古本虫がさまよう 古本屋
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花よりダンゴ、田舎の小屋より神保町の1LDKマンションに住みたい?
(2017・3・26・日曜日)





昨日(土曜日)は東京周辺は晴天。
夕方神保町へ。午後6時から全席禁煙店で家族と共に食事をする予定があり、それまでの時間潰し。古書会館は金曜日に寄っていたので行かず。最近、足を運んでいない神保町の裏通り、錦華公園・お茶の水小学校周辺の古本屋を散策。

まずは久しぶりに喇嘛舎(ラマシャ)へ。サブカルもの多し。お値段もかなり高め。見学しただけ。次に寄ったところは閉まっている。入口近くまで本が山積みされているが、まさか閉店?
その先をテクテクと。たしかレコード&古本屋など、いくつかあったと思ったがら見当たらず。

右脇に、建設中のマンションがあり。このあたりに住めれば、神保町古本屋街が「庭」になって便利なのは間違いない。どこかの煩い商店街と違って、電柱から「広告」や「音楽」も流れていない。そこで、チラシを手にする。 「アトラス千代田御茶の水」というマンションのようだ。御茶の水駅まで8分、神保町駅まで5分とある。水道橋駅へも8分ぐらいで行けそうだ。

「おかげさまで全51邸完売」「キャンセル待ち受付中!」とある。73㎡の3LDKで一億円! 57㎡の2LDKで7000万円~。42㎡の部屋(これをなぜか3LDKと誤記しているが、どう見ても1LDK)で、5000万円~。ううむ……。結婚して30余年になる妻が飛行機事故で不幸にも亡くなり、飛行機会社から補償金が入れば買えるかも? 5月に四国に行く予定あり?

途中で左に曲がり、また左に曲がり交差点方面の裏道を歩くと、 「りぶる・りべろ」があった。ここの古本、古本市などで時々購入していたかのような? 我が家によくある。いやいや、吉祥寺にあった古本屋だ。あのころ、吉祥寺の「よみた屋」や、その先にあったブックステーションナントカだったか、大きな古本屋を見て、そこから左に曲がり、電車の高架下にあったこの「りぶろ・りべろ」に立ち寄り、そこから吉祥寺駅北口方面の古本屋を一周していたものだ。なかなかシブイ古本が多かった。文学よりも政治社会問題などの本も。

神保町に引っ越ししていたんだ。この店のあったところ、以前は別の古本屋があったのでは?

ともあれ、軒先均一コーナーの文庫も、なかなかシブイ本多し。100円コーナーで、城山三郎氏の『零からの栄光』 (角川文庫)をゲット。紫電改開発物語のようだ。こんな本があったとは知らなかった。

店内は吉祥寺時代よりは狭いが、アナーキズム関連などは充実。大澤正道氏の新刊本『アはアナキストのア』 (三一書房)は見当たらず。
しかし、大沢正道氏献本署名入りの(高橋和巳氏宛て) 『大杉栄研究』 (同成社 )があった(書名はうろ覚え。箱入り本だったかと)。

そのほか、バーネット・ボロテンの『スペイン内戦 革命と反革命 上下 』 (晶文社)も二冊で1万円ほどであった。もうひとつの古い『スペイン革命 全歴史』 (晶文社)は見当たらず。上下本は一冊で10000円以上するから二冊で1万円ほどならば安い?

ジキル本中心だが、泉大八の本なども…。吉祥寺ではエロス本も多々あったか(のような?)。老夫婦でやっている古本屋のようだ。最近、閉店してしまった神保町の篠村書店の跡地に、この古本屋が入れば、ぴったしという感じだ(社会科学関係書はともかく…。鉄道関係書は「りぶろ・りべろ」にはないが…)。

城山さんの本を一冊購入して外に出ると、すぐのところに「がらんどう」(二階)、「くだん書房」(三階)なる看板を見かけた。二階に昇ると、ちょっと薄暗い…。やっているのか? 残念なことに中に入らず引き揚げてしまう。

