは「串カツ田中」さん。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'06.16 (Sat)

定食屋は「やよい軒」に限るし、「立ち食いそば屋」といえば「弥生軒」に限る?……。どちらも完全禁煙。






定食屋は「やよい軒」に限るし、「立ち食いそば屋」といえば「弥生軒」に限る?……。どちらも完全禁煙。
(2018・6・16)





東京ソバット団の『東京立ち食いそばジャニー 行かないと人生損するレベルの名店20+α』 (スタンダーズ株式会社)を読んだ。


(こんな内容)→どうかしているほどの巨大から揚げそばを出す店、1日5食限定の十割そばが絶品の店、 深夜に開けて翌朝に閉める変則営業の店……
立ち食いそばはこんなに美味しくて、面白い!
大人気Web「メシ通」人気連載、話題の「東京ソバット団」が贈る、 「立ち食いそばなんてどれも一緒でしょ」という思い込みが一変する、超DEEPな立ち食いそば紀行。
誰でも一度は行ったことがある有名店から、超穴場の隠れ名店まで20店+α、 「日本人の魂のファーストフード」をとことん食べ渡り歩いた、空前絶後の立ち食いそばガイド&ルポが、とうとう世に放たれます!
生粋の立ち食いそば好きも、あまり立ち食いそば店に入ったことがないという人でも楽しめる、必携の一冊です。


東京以外の県も出てくるので、正確には首都圏の「立ち食いそば屋」を紹介した本。 「我孫子弥生軒」が出てくる。おお、我孫子駅の「弥生軒」か…。時々行くよ…と思いきや、その「店名」なのに、店があるのは新京成電鉄新津田沼駅ホーム。この店の店主の父親が我孫子駅にある「弥生軒」の会長だったとのこと。店主ご本人は、我孫子のお店を手伝っていたそうな。要は「暖簾分け」? いやいや、それどころか、そもそも名物の巨大唐揚げをメニューにしたのは、この店主だったとのこと。要は元祖? 本家?

そういった「名店」の数々が紹介されているが、あいにくと、僕の生活空間のお店はなし。神田神保町界隈の店は出てこない。秋葉原や四谷などの名店が出てくるが…。

高円寺の古書会館に行く途中の、麺がちょっと太めの立ち食いそば屋--といっても椅子がある--などは時々立ち寄るが…。その店はこのムックには出てこない。

水天宮にも美味しそうな立ち食い店があるが、あいにくと入ったことはない。このムックにも出てこない。

そういえば、この前、東京メトロの錦糸町駅改札を出て左に行ったところの立ち食いソバ屋に寄った。原武史さんが推奨していたっけ?(それにしてもメトロ錦糸町駅って、改札が一つ。北口方面に、改札を作れるだけのスペースがあるのに、「閉鎖」したまま。混雑する駅だから、改札が複数あると便利なはずなのに? 乗客サービスを何ら考えていない杜撰な駅というしかない? 駅長の「顔」が見たい?)。

「店名」からしてメトロ直営店かな? だったら嫌なんだけど?
地下鉄車両の蛍光灯を省いて運転していたことに抗議活動を展開しているので…。

この前、有楽町線の永田町駅を行き来したけど、相変わらず、待ち椅子席真上の蛍光灯などは省いたまま。椅子に座ってもすごく「暗い」。本が読みにくい。何度か口頭で注意しているけど、一向に有楽町線沿線駅は改善しない。サイテーの区間というしかないだろう。そういえば、車内でBGMを流すという試み…どうなったんだろう。まさか正式採用・実行していないと思うけど。フリーダイヤル苦情窓口にも電話したし、文書で提出もしたけど…。 「聞く耳を持たない」メトロのバカ経営者たちに点けるクスリはない?

「サービス」のイロハも分からないのだから…。作るべき改札口、点灯すべき照明を怠り、余計な騒音を車内に流そうとする。完全にオツムが狂っているようだ?

ともあれ、その錦糸町の立ち食い蕎麦屋で(椅子は完備・固定されている)、かき揚げ蕎麦(400円・税込み)を食べた。かき揚げが少し「立って」麺に乗っている。見た目が工夫しているね。味もサクサク感があって、汁もまずまず。蕎麦&おにぎりを食べている人が多かった。蕎麦とおにぎりを食べた後に、「もう一個」と言って買っている人もいた。おにぎりが人気商品なのかな? おにぎりに関しては、古女房の特大おにぎりしか最近食べたことがない?

