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2018'07.11 (Wed)

喫煙者のおかげでゆっくりと拝見することのできた映画「ソイレント・グリーン」に北朝鮮の姿を垣間見た? 禍福はあざなえる縄のごとし? しかし、人迷惑な行為はほどほどに?






喫煙者のおかげでゆっくりと拝見することのできた映画「ソイレント・グリーン」に北朝鮮の姿を垣間見た? 禍福はあざなえる縄のごとし? しかし、人迷惑な行為はほどほどに?
(2018・7・11)






今夕は所要があって新宿御苑近くへ。用事を片づけて現地解散。ということで、「いなば」で久しぶりに、つけ麺(800円)。店内に入ると、あら冷水機が設置されているではないか。いままではカウンターに冷水器が置いてあったものだが。

食べたあと、これまた久しぶりに、行きつけのバーへ。ここは禁煙ではないが、まぁ、マスターとは昔からの付き合いがあるので…。開店と同時に入って、喫煙者が来たらスタコラサッサとあとにする…。でも、(いつも?)空いているから1~2時間、安心して一人で飲むことも多いのだが…。

しかし、今夕は店内に入って、おしぼりが出た段階で、新たなる客が…。マスターとは暗号で、その客が「喫煙者」か「非喫煙者」か、「不明」かを交わすようにしている。すぐに「喫煙者」と判明したので、さっと席を立って帰り支度…。喫煙者の客は、開店したばかりなのに、もう帰るの?--と、ちょっと不審に思ったようだが、見知らぬ人のタバコの悪臭を嗅ぎながら酒を飲むのはゴメンなので…(顔見知りの人の時は……)。

まぁ、このバーのためにだけ足を運んだわけではなく、所要をすませたついでだし、食事も済ませているのでさほどの被害はなし。飲み代はゼロだし。外はまだ明るい。

以前なら、行きつけのバー以外にも、近くに禁煙バーがあって、そこに退避することもあったが…(その禁煙店はあいにく廃業)。

さっさと帰宅して家飲みしていて、ふと、本日7・11はNHKの「ソイレント・グリーン」が放映されて、録画していたのを思い出した。いつも録画しては見ないまま過ごすことが多いのだが、あっ、見ようかなと思ってスコッチ片手に拝見。

この映画のことはこの前も触れたばかりだが…。こんな内容の映画。


(こんな内容)→『ソイレント・グリーン』(Soylent Green)は、1973年のアメリカ映画。ハリイ・ハリスンの小説『人間がいっぱい』をベースとした、人口爆発により資源が枯渇し、格差が拡大した、暗鬱な未来社会で起こる殺人事件とその背景を描いたSF映画。ストーリー[編集]

2022年、留まるところを知らない人口増加により、世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。そしてある夜ソイレント社の幹部サイモンソン(ジョゼフ・コットン)が殺害される。ニューヨークに住む殺人課のソーン刑事(チャールトン・ヘストン)は、同居人の老人・ソル(エドワード・G・ロビンソン)の協力を得て捜査に乗り出すが、様々な妨害を受けた後、新製品ソイレント・グリーンの配給中断による暴動のどさくさに紛れて暗殺されそうになる。

そんな中、自室に戻ったソーンは、ソルが「ホーム」に行ったことを知る。慌ててホーム=公営安楽死施設に向かったソーンは、真実を知ってしまったが故に死を選ぶしかなかったソルの最期を見届けることになる。草原や大海原などの映像とベートーベンの交響曲第6番「田園」の響きに包まれてソルが死んだ後、ソーンはその遺言に従い、裏づけをとるために死体を追跡する。そしてソルをはじめ多数の死体がトラックでソイレント社の工場に運び込まれ、人間の死体からソイレント・グリーンが生産されている事実を突き止める。その後、暗殺者の襲撃を受け、彼らを倒したものの自身も深手を負ったソーンは、病院に搬送されながら叫ぶ。

「ソイレント・グリーンの原料は人間だ。早く何とかしないと、今に食糧生産のために人間を飼うようになる。その前に何とかしなくてはならないんだ!」



1973年公開。冒頭、ライオンが吠える…。公害がらみのシーン…。日本の満員電車の光景なども。舞台は2022年のニューヨーク。人口4000万人…。高級マンションの室内で、一人の男が殺される。捜査する刑事。室内にはバーボンやら牛肉があってヨダレたらたら?

その刑事はまだ「個室」に住んでいるが、部屋を出ると、階段で寝そべる浮浪者だらけ。犯人は? 配給される「ソイレント・グリーン」の原材料は? 「ホーム」は、好みの色の部屋で、好きな音楽を聴きながら死んでいく…。死体は処理場に運ばれ…。

見ていて、なんとなく北朝鮮みたいな社会構造かなと思った。恵まれた階級は、エアコンのある部屋に住み、好みの女性を「家具」扱いで所有している。

体制を維持する警官は、まぁ、個室アパートが保障されている。

一般市民には、そんな個室はなく、階段や道端で寝そべっている。

今はともかく、核開発にきわめて躍起となっていた時、飢餓者が大量に発生した北朝鮮なら、「人肉」を食べるなんてこともあったかもしれない?