そのあと、たまに立ち寄る囲碁専門古本屋のアカシヤ書店。軒先にレオンハルトの『ソ連にも革命が?』 (恒文社)が100円で出ている。ううむ持っている、読んでいるから食指は動かないが…。ブッシュジュニアが、この先生(亡命者)の授業を聞いて、共産主義の悪を認識したと言われている。名著!が100円とは…。
『戦慄の共産主義 ソ連・東独からの脱出』 (月刊ペン社)およびそのダイジェスト版である『党員はこうして鍛えられる』 (時事新書)を読んだことがある。 『裏切り ヒットラー=スターリン協定の衝撃』 (創元社)も名著。

そのあと、古書センターの軒先で、コンシダイン&プールの『世界の遺書 モンローからヒットラーまで』 (金沢文庫)を210円で購入。そのあと、全席禁煙店で食事。

車中、高村友也氏の『自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ』 (ちくま文庫)を読んだ。

段ボールハウスでの生活体験もあるようだか、そこそこの田舎の雑木林の土地を入手してそこに掘っ建て小屋みたいな自作の小屋を建てて住みだした体験者による手記。ハウツー的な内容も。
少し働き、あとはノンビリ。税金もかからない範囲での生活…。特にエコライフだのと強調することもなく、ナチュラルな感じでまとめているが…。

ついでに読んだのが、 『小屋入門』 (地球丸)。こちらも固定資産税のかからない小屋作りなど、ハウツー的なものから、実際に小屋を作って利用している人たちのことなどが紹介されている。ちょっと本格的?

ともあれ、高村氏の本を読んで思い出したのが、エドマンド・ラブの『タダで暮らす法』 (青春出版社)。これは何人かの「タダで暮らす法」を実践した人を紹介した本。「地下鉄は僕の寝室」という人の「タダで暮らす法」というのは都会ならではのアイデア? 図書館を利用する際も、マイクロフィルム室を使うと、よりくつろげるとか。昔の新聞を精読し、勝つ馬に賭けるノウハウを学び、それで実際儲けたりしたこともあったそうな。

その日仕事で、数日がんばって働いたあとは、地下鉄を寝室にしたりして過ごす日々を実践しているとのこと。「タダ(に近い金額)」で暮らすことはある程度可能なのかも。ハワイなんか、そういう人が多いとも聞く。南国でないと難しい?

でも、田舎の小屋もいいけど、都心古本屋街のど真ん中のミニマンションもいいかも? 前述のマンション、3LDKは無理でも1LDKがあれば……。この界隈、やよい軒もあるし、いもやもあるし、もり一(回転寿司)もあるし、言うことないから。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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僕が、この40年間で「昔日の客」として、通りすぎた「昔日の古本屋&古本市」とは?  
(2017・3・25・土曜日)





昨日は早稲田実業が明徳を破ってなにより。松井全打席敬遠といった勝つためには手段を選ばないというのは別にいいけど、地元中学生の生徒などほとんどいないのが明徳高校とか? スポーツに偏重して知名度を上げることに躍起な教育者のいる学校には、森友ナントカ学校同様、あまり期待は持てない。

それはさておき、昨夕は所要があって神保町界隈を少し歩いた。ついでにというと語弊があるが、神田古書会館も一瞬覗いた。有名な文芸評論家をお見かけする?

新聞労連の『産経新聞残酷物語 これが合理化の実態だ』を200円でまずは購入。水野成夫社長に対する、典型左翼側からの抗議の書のようだ。後の鹿内信隆時代の前。いわゆる「残酷物語」は左翼側からはよく言われていたもの。まぁ、何とか耐えて今日にいたっているわけだが……。あと、大河内一男氏の『欧米旅行記』 (時事通信社)も200円。

そのあと、復活した いもや(天丼)で、650円の天丼を食べる。以前より100円上がったか……。しかし、「閉店」中、てんやの「天丼」しか食べられなかっただけに、久々の「いもやの天丼」には感銘を受けた次第。やはりこっちのほうが美味い。座席も、むかしながらの椅子。固定されてないから、空いていれば楽に座れる。てんや・王将など、カウンターの椅子をあんなふうに「固定化」するのは野蛮というしかない。JR東日本やメトロなどが、座席を二人、三人などと「棒」で区分けするのと同様。人間の体格の違いなどを無視した官僚主義的思考故の野蛮措置というしかない。「監視カメラ」より、もっと悪質な措置というしかない。電車の座席は、まだ一人でも多くの人が座れるようにという配慮があるだろうが…。股広げのバカや、座席に荷物を置くアホなどがいるから……。道徳教育というのは、国家のために何をすべきかとか、そういうレベルでなくていいから、公共の場所ではアホバカ間抜けのようなふるまいをしないようなマナー向上のレベルにつとめてほしい。半径百メートルの人がいるところではタバコを吸わないとか(タバコそのものは、精神転換などでプラス面もあるだろうから、喫煙そのものを悪徳視するのはおかしい。ただし失火したらタダではすませないようにすべき)。