昔は立ち食いそばといえば「きつねそば」を食べていた。最近は「かき揚げ蕎麦」(「天ぷらそば」と形容する店もあるが、どう見てもかき揚げがいいところ?)が多い。コロッケソバとかも食べることがあるけど。

それにしても、「立ち食いうどん」という言い方はあまりポピュラーではない? 僕も「うどん」を食べたことがほとんどない。嫌いではないのだが…。毎日立ち食い屋に行けば、たまにはうどんを食べることもありうるだろうが…。

立ち食い屋って、まぁ、全面禁煙。狭いし。駅ホームにあれば、当然禁煙。従来、こういう店でないと食事ができない我々(非喫煙者)だったが、東京都の喫煙制限条例が成立すれば、いろいろとタバコの悪臭に悩まされることがなく、普通の「食堂」で食事ができるようになるだろうか? 串カツの田中とか、なんとかいう店は6月1日から、早々と禁煙にしたみたいだから、今度行ってみようかな?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'06.04 (Mon)

スリッパを投げつけられるべきネコとは?---「パブキャット」「ウィスキーキャット」「ウンチキャット」「バードハンターキャット」……のどれか? 食事するなら「デニーズ」より「やよい軒」に限る? 「天安門虐殺」は許せないけど、猫虐殺は?







スリッパを投げつけられるべきネコとは?---「パブキャット」「ウィスキーキャット」「ウンチキャット」「バードハンターキャット」……のどれか? 食事するなら「デニーズ」より「やよい軒」に限る? 「天安門虐殺」は許せないけど、猫虐殺は?
(2018・6・4)




昨日(日曜日)、古女房はいつもの週末ギャンブルで出かけていた。朝から自宅で書類整理。夕方、やよい軒のクーポン(玉子焼き無料)を「握り」しめて晩飯を。肉野菜炒め定食(690円)。まずまず。やよい軒が近くにあったら「妻要らず」? それにしても、新聞は二つ取っているのに、一方の新聞にしか、やよい軒のクーポンが入っていないのは残念。チラシの定食のオカズ写真を見ても、実物よりちょっと多めに見えるのは錯覚か?

土曜日に英国風パブに行ったこともあり、ヴィッキー・レーン(文)&ティム・ホワイト(撮影)の写真集『ロンドンのパブねこ』 (グラフィック社)を読んだ(見た)。

(こんな内容)→ロンドンのパブの名物ねこを集めた写真集&パブガイド! 花嫁のビリー、女王の座をおびやかすスモーキー、ビールをディスカウントしちゃうレッグズなど、かわいいのにクセのあるねこが次々と登場。ねこたちにとことん癒されます。

基本的に「パブ」に寄生する「パブキャット(パブネコ)」が主人公の写真集。この前紹介したジョージ・デイリー(文)&チャーリー・デイリー(写真)の『ロンドンパブスタイル 英国パブカルチャー&建築インテリア』 (グラフィック社)は、パブ内部の様子がメインの写真集だった。こちらは、パブ内部はさほどうつっていない。床やテーブルにいるネコがアップにうつっているものばかり。

「パブキャット」か…。まぁ、「ウィスキーキャット」は、まだウィスキーの原材料である酒蔵に保存されている小麦をネズミの被害から救ってくれるというメリットはあるが…。

そのあたりは、 C・W・ニコル (文) 森山徹 (写真)の『ザ・ウイスキーキャット』 (講談社文庫)でも、詳しく紹介されていた。

まぁ、どちらにせよ、ネコはあまり好きではない…。

古本屋にもネコが本の上に寝そべっているところがあったかと。所沢には、インコだったか小鳥が店内を飛び回っている古本屋があった。そういうのはいいが…。さすがにパブでは小鳥が飛んでいるということはあまりありえないかも……。

とにもかくにも、ネコを見ると、スリッパなどを投げつけていた子供時代からの習性はまだ残っている(と思う)。

というのも、実家の庭の芝生の上に太い臭い糞を撒き散らしたり、家の中に入ってきて飼っていた小鳥を襲ったりしたこともあるだけに、ネコはファシスト、コミニュストといった左右の全体主義者、および「マナーの悪いタバコ飲み」の次ぐらいに嫌いな存在だからだ。こういうのは、「ウンチキャット」「バードハンターキャット」でも言うのか?

