古本虫がさまよう 農業
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五キロ税込み1500円以下の安いコメはどこへ消えた?
(2017・3・18・土曜日)




NHK3・16 朝のニュースで、飼料米(家畜餌) 業務米(外食産業向け)、 家庭米などの中で、業務米の生産が急激に減って、飼料米へのシフトが進んでいることが報じられていた。国は補助金漬けの減反政策を見直し停止したかと思ったら、飼料米の生産に関して、新たに補助金を出していて、それ目当てに、そちらにシフトする農家が増えているとのこと。

ある農家の実例が出ていたが、まぁ、ニコヤカに嬉しそうに語る農民サマ。なんと受け取る補助金が年間600万円とのこと。ふうん。もちろん、売った金額も手元に入るのだろう。その金額は明示されていなかったが、専業農家であれ兼業農家であれ、ウハウハで結構なこと? 
虐げられる農民?  何処にいるのやら?  TPPをやったら、こういう補助金ウハウハ農民が「泣く」のではなく、もう少し「汗流して」頑張るようになるのなら、反対でもなかったのだが……?

業務米の生産が減っていて、そのため、コンビニなどのおにぎりの値段が高くなる可能性があるとのこと。値上げをしないなら、コンビニの可愛い小さなおにぎりをさらに小さくする策動もあるそうな? あんなもの、家庭で握ればまだ安いもの? 我が家の古女房も時々作ってくれるが(具はなし。回りにふりかけをふりかけるだけのシンプル。稀に梅干し一個)、体格に比例して大型おにぎり。コンビニおにぎりの2~3個分はありそうだ。おにぎりさえ「家作」ではなく、「メーカー製造」に頼るような情けないことは少し控えるようにするべきかもしれない。

この前、少し書いたが、最近、五キロで、税込み1500円以下で買えるコメがまったく見当たらなくなった。我が家の米びつもいよいよピンチになった2週間ほど前、某スーパーで10キロ、税込み2800円のセールをやっているのをチラシで発見。週末だったが、週末ギャンブルをキャンセルして我が古女房は自転車に乗って片道20分ほどかけて買いに走った。「あんたの稼ぎが少ないからよ、まったく」とのたまわりながら。

これでなんとか一息ついているが、その後、スーパー各店の特売を見ても、コメ5キロで税込価格1500円以下はまったく見かけない。「つや姫」だのが税抜きで1590円とか出ているが、冗談ではない! この背景には農協の陰謀があるのではないか? (と思っていたら、本日朝刊のチラシに5キロ1500円以下のコメが出ていた。ううむ…。20日(祝日)のみの発売か…)。

コメの消費をむやみに増やさないためにも、日本酒を飲まないようになって久しいが…。コメを食べるのを止めるわけにはいかないから…。といいつつも、週末ギャンブルに走る妻がいるので、週末、コメを炊くのが面倒な時、電子レンジでチンして食べられる「(インスタントパック)米」も若干常備。それに100円~200円前後のインスタントカレーをぶっかけ、100円前後の缶詰を開けて晩飯にすることもある……。昨夜もそうだった……。

結婚して30年余り…。「あんたに強制連行されて、時には慰安婦のような仕事もさせられて…」と嘆く我が妻。「事実は違う! 大学出ての進路についていけないならさらば!と、上野駅ホームで言ったのに、走っておいかけて来て、すがってきたのはお前のほうだ!」と。嘘も何度もいえば、事実を変えられてしまう? 気をつけよう、韓国政府と中共政権と我が古女房?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!

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農協「解体」を前にして農相辞任で、日本は強い農業国家になれるか?(2015・2・24・火曜日)





「昔国労、今農協」かどうかはともかくとして、屋山太郎氏が『コメ自由化革命 これで生き返る日本農業』 (新潮社)などで先駆的に追及していた農業問題、とりわけ農協に対して、やっとメスが安倍内閣によって入れられそうだ(と思っていたら農相にちょっとした金銭的スキャンダルが発生し辞任とは……。農協の陰謀か? ちなみに僕の農協嫌いは、米価協議の時、農協系の動員農家が、値上げ反対の委員に対してコメを投げつけるのを目にした時から。そのころ、白米はお百姓さんが心をこめて作ったもの。一粒残さず食べなさいと躾けられていたが、オヤジもそのシーンを見て、呆れたやつらだなとつぶやいていたものだ。今なら捕鯨反対派が、日本の委員にモノを投げつけるようなものか? 「遵法闘争」に明け暮れた鉄道労働者同様、消費者利用者を無視した「エゴ」の固まり集団は衰弱あるのみ?)。