ともあれ、最近は週末など、いろいろと身辺整理というか、部屋の整理をしている。先日も、昔の読書日記(手帖)が出てきた。西暦(年号)が入っている手帖ではなく、メモ専用手帖。探求書などを書いては、入手すると線引きで消している。巻末に「古本市情報」などが手書きで記してある。

4月と10月には中野サンプラザ前で古本市。10月号には大宮駅のkissビルで古本まつりと書いてある。中野サンプラザは必ず行っていたが、大宮は記憶にはない?

そのほか、1月の大森西友古本市は「マズマズ」と。土浦西友古本市は「小規模」「今いち」とある。
3月の銀座プランタン古本市は「マアマア」とある(プランタンは消滅し、新しいナントカという店として再開したそうな?)。
5月、さいか屋古本市、6月藤沢西武古本市、つくば西武古本市などとある。水戸イセジンというのもある。そこで古本市をやっていたことがあったのでは? 水戸西武ってあっただろうか? その古本市に出かけて、途中古本屋があるのを発見したことがあったかのような(その古本屋は今もやっているかと。最近ごぶさたしているが、こじんまりとした古本屋だが、まずまずの古本屋であったかと)。

「ブックオフコーポレーション」の店名もメモしてある。「相模駅出口一つ。バスターミナルをまっすぐ大きな通り、三和銀行、シングの向かい側5階」とある。さて、このブックオフへ行ったのか?

開業第一号店には行った記憶がある。息子を連れて。だが、そこは一階だったかと? 駅も相模駅ではなかったかのような?
手帖のメモにあるブックオフは2号店なのか? このメモ、西暦何年のものか不明だが、多分1990年代前半ごろでは?

第一号店でバイトをして、それからブックオフの社長になった橋本真由美さんの『お母さん社長が行く』 (日経BP社)を見たら、この店が一号店か、それ以降か分かるかも。

この手帖の中に『ぼくたちの戦争 イギリスの学童疎開』 (ありえす書房・ベン・ウィックス 著)なる本がメモしてあって、傍線を引いてOKと記している。この本は1992年に訳出されたもの。何かの本で言及しているのを読んで購入したものと思われるから。となると、少なくとも1992年以降に利用した手帖だろうか。この『ぼくたちの戦争』は面白い本だった。

ところで大森西友古本市の大森といえば、大森の古本屋「山王書房」。
その店主、関口良雄氏の本『昔日の客』 (夏葉社)は、以前も紹介したことがある。大森も何度か出かけた記憶はある。「山王書房」も寄ったことがあると思う(が記憶は不鮮明)。

上京してちょうど40年。古本屋めぐりを開始して40年(田舎での古本屋行脚は中・高校生ごろから始まっているが省略)。どの古本屋、どの古本市に行ったかも記憶は薄れている。
大井町に阪急があって古本市があったのでは? 錦糸町西武でも古本市があったのでは? 錦糸町そごう でも古本市があったのでは? その他、府中伊勢丹でも古本市をやったことがあったかと。
 前述したように、銀座プランタンでも古本市をやっていた。川口そごう、横浜そごう、新宿伊勢丹、新宿小田急、新宿京王も古本市をやっていた。浦和のデパートでも(そごうだったか?)。川越の丸広百貨店でも古本市があった。そこで出会った一冊の本が僕の運命を変えた!?  トー・クンの『女教師』 (フランス書院)。いや、高校生の時に読んだ宇能鴻一郎氏の作品だったか…。 いやいや、ハイド本だけでなく、ジキル本とも古本屋などで多数出会った。高校時代にも。その一冊が、そのあとの40年間の読書生活、思想信条などを支える元ともなった。一冊の本との出会い、読書を軽視するわけにはいくまい。古本屋、古本市を回ればなにかしら発見があるもの。 