犬はまぁ飼い主がしっかりしていれば、躾けは大丈夫だろうが、ネコは放し飼いだから、近所迷惑もいいところ。時々、野良ネコが殺されているとのニュースが流れたりするけど、あまり同情はしないね。鳥もカラスとハトは嫌いだが…。

車に轢かれた野良猫の死体をカラスがつっついて食べているシーンを見たことがある。また、弱ったハトをカラスがつっついて食べているシーンを道端で見たこともある。なんともいえない「感慨」を抱いたものだった?

夜は一区切りつけて一休み。

知人から借りた森岡典子さんの「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」を拝聴。OLからジャズ歌手になったようで、「陰影に富む歌声」(2018・5・15日経夕刊)と絶賛されている。ううむ…、なるほどね。カバージャケットのミニスカの肩出しのワンピースもいいね。スタイルもよさそう。声質は僕の好みではないが…。
ただ、外見や雰囲気はなんとなく、僕好みのエリン・ボーディーにちょっと似た感じ?

コンサートでもあるかなとチェックしたら、某老舗ホテルのショーが今週半ばにあるような。しかし、全面喫煙可能のようで。やれやれ。いくらバーとはいえ、ホテルともあろうものが?

大衆酒場風の「串カツ田中」でさえ、6月1日からほとんどの店で全面禁煙になったというのに。

そういえば、見間違いかもしれないが、某ファミリーレストランの入口ドアに変なお断りが貼ってあった。

「18歳未満(以下だったか?)の子供連れのお客さまは、喫煙席を希望されても、子供に対する受動喫煙防止の観点からご案内できません…」と書いてあったような?

タバコは20歳からでないと吸ってはいけないことになっていると思うけど? まぁ、大学生相当の年齢は「子供」とは言えないからかな? でも、見間違いでないとしたら、そういう「子連れ客」は、禁煙席が一杯だったら食事ができないというわけか?

だったら、さっさと完全禁煙にすればいいのに(もしくは二重ドアの消臭シャワー付きの喫煙ルームを店内に設置して完全分煙を実現)。無駄な抵抗をするファミリーレストランだこと。

「串カツ田中」には今度は行こうと思うけど、このファミリーレストラン、そういえば、もう10年以上行ってないかな。以前は、禁煙席を希望して行ってたけど、喫煙席から悪臭が漂ってきて、こんなの「禁煙席」ではないと抗議して席を立ったこともあった。それ以来、立ち寄らないことにしている。さらばデニーズよ? マクドナルド同様(ここも店内を完全禁煙にするのがあまりにも遅すぎた)に…。

タバコを吸うのはまったくの自由。失火を起こさず、他人の鼻孔に悪臭を漂わせず、他人の服に悪臭を染みつかせることなく、ポイ捨てすることなく、吸うならば、ノープロブレム。共存共栄は可能だろうに…。タバコ税を一部活用して、ちゃんとした喫煙ルームを建設設置していけばいいのに…。吸うことそのものを健康障害の理由のみでやめさせようとする動きがあるから、建設設置もままならない? 吸う人も、他人が多々いる場所、とりわけ食事の場所などでは控えるように心がけるべきだろうが。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'05.13 (Sun)

機体安全(整備)が第一、機内環境(食事等々)は手抜きでオッケーでは?







機体安全(整備)が第一、機内環境(食事等々)は手抜きでオッケーでは?
(2018・5・13)






機内食ドットコム編の『みんなの機内食 天空のレストランへようこそ!』 (翔泳社)を読んだ。

4・12日経(そのあとも時々似たような)に、エールフランスの全面広告が出ていた。「美女」が9本のスプーンをもって「本格的なフランス料理」「一流シェフによる洗練されたメニューを極上のシャンパン、ワイン、チーズとともにお楽しみください」とある。
しかし、料理の写真はなし。フォークに「おかし」が刺さっている程度。これでは想像力を発揮できそうにない。

本書にもエールフランスの機内食が出ている。ほかよりは「豪華」? でも、日本航空の羽田-シンガポール間の「ちゃんぽんですかい」なんていうカップ麺なんかのほうが美味しそう? 格安航空便の無料の「ホットミール」も悪くない?