それはともかくとして、久松達央氏の『小さくて強い農業をつくる』 (晶文社)を読んだ。「就職しないで生きるには」のシリーズの最新刊。

エコに目覚めて一流企業を飛び出した「センスもガッツもない農家」が、悪戦苦闘のすえにつかんだ「小さくて強い農業」。自由に生きていくために必要なのは、経営のロジックとITのノウハウと、何があっても理想をあきらめない心。あたらしい有機農業の旗手として注目を集める、「久松農園」代表の著者が贈る、21世紀型農家の生き方指南。



『キレイゴトぬきの農業論』 (新潮新書)なる本もすでに著している。それは積んどくしているが、晶文社の本、感銘深く一読。

「週刊金曜日」の愛読者で、リベラル左派で社民党の選挙の手伝いもしたりした人で、脱サラ的に有機農業にも手を出していくのだが、観念的にならず、現実的な農家になっていく過程が、立派であった。

「現在の農薬の使用規制は十分に安全サイドに設定されています。農産物の残量農薬が食べる人に悪さをするリスクはほとんどありません。規制がどのくらい厳しいかというと、仮に基準値ギリギリまで農薬が残留している農産物があったとして、それを一生涯に渡って毎日、国民平均の100倍の量を食べ続けても、まだ健康に影響がないというレベルなのです。「『有機だから』安全ということは全くありません。基準を満たしている農産物はすべて、等しく安全なのです。味についても、有機栽培だから必ず美味しいということはありません」

ううむ、これでは「週刊金曜日」の路線とは大きく異なる? まぁ、中国製の農産物はどうなっているかも問題になってくるだろうが……。

世襲制農家の問題点も指摘されている。特に農協批判があるわけではないが、旧来の農家の利益を保持し、新規参入に冷やかであっては、日本の農業の将来は暗いというしかあるまい。

晶文社からは『荒野の古本屋』 (森岡督行氏)や『あしたから出版社』 (島田潤一郎)も出ているが、ノウハウ的にも農業を志す人にとって参考になる事例が多々出てくる。面白く読んだ次第。
かといって、僕が定年後、古本屋になることはあっても、農家になることはあるまい。

ともあれ、ネバーセイネバー。
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昔陸軍&総評(国労…)、今農協?




近正宏光氏の『コメの嘘と真実 新規就農者が見た、とんでもない世界!』 (角川SSC新書)を読んだ。

著者は不動産会社社員。社長命令でコメ生産を中心とした食料事業部門を立ち上げることになり、新規就農者ともなり、新潟へ…。

農協を通さないでコメを売りたいと思っても、農協を通さないとコメ作りは難しい、と言われてしまう。農地法やら農業委員会といった既得権益擁護の「構造」もあるようだ。兼業農家の(週末農家?)の向上心のなさも批判的に捉えている。TPPにも前向きの姿勢

一読して、昔国労動労、今農協?といった感じも持った。岡本重明氏の『農協との「30年戦争」』 (文春新書)もいい本だったが、やはり農協がガンなのでは?

国労動労に対して鉄労といった、政治ストなどはしないまともな組合が出てきて、経営陣や政治も変わり民営化され、旧国鉄もサービス向上もされ今日に至っているが(いやいやJR東日本やJR北海道に関しては、まだまだ?)、農業改革も、まずは農協を是正しないと…。まぁ、農協の言い分も少し読まなくてはいけないが…。

2013・9・17日経一面トップ「農業法人への出資緩和」「戦略特区企業参入促す」という記事が出ていた。
「期限付きの農地の貸し借り」「農業生産法人を通じた間接的な農地所有」をいままで認めてきたが、さらに貸借を促進するような制度を設けるとのこと。さらに「法人の役員の過半数が年150日以上農業に従事しなければならないといった規制も見直す方向だ」とのこと。

自民党政権は、国労動労相手にはなんとか闘ったが、農協相手にどこまで闘えるのか?
TPPに関しては、いろいろと議論があり、僕も十分に咀嚼していないのでなんともいえないが…。農協があれだけ反対しているんだから、推進したほうがいいのやら?
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タイと鹿児島の田舎は似ている?