昨夕も古書会館、杖をつきながら階段を降りていくご老体がいた。明日の我が姿? まぁ、エレベーターぐらい、受付の奥ではなく手前に設置しておけばよかったのに? いまどき、気の利かない図書館でもそうしているというのに…。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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雑司ヶ谷から馬場、そして高知へ?
(2017・3・20・月曜日・祝日)






昨日(日曜日)は、仕事場で午前中~午後前半まで仕事。
午後三時ごろ、雑司が谷で開催された、古本のフリーマーケット「鬼子母神通り みちくさ市」へ。古本屋ツアーインジャパンさんも出店。特に買いたいものはなし。メロンパン屋さんに行列ができていた。

それにしても、ここは静寂。この手の催しだと、ラジカセの類を出してきて景気づけとやらで、煩い音楽を流す手合いが多いが、ここは住宅街ということもあってか、そういうことを一切しない。高円寺の一部商店街のように電柱から煩い音楽も流れていない。住むならここ?
ただ顔なじみなのか、店主と客とがぺちゃくちゃやるのはいいのだが、しゃがんでそうやっていると、肝心の商品が見えなくて……。周囲への配慮もお忘れなく?

いつもなら、ここから神社の境内を通って古書往来座、池袋へと行くのだが、所要もあり、副都心線で馬場方面へ。店主急逝による文英堂書店が整理のために「半開店」している(かもしれない?)のを覗いてみたくもあったが、そちらには行かずに駅へ。

芳林堂書店の古本コーナーなどを覗いたあと(上の階の販売スペースが少し縮小。喫茶店が進出?)。知人と馬場のキリンシティで会食。「アンケートをお願いします、ワンドリンクサービスします」とのことで、「神保町へ出店して、喫煙天国の×××××と対抗してほしい。メニューにオムライスをよろしく」と書いておいた。サービスというのは「ウコン」。ううむ…。ハートランド一杯サービスかと期待していたのに、肩すかし?

車中、高知の知人からもらった、西村京太郎氏の『わが愛する土佐くろしお鉄道』 (中央公論新社)を読んだ。

内容(「BOOK」データベースより)
東京の大学に通う早川ゆきは、同郷の恋人・原田と高知へ帰省する当日、自室で刺殺され、乗車予定のJR切符は消えていた!原田に疑いがかかる中、十津川と亀井は高知へ飛び、地元の権力者であるゆきの父・秀典に会う。土佐藩の家老を祖先にもつ秀典は、四国を一周する鉄道網を完成させ新幹線開通の夢を持つが、土佐くろしお鉄道“ごめん・なはり線”が走る安芸をなぜか嫌悪していた。一方傷心旅行をする原田の前に謎の女が現れ、4年前には原田の友人が安芸から失踪していた。十津川は、南国土佐の鉄道沿線で何を見るのか!?


この鉄道シリーズ、30年前に何冊か読んだような記憶がある。3・19の書籍広告で、赤川次郎氏の著作600冊目という本が広告に出ていたが、それに匹敵するロングシリーズでは?

とはいえ、高知の知人によると、この本では安芸駅からレンタカー借りて云々とあるけど、安芸市にはレンタカー屋はないとのこと。電車は全部普通列車と書かれているけど、快速列車、実質特急列車もあるとのことで間違えているとのこと。安芸からごめんまで行って、そこで下車して高知までタクシーに乗るなんて、刑事ならば贅沢すぎてあり得ないとか? ごめん止まりの電車は少なく、大概、高知まで一直線だから、高知駅で下車して、そこからタクシーだろうと。それに高知県の関係者の会話に土佐弁がまったく出てこないのもあまりにも不自然では?

また、2・8億円もするという都内の28階だての高級高層マンションが出てくるが、ある人がそこにどうやって忍び込んだかという話の中で、合い鍵を作ったからだろう…と。ううむ、そういう高級マンションの鍵は電子キーだろうから、簡単に合い鍵を作るなんてことは不可能だと思うが……。
そういう細かいところは別にして、安芸市~高知市を舞台に、土佐藩の歴史にさかのぼりいろいろとうんちくを語りながらの歴史鉄道殺人ミステリでした。濡れ場はゼロ。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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40年前のこの日に大学入学のために上京
「恩師」死亡の報に接し……

(2017・3・18・土曜日)