ファーストクラスの豪華機内食も出ている。これはこれで別格でいいのかも。
しかし、エコノミーレベルの機内食なんて、豪華さを争ってもたかがしれている。そんなのは、「今半」の弁当ぐらいでいいのでは? イヤイヤ、「崎陽軒」レベルの「しうまい弁当」や「駅弁」でも充分ではないか。

パン食は「神戸屋」のサンドウィッチでいいのでは。この前、初めて神戸屋のサンドウィッチを食べた。700円ちょっと。ううむ…。小さなサンドだった。「やよい軒」のしょうが焼き定食(630円)より高く、焼肉定食(720円)よりちょっと安い程度。お腹の満腹感は、やよい軒のほうがよさそう(ご飯お替わり自由だから)。

機内食も、やよい軒レベルで充分かも。ブリティシュエアウェイズの機内食(ウィーン・ロンドン)はサンド。これでも充分だろう。

映画などが見られるのは海外便なら悪くはないが。文庫一冊、キンドル一つ持てばまぁ充分。活字を読むのは疲れるから、たしかに映像はあってもいいかも。

機体安全(整備)が第一、機内環境(食事等々)は手抜きでオッケーでは?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'05.06 (Sun)

「青春グルメ」やら「脱脂粉乳」やら「愛妻弁当」やら「おたのしみ弁当」やら、一番美味いのは「オーウェル弁当」?



「青春グルメ」やら「脱脂粉乳」やら「愛妻弁当」やら「おたのしみ弁当」やら、一番美味いのは「オーウェル弁当」?(2018・5・6)



鈴木隆祐氏の『名門高校青春グルメ』 (辰巳出版)を読んだ。

カバー写真は昔ながらの制服を着た高校生3人が、大衆食堂らしきカウンターでオムライスなどを食べようとしている写真(高校生にしてはちょっとフケ顔? 特に手前の高校生は、アダルトビデオに出てくる高校生役の「男優」みたいといっては失礼になるかな? 髪の毛も少し茶色に染めているようにも見えるが?)。


(こんな内容)→名門校に名門グルメあり!!
北は北海道から南は九州まで、日本全国の名門高校を訪ね、食べ歩いた青春の味…それは失われゆく日本の生活の味、そのものだった!!日本全国の名門高校を巡り回った著者が現在も残る懐かしの青春ソウルフード・200軒以上を一挙紹介。 伝統ある学校には、将来のエリートを地域ぐるみで育んできた、お店と人と味があった。
教育とグルメを股にかける著者の、総決算的な一冊!!


我が母校が出てこないからではないが…。名門高校の名門グルメといっても、あまりピンとは来ない。学食ではなく、学校近くの大衆食堂などが紹介されているわけだが…。
巻頭口絵には「名門グルメ」でカラー写真で一部学校近くの食堂のメニューが紹介されているが、文中はもっぱら「活字オンリー」。ビジュアル系ではない。カタログというわけでもないし…。ちょっと中途半端?

「放課後に食べた、あの味がぼくたちの原点だった…」とのことだが…。

同窓会的名店ということで、巻末に新橋の有薫酒蔵なども登場。 「高校寄せ書きノート」で知られる酒場。僕も何度か行ったことがある。ここには母校のノートもあった。しかし、喫煙者迎合酒場だったので、近年は立ち寄らず。

ともあれ、お腹が空いたら、そういう店に駆け込み、いろいろと食べられるのは平和な裕福な時代故の光景。

この本を読んだあとに、今野浩氏の『工学部ヒラノ教授とおもいでの弁当箱』 (青土社)を読んだ。こちらは若い時は欠食児童の思い出から始まる…。
先の本では「放課後に食べた、あの味がぼくたちの原点だった…」とのことだが、そうだとすると、今野氏にとっては、小学校の給食で食べた「ぱさぱさのコッペパンと脱脂粉乳」の味が原点だったことにもなるだろうか。


(こんな内容)→父はいつも私に一杯のかけそばをごちそうしてくれた…終戦直後の日本で幼少期をすごし、 学生時代、留学時代、そして晩年と これまでたくさんの人といろいろなものを食べてきた。そんな食卓の風景には、かなしい経験も、しあわせな思い出も、 希望にみちて全力疾走した毎日も、絶望とくるしみにたえた晩年も、すべて染みこんでいる。ヒラノ教授の人生を「食べる」でふり返る待望の最新作。