アンドリュー・S. ナチオスの『北朝鮮飢餓の真実―なぜこの世に地獄が現れたのか? 』 (扶桑社)なんて本もあったかと。

映画「ソイレント・グリーン」は、なぜ、2022年の社会が、こんな食料危機になったのか、格差が生まれたのかといった背景は特に描かれていないが、北朝鮮みたいな社会体制が続いたら、こんなになってしまうかなとも……。

ともあれ、せっかくアフター5(6)に、軽く一杯やって休息を得ようと思ったのに、すぐそばで人が飲食していても、「吸ってもいいですか?」と聞くこともなく、禁煙店じゃないからと当然の顔をして喫煙するようなマナーの人がやってくるという「禍」に遭遇したとしても、そのおかげで、思いもかけず早めに帰宅して、録画した映画を楽しめるというのは、不幸中の幸い、禍福は糾える縄のごとしといえようか。

でも、自分の身勝手な、単細胞的な愚挙で、人に迷惑をかけるのはほどほどにしておくべきだろう。

以前、日本でも、子供が言うこときかないからといって、車から下ろして、迷子になって捜索するのにかなりの人員と日数を「浪費」したことがあった。タイの洞窟で行方不明になったり、救出するのにかなりの「浪費」をこれまた強要するような事件もあった。禍福はあざなえる縄のごとしというが、他人に大きな迷惑をかけるような「禍」は閉口もさせられる。

少なくとも僕がタイのあのバカなふるまいをした子供たちの親なら、無事救出されて病室で回復したあと、抱きしめる前にほっぺたをぶってやるかもね。どれだけ多くの人に迷惑をかけたと思っているのだ、このバカヤローと。ダイバーも一人亡くなったんだぞと。

西日本で、突如として裏山が崩れて、その下敷きになって死んだ人に比べれば…。だから、タイのあの子供たちの救出のために、ボランティアなどをしてまで、何かしてやろうという気にはなれない。自業自得、因果応報があまりにも過ぎるのではないか?

もちろん、洞窟で死ねばよかったのに…とは思わない。でも、無事救出されることを祈る前に、まずは、救援のために危険なことをあえて行なう人たちの無事を祈るだろう。

「ソイレント・グリーン」を見終えたあと、NHKの夜10時からの番組が、このタイの救出劇を取り上げていた。現地から報告する女性記者が、子供たちやコーチを責める声はタイには「まったくない」といった趣旨の発言をしているのには驚いた。そんなバカな話があるだろうか? 死んだダイバーの家族も批判していないとか……。仏教国だから? 全員救出をただ、「美談」として取り上げようとするNHKのあまりに単細胞的な底意がミエミエのシナリオというしかない。少なくとも、「子供たちやコーチ」を責める声はタイにだってあるはず。ネバーセイネバーの原則を忘れた単純な人でないと、そんな妄言は吐けないだろうに…。

救出された子供たちやコーチは、生涯、己の身勝手な行為のために、一人のダイバーを殺したことを「罪」として自覚して生きていくべきだろう。人を殺しておいて、自殺などをするのは許されない。心改め、二度とそういう軽はずみなことをしないと誓い、人生に真摯に向き合って生きていくなら、まだ、禍福は…となることも可能かもしれないが……。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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22:30  |  映画  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018'06.30 (Sat)

もう一度見たい名画といえば、「ソイレント・グリーン」か、「フレンズ」か「青い体験」か「おもいでの夏」か…。それとも「ダーティバージン」か「アネット・ヘブンのスパークポルノ」か?








もう一度見たい名画といえば、「ソイレント・グリーン」か、「フレンズ」か「青い体験」か「おもいでの夏」か…。それとも「ダーティバージン」か「アネット・ヘブンのスパークポルノ」か?(2018・6・30)




昔見た映画でまた見たい…と思う映画といえば…。ルイス・ギルバート監督の「フレンズ」。これはDVDを持っているが、まだ再生したことはない。 「続フレンズ」はDVDはないか……。「フレンズ」は劇場で何度か見た…。中一の時から始まって、テレビ映画でも…。リバイバルの銀座の劇場でも……。エルトン・ジョンの主題曲といい、青春の思い出がつまった映画。

もう少し歳をとってから(とはいえ10代~二十歳前後?)の思い出の映画といえば、 「おもいでの夏」「青い体験」はまだいいとして、 「ダーティバージン」は第一部のみ「再見」したいのだが…。 「アネット・ヘブンのスパークポルノ」もよかった……?