本日(土曜日)は、日中はほどほどの「寒さ」。古本屋通いには平気の温度。高円寺も五反田も古書会館では古本市をやってないので、神田古書会館へ。久しぶりに神保町駅(九段下寄り出口)で下車。地上に出て歩きだすと、向かいのほうにある「ラーメン二郎」に長蛇の列が。午前10時20分すぎ。何時開店か知らないが、ご苦労なこと。行列までして食べたいとは思わない(そもそも食べたことがないが)。

途中、某新刊屋に寄ると、オーウェルの『1984』 (ハヤカワ文庫)が。帯には「トランプ政権誕生で再びベストセラー! 世界の今を予言した傑作古典」とある。

ハヤカワ文庫編集部は昔からそうだけど、なにかあると帯にこういう文句を書きつらねるけど、トランプより習近平や金正恩のほうがはるかに「現実」の「ビッグブラザー」であるとの認識を欠いているようだ。
ミサイルを連射して喜んでいる金こそ、ビッグブラザーではないのか。ありもしない戦争への恐怖を煽り立て、民生を犠牲にして軍事拡張にのめり込んでいる姿こそ、「1984」ではないのか。

脱北者を北に返す中共独裁者こそ、人でなしではないのか?
両者は選挙も経ていない独裁者。
トランプは選挙で選ばれ、大統領命令を乱発しても、それを裁判所が否定することもありうるシステムの中の政治指導者でしかない。この違いが分からず、単細胞的な帯文を作ることこそ、反知性主義の最たる行為というしかあるまい。


ともあれ、古書会館へ。 『田村茂の写真人生』 (新日本出版社)、風間丈吉氏の『雑草の如く ガンと対決する日共委員長の手記』 (経済往来社)を購入。二冊で600円。

そのあと、中野へ。ブロードウェイにある古本屋には立ち寄らず、屋根のあるアーケード街は混んでいるので、裏道を通って「古書案内処」へ。奥にエロスの間もあるが、真面目な古本も多い、ジキルとハイドの古本屋。あいにくと買いたいものはなし。それにしてもエロスの間。小さな紙袋を置いている。エロビデオやエロ本を購入する場合、それらをこの紙袋に入れてレジにお持ちくださいとの趣旨。ううむ、あまりの配慮の深さに脱帽? 大橋未久さんの初期のモノがあったが……。

その先にある「良心的ブックオフ」へ。高田馬場、江古田と並んで「古書」もあるブックオフだが、歌詞のある音楽を流しているのはマイナス。煩い清水某などの宣伝を流さないだけでも「良心的」ではあるが……。せめて歌詞のないジャズぐらいにすればいいのに、なぜしないのか?

南紳坊氏の『面白くっても大丈夫 ウルトラ・ファイティング・エッセイ』 (ブロンズ社)を310円で購入。

東西線で高田馬場へ。ブックオフを覗く。古書マンガみたいなのが店先に沢山でていたが。ここも歌詞ある音楽を流している。やれやれ。買いたいものはなし。

そこからテクテクと早稲田大学に向かって歩く。新しい早稲田古書店街マップがあったので手にする。店舗なしを入れて20軒あるかないか。文英堂書店の店名が見当たらないなと思ったら、店主死亡につき閉店のようだ。ということを、馬場の行きつけの古本屋さんより伺った。天井の高い、古本がぎっしりと詰まった古本屋さんだったが……。跡継ぎ(男)がいなくて…とのこと。シャッターも閉まっていた(向かいの通りから眺めただけ。シャッターにそういう趣旨のことが書かれていたかは未確認)。

「休日」の日曜日なんか、遺族関係者がシャッターを開けて、店内を整理中とのこと。たまたま日曜日周辺を歩いていた人たちが、それを見かけて、処分価格で、古本を購入したりすることも可能とか? ううむ……。明日日曜日行くか? いやいや、明日は仕事もあるし、雑司ヶ谷で一箱古本市みたいなこともやっているようだし……。それにしてもご冥福を。
ここで、この前韓国で死亡(急死)した朝日の元主筆の若宮啓文さんが、同じリベラル仲間(?)に宛てた(謹呈署名入り)朝日選書の本を手にし、購入したこともあったなと思い出した(相手の方は今も存命中。亡くなって遺族が蔵書を処分して署名入りの本が古本屋に流れていくことはあるが…同じリベラルでも仲が悪いこともあるかしら?)。