著者は1940年生まれ。いままで何冊か読破してきたシリーズの一冊。この人、生涯の歩みを自叙伝シリーズ(ヒラノ教授)で書いているのだろうか。これって、佐々淳行さんと同様では。彼は1930年生まれだから、今野さんより10歳年上。

戦前、戦中から戦後の人生の歩みを以下の著作でおおむね描いている。

六男二組の約束 戦争と先生と59人の子供たち』(TBSブリタニカ 1995.12)→改題「「六男二組」の太平洋戦争」(小学館文庫)→『戦時少年佐々淳行―父と母と伊藤先生』(文春文庫)、『目黒警察署物語―佐々警部補パトロール日記』『目黒署10人の刑事 佐々警部補シリーズ』→『美人女優と前科七犯』、目黒署アベック殺人事件 佐々警部補シリーズ完結篇』(文藝春秋)、『金日成閣下の無線機』 (読売新聞社)→改題『謎の独裁者・金正日』、『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』、『連合赤軍「あさま山荘」事件』、『香港領事佐々淳行 香港マカオ暴動、サイゴン・テト攻勢』 、『わが上司後藤田正晴 決断するペシミスト』、『焼け跡の青春・佐々淳行 ぼくの昭和20年代史』、『後藤田正晴と12人の総理たち もう鳴らない“ゴット・フォン”』、『菊の御紋章と火炎ビン―「ひめゆりの塔」と「伊勢神宮」が燃えた「昭和50年」』、『ザ・ハイジャック-日本赤軍とのわが「七年戦争」』、 『私を通りすぎた政治家たち』『私を通りすぎたマドンナたち』 (文春文庫)、『私を通りすぎたスパイたち』(文藝春秋)等々。

いずれも一読。

今野浩さんもこんなシリーズ。

『工学部ヒラノ教授』『工学部ヒラノ教授の事件ファイル』(新潮文庫)、『工学部ヒラノ教授と4人の秘書たち』 (技術評論社)、『工学部ヒラノ助教授の敗戦 ―日本のソフトウェアはなぜ敗れたのか―』 『工学部ヒラノ教授と七人の天才』 (青土社)、『工学部ヒラノ教授のアメリカ武者修行』(新潮社)、『工学部ヒラノ名誉教授の告白 ―エンジニアが「物書き」になったわけ―』(青土社)、
『ヒラノ教授の論文必勝法 ―教科書が教えてくれない裏事情―』 (中央公論新社)、『ヒラノ教授の線形計画法物語』 (岩波書店)、
『あのころ、僕たちは日本の未来を真剣に考えていた』『工学部ヒラノ教授の青春 ―試練と再生と父をめぐる物語―』 『工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア ―森口繁一という天才―』 『工学部ヒラノ教授の介護日誌』 『工学部ヒラノ教授とおもいでの弁当箱』 『工学部ヒラノ教授の中央大学奮戦記』 『工学部ヒラノ教授のはじまりの場所 -世田谷少年交差点物語-』 『工学部ヒラノ教授の終活大作戦』 (青土社)。


小学生に入ると給食があったそうな。ぱさぱさのコッペパン一つにマーガリン。それと悪名高い脱脂粉乳(1959年生まれの僕も脱脂粉乳の味は覚えている。保育園時代に飲んだ。不味かった)。オカズには「背中に毛が生えている」正体不明の魚フライなど。これは知らない?

年に一度の給食記念日には、ふわふわのコッペパンとバター、チョコが出たそうな。薄くて粉っぽい国産の板チョコではなく、ハーシーの台形チョコ。

「その日は生徒全員が担任の先生とともに、『進駐軍のみなさん、おいしい給食をありがとうございます』と唱和した」とのこと。ううむ、その時からアメリカは子供相手に洗脳していたわけか?

脱脂粉乳が豚の餌だったとか、そうした食料費のカネは日本政府がちゃんと払っていたことをあとで知ったとのことだが、当時は「食料を恵んで下さるマッカーサー元帥とアメリカに心から感謝していた」「そのあと三五年に及ぶアメリカ・コンプレックスが生まれたのはこの時である」という。

今野さんの母親は「息子よりマルクスの方が大事」だと考える左翼母さんだったとのこと。
一度たりとも授業参観や父母面談にもこなかったそうな。左翼グループが主宰する『資本論』勉強会などに出ていたそうな。ううむ…。食事もロクなものを作ってくれなかったそうな?