森本薫子氏の『タイの田舎で嫁になる 野性的農村生活』 (めこん)を読んだ。これはなかなか面白い。著者は1971年生まれの女性。JVCの「タイの農村で学ぶインターンシップ」で、タイにしばし在住。そこで知り合ったタイ人と結婚し、その地元(タイでも田舎)で向こうの親や親族と一緒に暮らしている。すでに子供も二人できている。
不潔で死ぬ人はいないとのモットー(?)でないと、タイの田舎で暮らすのは大変だという。牛生肉を食べては、時々、回虫がお尻からて出てきたりもするそうな? アポなしで近所めぐりをしたり、約束の時間は守られなかったり、政治デモの動員の背景に、時給バイトがあったり? さまざまなタイの事情が描かれている。

この「不潔」(?)な光景は、日本でもまだ「田舎」には残っているともいえようか? そうそう、この前紹介したアメリカ人が日本人女性と結婚し、その田舎で暮らしている日常生活を描いた作品、ジェフリー・アイリッシュの『幸せに暮らす集落 鹿児島県土喰集落の人々と共に』 (南方新社)と酷似しているではないか。

アイリッシュは、1960年生まれのアメリカ人で、日本人女性と結婚し鹿児島に住んでいる。そのミニ集落の小組合長などを体験し、各家に交通安全のビラを配布したり、朝の村内放送で連絡事項(「今日の午後四時頃、資源ごみのカゴが来るので公民館に集まってください」など)を呼び掛けたりもしている。日本語も流暢のようであるが(翻訳などで生計をたてているそうな)、結婚する時、彼女の両親に会いに行き、定年退職して別な仕事に就いていたというので、「今の仕事は天下りですか」と聞いたりしたそうな。
老人ばかりがいる集落で、いろんな催しを開催したりして、「皆で楽しく過ごす一年」を小組合長としてやってきたという。
そういう模様が写真と共に紹介されている。

そうした鹿児島の田舎ライフとタイの田舎ライフを、異国人が体験して多少戸惑いつつも適応しているあたりが似ているといえば似ているといえそうだ。

逆に、田舎生まれ育ちのタイ人女性が日本人と結婚して『日本の都会(東京)で嫁になる』なんてことがあれば、それはそれでカルチャーショックを味わうことになるだろう。
どちらにせよ、 「住めば都(はるみ)」(デーブ・スペクター)であろうから、なんとかなるだろう。
しかし、先の本を読んだ限りでは、タイの田舎に住みたいとは個人的には思わない。ヤモリはまだしもゴキブリやヘビは嫌いだし……。

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昨日(4・13)の日経夕刊の一面トップ記事「売れぬコメ特売広がる」「全農、価格政策通らず」「コシヒカリ・あきたこまち2~3割安」を見て、一消費者として「ふむふむ」と思った。

記事によると、コメの店頭価格が大幅に下がりだしたとのこと。

昨年秋から全農の価格政策などで大幅に値上がりしていたものの、売れ行きが鈍化し、コメの卸会社は在庫を安値で売り始めたという。「価格政策」というのがもっともらしいが、要は全農、農協などが「前払い金」を引き上げて、自分たちが取り扱うコメの量を意図的に増やしただけのことのようだ。前払い金とは、「コメの販売を委託された農協が農家の出荷時に前金として支払う」もの。農家の収入の多くを占めるもの。近年、農民が農協を通さず消費者や卸にコメを直接販売する動きが強く、それに対抗してのことであったが…。

778パ-セントという信じられない高い関税を輸入米にかけて、「保護」されている中での農協の「価格政策」も、消費者からはそっぽをむかれたことになろうか。

僕自身、農協同様中共嫌いにもかかわらず、また危険?にもかかわらず、中国米を買ったし、オーストラリア米を買った。こういう安いコメをなんとかしてでも売ったスーパーには敬意を評したい。少なくともその分、農協の価格政策によってつり上げられた割高の国産米を購入せずに済んだのだから。

ところで、「週刊ダイヤモンド」(4・13号)の農業特集号(実は強いぞ! 日本の農業)を読んだ。反農協の闘士の岡本重明氏が登場し、自著『農協との「30年戦争」』 (文春新書)を手にして吠えている。彼は日本で生産したコメを海外に輸出したいと考えているが、「現状では全農系の会社経由でしか輸出できない『利権』があるため、海外で日本米を生産すればその『利権』にじゃまされずに済む」ということで、タイ現地でのコシヒカリ作りの指導をしているという。ふうむ、同感。

特集の趣旨は、おおむねTPP推進しても大丈夫という立場。ふうむ、なるほど、そうかもしれないなぁ…と思いつつ一読した次第。農協と中共は嫌いだから、両者が嫌がることをすることは日本の国益にとって、いいことだと思わぬでもないのだが、世の中百パーセントの善も悪もないからなぁ。しかし…。農協って、一昔前の国労・動労みたいなものじゃないのか?

屋山太郎氏の『コメ自由化革命 これで生き返る日本農業』 (新潮社)という本が出たのは1989年。もう20年以上前に読んだので記憶は残っていないが、ダイヤモンドの特集に相通じるものがあるのではないか。再読してみるべきか?


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