そういえば、早稲田古本屋が中心にやっていた神田古書会館の新宿展も昨年末で終了。今は、高円寺の古書会館の古本市に有志数店が参加しているようだが…。

おもえば40年前の3・19に上京。青雲の志を持って(?)大学に入学したものの……。爾来、ジャスト40年。得たものは古本数千(数万冊?)と古女房ぐらいか……。

神田神保町古書街に比べて早稲田古本屋の数はかなり減ったのでは。ビッグボックスの大型古本市も縮小され、そして無くなった。いまや古本屋は20軒あるかないかの規模。神田神保町の古本屋全制覇なんて一日ではできないが、早稲田古本屋街の古本屋全制覇は土曜日午後の半日で達成可能だ(すでに何年か前に達成ずみ!)。

古書現世で、ニコラス・スノーデンの『戦場スパイの手記』 (工人社)を1000円で購入。スノーデン? どこかで聞いた名前。この本は昭和18年の刊行だが。

そのあと、テクテクと神社方面へ。江原書店も久しぶりに覗く。店内を覗いていたら、「ここに手芸の本がありますか?」とノーテンキに入口から声をかけている中年女がいた。見て分からないのか? 女店主、ちょっと耳が遠いみたいで、なにを言われているかとっさに判断できず。イライラした中年女、中に入ってきて大声で問いただしていたが……。何でも質問すればいいってものじゃないだろう、少しは目を開けて見て、自己判断力を養ったらどうだ、駅前のブックオフに行ったら--と言ってやりたかったが…。

それから、早稲田古書店グループに入ってなさそうな古本屋を覗くものの買いたいものはなし。正門の手前の門から構内に入る。早桜か? その下で学生服姿の高校生らしき男性が記念撮影をしていた。合格して4月から入学する人だろうか。再び40年前の自分を思い出す(僕の入った大学は早稲田ではないけど!)。早稲田大学の勉強会に出席。雑談など。会合のあと、軽く一杯やって帰宅。

メールで、大変お世話になった人が2月下旬(2・24らしい)に亡くなっていたとの連絡を受ける。ううむ……………。亡くなれば、新聞に訃報が出るレベルの人だが…。去年の8月に、こちらの人生上の岐路に関して電話で報告したのが最後の会話になった。すでに90歳を超えていたとはいえ…。

それはさておき、3・18の朝日朝刊に出ていた原武史さんの「退位の意向示され法律が作られる」「憲法に沿わぬ事態」「大多数の国民が一転して賛成」「終戦当時も今も」の見出しで述べられている天皇の退位をめぐる批判的見解には、きわめて(100パーセントではないが)共感を覚えた。「正論」ではないか。

「天皇(皇室)制度は尊重すれども天皇個人は崇拝せず」という姿勢が肝要。日本を「1984」にしないためにも。北朝鮮、中共は「他山の石」なのだから。「権威」(天皇)と「権力」(首相ほか)の分立が可能で、実際なされている日本の政治システムにあっても、「権威」の絶対化は危険なのだから。それはさておき本日17000歩。

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青春18切符で、前橋に行く予定がなぜか本千葉になってしまい……
(2017・3・13・月曜日)







青春18切符を買ったので、土曜日は前橋の県庁一階県民ホールでやっている第十回上州大古本まつりに行こうと思っていたのだが、金曜の夜、飲み会があり、ちょっと飲みすぎてしまい断念。

昨日日曜の朝一番に出かけようと思っていたのだが、朝目覚めた段階で……思案。この古本市、以前一回行ったことがある。前橋駅からだと歩くと20分以上はかかる…。途中、古本屋があったり、新刊書店として有名な煥乎堂があったりしてルートとしてはいいのだが…。古本市自体もそこそこの規模で悪くはなかったのだが、なにせ電車で片道2時間以上…? 以前だと高崎の古本屋も覗いていたが…。近年、古本屋もちょっと元気がない…。費用対効果を考えると……。ついついおっくうになってしまった。こっちも歳も歳だし……。

ということで予定変更。夕方横浜の知人と会う予定があるので、それまで青春18切符を使ってブラブラしようということで、まずは東へ。本千葉駅の駅改札出てすぐのところにブックオフがあるから、まずはそこを覗いてから西へ行こうかと。
ということで午前10時少し前に駅に着き、改札を出ると、おや? シャッターが閉まっている。午前10時までまだ4~5分程度あるからかな? だが、不安になって、横から覗くと、なんと、ここのブックオフ、開店は午前11時からではないか…。しまった。ブックオフといえば、みんな午前10時から午後10時と思い込んでいたが、渋谷ブックオフもたしか午前11時からだったではないか?