やがて学生となり、学食などで食事をとれるようになる。そんな食事にまつわる思い出が幼少のころから晩年まで綴られた「グルメ本」(?)。愛妻弁当も愛食したそうな(晩年、妻が病気になり先に亡くなるが)。

母親のモサぶりは、 『工学部ヒラノ教授のはじまりの場所 世田谷少年交差点物語』 (青土社)でも少し触れている(以下その本の感想を…)。

なにしろ家の隣に小松製作所に勤める一家があったのだが、母親はこの家族を「死の商人」と呼び、そこの家の子どもたちとは「絶対に付き合うな」と厳命していたとのこと。

「小松製作所→戦車→死の商人」

という三段論法からのこと。

また、父親が英文毎日の主筆をし、母親がアメリカ大使館勤務の親しい友人宅にもよく行ってご馳走にもなったりしていたのだが、母親は「新聞記者は資本家のお先棒担ぎ、大使館勤めはアメリカの手先」だといつも言っては、そこの家に行くのを嫌がったという。「資本家は労働者を搾取する悪い輩、アメリカは日本を罠にかけた悪い国」だからと(ううむ…。「日本を罠にかけた」というのは、真珠湾奇襲をルーズベルトは知っていたというニュアンスであろうか? ならば間違っていない?)。

そんな母親の「偏向教育」下でも、母のいうことと違う事実を発見し、染まらなかったようだ?。今野家は父親はそんなコミュニストではなかったそうな。しかし、両親ともに、そんなコミュニストだったら…。さすがに影響を受けて、少なくとも「容共リベラル」にはなってしまう? この前、高田馬場でお見かけした某大学教授などは、その口かな?

それにしても小松製作所が「死の商人」とは? いやいや、待てよ? 我が家も「東芝機械→ココム違反→親会社東芝→赤の企業・ソ連傀儡→商品ボイコット」路線だったからな? ココム違反発覚以降、東芝製品ボイコット運動を展開。
しかし、この前、ふと十年前に買い換えた居間のエアコンを見たら、東芝製ではないか? なんで?

ともあれ、そのくせ、母親は東大がお好きで、兄が東大に落ちたりして半狂乱になったりもしたそうな。著者もまだ権威のあった日比谷高校の入試に失敗。当時は編入試験もあったそうで、一端、別の高校(城北高校)に進学するものの、編入試験を受けて日比谷に入る。当時、日比谷では、 『試験にでる英単語』 (青春出版社)の著者として後に有名になる森一郎先生が英語を教えていたそうな。

ともあれ、そんな高校受験、大学受験の思い出、社会人になってからのヒトコマ、フタコマが、親友たちとの交友を中心に描かれている。自分の青春時代と対比しつつ、愉しく読める一冊、二冊。

それにしても、今野さんの母親……。ふと、似た女性がいたことを思い出した。

映画(フィクション)だけど、オーストラリア映画「革命の子供たち」は以前紹介もしたが、オーストラリアの女コミュニスト闘士があこがれのスターリンにラブレターを送り、それが縁でソ連に招聘される。ちょうど、スターリンが亡くなる直前にまみえて、中だしして(?)妊娠して生まれた子供が風貌も考えもスターリンそっくり? 生まれて成長するけど、母親がソ連礼賛教育を息子に諭す。それ故に、チャーチルのことには無関心なのにスターリンには詳しく学校の先生も不審に思う? そういう母親の教えを受けて、どっかの大学の先生みたいに(?)共産主義まっすぐ路線で成長し、学生時代には反ベトナムの闘士にもなっていく。そしてやがて恐るべき?……。このスターリン礼賛女性が、今野さんの母親にも似ている?