やれやれと思って、千葉駅行きに乗り戻る。千葉駅に着くと向かいに総武線らしき電車が。乗り換えに便利だな、こりゃいいやと乗り込む。ロングシート。さて、と思って、電光掲示板を見るものの、「千葉」が点滅しているだけ。中野行きか三鷹行きかわからないなと思っていたら、ドアが閉まり、次は本千葉駅~というではないか。やれやれ。なんだ総武線ではないのか。紛らわしい……。また本千葉駅に戻り、また千葉駅行きに乗り、千葉駅に着いたら、階段昇って総武線ホームへ。かなりのタイムロスをしてしまった。

中野行きに乗り、新検見川駅で下車。草古堂(古本屋)へ。ここは午前10時開店。店内掃除を少ししていたが……。松屋のすぐ隣。駅前。エロスコーナーも充実。フランス書院文庫、翻訳の『実母』がなんと2000円。ううむ…。持っているからいいが……。山崎俊一氏の『私の総評日記 終始働く者、弱き者のために闘った仲間たち』 (文芸社)を購入。500円。「終始働く者」の「味方」といいつつも、「違法スト」をやっていたのは総評系国労でしたっけ?

一駅隣の幕張駅にも草古堂があるのでそこへも。ここは二度目か。あいにくと買いたいものはなし。角川文庫の『スペインに死す』が1000円。ううむ、持っているから大丈夫? ここも隣駅の草古堂同様エロスコーナーも充実。ジキルとハイドの、ナイスな古本屋だ。

幕張から高円寺まで総武線で一直線(市川にも草古堂があるようだが…。飯田橋近くの「日本出版クラブ会館」でも何か古本市がやっていたようだが…)。高円寺の古書会館へ。「敷地内」で、タバコを吸っている人もいなくて、会場内もラジカセで煩い音楽やラジオを流すこともない主催者でなにより? 太田典礼氏の『反骨医師の人生』 (現代評論社)、いのうえせつこ氏の『占領軍慰安所 国家による売春施設』 (新評論)を購入。

そのあと、いつも都区内フリー切符のために(?)西荻窪より、西の駅に行けないので、久しぶりに吉祥寺駅で下車。よみた屋にも久しぶりに寄る。 『ポルの王子さま』が8000円! 持っているからいいけど……。買いたいものはなし。
あと、駅チカの古本屋も覗くが買いたいものはなし。ここもジキルとハイドの古本屋。エロスコーナーは充実。硬めの本もあり。それ以外の北口方面の古本屋には寄る暇なし。

そのまま八王子駅へ。近々、 「むしくい堂」という古本屋がオープンするそうな。
いつものまつおか書房に向かったら、おお、一軒は消滅。しゃれたバーみたいな店になっていた。その向かいに昔ながらのまつおか書房はあったが。ここもジキルとハイド。買いたいものはなし。
佐藤書房にも寄る。ここもジキルとハイド。買いたいものはなし。ブックオフには行く暇なし。

八王子から横浜線(快速)で、桜木町駅まで一直線。知人とそこで会食。全席禁煙のキリンシティで(奥に喫煙ルームがあるのかな?)。タバコの悪臭を嗅ぐことなく食事ができてなにより。このキリンシティが神保町に進出してくれたら、喫煙者迎合の×××××にも打撃を与えられるだろうに……。残念? まぁ、神保町なら、学士会館のセブンズハウスとチェポがあるから×××××なんかどうでもいいけど? ただオムライスがないからなぁ。
本千葉までの無駄となった電車賃を計算にいれなくとも3500円ぐらいは乗車。歩行計は12000歩。前橋まで行けば、草古堂には行けずとも、高円寺八王子横浜には行っただろうから、6000円、15000歩ほどはあっただろうが…。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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