映画では、スターリンが腹上死した時、側近がみんな喜んでいるシーンがあったけど(傑作シーン!)、あのあたりの「喜びの世界」が「歴史の真実」なのかもしれない。スターリンの死に関しては、ハヤカワ文庫から面白い本が出ている。
ジョルジュ・ボルトリの『スターリンの死』 、アブドゥルアハマン・アフトルハーノフの『スターリン暗殺事件 ベリア四人組の陰謀』 。共産圏の歴史の謎はまだまだ解明されていない。

ともあれ、日比谷の没落に関しても今野さんは一言記している。学区制の改悪はよくなかったと。
まぁ、あの学制改革を推進したのは容共リベラルな輩たち。鹿島茂さんが糾弾もしていた。

鹿島茂氏が、 『わが子三人「中学受験」体験記 』(「文藝春秋」2001年3月号)というエッセイを書いていた。この中で美濃部知事時代に実現された学校群制度を手厳しく批判していた。もっとも、これは美濃部以前から、小尾教育長などが推進準備してきたようであるが、鹿島氏は、この教育長をスターリニストと強く批判している。

そして小尾の謀略は「まず都立のエリート高校を根絶やしにする。エリートたちはしかたなく私立に逃げ込む。そうなると、親の負担が増え、日本人の家計における教育費のパーセンテージは確実に上昇するから、貧しさに耐え兼ねた親たちは、少しでも物価が下がり、給料が増えないかと革新の党派に投票し、革新都政や市政が誕生する。そのあげく、福祉のバラまきと公務員のベースアップが起こり、日本の平等主義化は完成する」「その一方で、小学生の頃から受験システムに組み入れられた子供たちは、『遊ぶ』という最も大切な人生の快楽を奪われたため、大人になったときに、人間性を喪失し、やがて日本は創造性とバイタリティーを失った三流国へと転落する」「この小尾が受け取った謀略のシナリオのことごとくが実現したことがわかって、慄然とせざるをえない。小尾は完全に勝利したのである」とまで批判していた。共産主義者は日本の教育を破壊する横着モノたち?
我が母校も一応進学校(私立)だったけど、校内で民青やっている連中のご両親は公立高校のセンセイが多かったね?

ともあれ、佐々氏がどの本かの「あとがき」で、ご自身の一連のこうした著作はセシル・スコット・フォレスの海洋冒険小説『ホーンブロワー』シリーズと対比させていたかと(本はハヤカワ文庫から訳出されている)。これって、たしかテレビでも放映されていたかと。「海」好きの古女房は録画して見ていたかと(僕は「水着」には関心があるが、海洋冒険物語にはあまり関心がないので見てない)。

佐々さんの人生も、ホーンブロアー同様、波瀾万丈。今野さんの人生もそれなりに波瀾万丈といえようか。民間企業に就職してから学者の世界へ。筑波大学から東京工業大学、そして中央大学へと。女性関係はシンプルだったようだが? 高校大学の同級生には、結構な有名人がいたようだし…。切磋琢磨もあったようだ。

こういう人の人生に比べると、我が人生は平凡だなぁと思ってしまう。うっ? 自分はともかく、同級生にそこそこ有名人もいるかな?

あと、蛇足だが、「弁当」ということで、吉田健一氏の『おたのしみ弁当 吉田健一未収録エッセイ』 (講談社文芸文庫)を。

『吉田健一著作集』 (集英社)なる本があって、全30巻、補巻2巻とのこと。これにも入っていないということか?

「”世界の末日”と”一九八四年”--人間性を描く未来記」「オォウエルについて」「おたのしみ弁当」などをまず読んだ。

「おたのしみ弁当」は、千趣会の「駅弁パノラマ旅行」という雑誌に掲載されたようだ。横川の「峠の釜めし」などから始まるエッセイ。この駅弁が「おたのしみ弁当」との愛称があるとのこと。それは知らなかった。ネットでみると、「おたのしみ弁当」なる駅弁が小田原駅でも売っているようだが…。

オーウェルに関しては、吉田氏は文藝春秋新社から出た『一九八四年』を龍口直太郎さんと共訳しているから、一家言をもっていて当然。

「オォウエルについて」は、「日本読書新聞」(昭和25年2月1日)掲載のもの。「ジョオジ・オォウエルが死んだ」の書き出し。昭和25年(1950)1月21日に急逝したから、それを受けてのものだったのだろう。

オーウェルは「愛妻弁当」なんか食べたことがあるのだろうか?とふと思った。僕は? ううむ…。まぁ、結婚前にはいろいろと「弁当」を作ってくれたこともあったかな? 田舎に帰る時、新幹線乗り場まで弁当をもってきてくれたこともあったっけ? 今は? 連休中も、「週末ギャンブル」に忙しく、晩飯も作ってもらってないな? ハハハ?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!


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