エロス映画はともかくとして、SF映画としては、 「ソイレント・グリーン」かな。

(こんな内容)→『ソイレント・グリーン』(Soylent Green)は、1973年のアメリカ映画。ハリイ・ハリスンの小説『人間がいっぱい』をベースとした、人口爆発により資源が枯渇し、格差が拡大した、暗鬱な未来社会で起こる殺人事件とその背景を描いたSF映画。ストーリー[編集]

2022年、留まるところを知らない人口増加により、世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。そしてある夜ソイレント社の幹部サイモンソン(ジョゼフ・コットン)が殺害される。ニューヨークに住む殺人課のソーン刑事(チャールトン・ヘストン)は、同居人の老人・ソル(エドワード・G・ロビンソン)の協力を得て捜査に乗り出すが、様々な妨害を受けた後、新製品ソイレント・グリーンの配給中断による暴動のどさくさに紛れて暗殺されそうになる。

そんな中、自室に戻ったソーンは、ソルが「ホーム」に行ったことを知る。慌ててホーム=公営安楽死施設に向かったソーンは、真実を知ってしまったが故に死を選ぶしかなかったソルの最期を見届けることになる。草原や大海原などの映像とベートーベンの交響曲第6番「田園」の響きに包まれてソルが死んだ後、ソーンはその遺言に従い、裏づけをとるために死体を追跡する。そしてソルをはじめ多数の死体がトラックでソイレント社の工場に運び込まれ、人間の死体からソイレント・グリーンが生産されている事実を突き止める。その後、暗殺者の襲撃を受け、彼らを倒したものの自身も深手を負ったソーンは、病院に搬送されながら叫ぶ。

「ソイレント・グリーンの原料は人間だ。早く何とかしないと、今に食糧生産のために人間を飼うようになる。その前に何とかしなくてはならないんだ!」


ううむ…記憶が定かではないのだが…。劇場で見た覚えがある。ベッドか何かに横たわって、クラシックを聞きながら「臨終」を迎える…そんなシーンがあったかと。

翻訳は、角川文庫だったかのような記憶があるが、それは記憶違いのようだ。

探し出してきたハリイ・ハリスンの『人間がいっぱい』 (ハヤカワ文庫)が目の前にある。昔、一読したような気がするのだが……。積んどくだったか?

飢えた(?)男の子のイラストが表紙カバー。活字本は原著は1966年に出ていたようだ。翻訳は単行本(早川書房)は昭和46年(1971年)。文庫は昭和61年(1986年)の訳出。

「トッドとモイラに。子供らよ、おまえたちのために これが虚構の物語でおわることを願って。」と巻頭言にある。

映画と違って、文庫の粗筋によると、物語は1999年夏からの設定。映画は2022年の設定?

訳者あとがきによると、トッドとモイラは、著者の実子のようだ。いまのところ、全地球的な飢餓は発生していないようだが…。牛、豚、犬、猪、鹿などの肉を食べるなら「人肉」も?

新聞を見ていたら、7月11日のBSプレミアムで、この映画を上映するようだ。録画しておくべきか? チャールトン・ヘストン主演。訳者によると、 「脚本がひどく、原作者の意見がほとんど聞き入れられず、ハリソン自身『五十%の満足』という出来」とのことだが……。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2017'03.27 (Mon)

からだを目当てに見た映画?






からだを目当てに見た映画?
(2017・3・27・月曜日)





昨日(日曜日)は東京周辺は終日、冷たい小雨。所要があり、あちこち周りながら久しぶりに正午前に新宿御苑の「いなば」に。あつもり(つけ麺)800円。まずまずの味。最近総武線沿線の某駅近くのつけ麺屋に行くことが多く、「いなば」もごぶさたしていた。クーポン券をゲットしたのでまた来ることも?

そのあと、高円寺古書会館へ。丸ノ内線利用。新高円寺駅近くのブックオフを覗くが買いたいものはなし。そこからルック商店街をテクテク。電柱からは煩い音楽(歌詞はないが…)が流れている。ここは、もうどうしようもない「騒音商店街」。土曜日神保町裏通りの夕方の静けさとは比較にならない。「アニマル洋子」は閉まっていた。

ともあれ、古書会館へ。
山田清三郎氏の『プロレタリア文学風土記 文学運動の人と思い出』 (青木新書)、R・H・トーニーの『急進主義の伝統』 (新評論)、館淳一氏の『欲望パラダイス』 (双葉文庫)を購入。3冊でワンコイン500円。でもトーニーの本は持っていたかと……。


車中、秋本鉄次氏の『パツキン一筋50年 パツキンとからだを目当てに映画を見続けた男』 (キネマ旬報社)を読んだ。

内容紹介→2006年の開始以来、一時中断を経て、リターンズとして復活し、続くこと延べ約10年。女優を愛し(未成年を除く)、パツキンを愛す、〝呑む・打つ・観る"をモットーとする映画評論家・秋本鉄次による連載『カラダが目当て』。
娯楽映画、なかでも金髪女優の評論にかけては業界随一を誇る氏のユーモア&デンジャラス、エアリーでバブリーな連載を、多くのパツキンファンの待望の声を受け、遂に書籍化!


「パツキン」とは、 「女性名詞。特に欧米女優を指す。金髪男優等をパツキンと呼ぶのは誤用」とのこと?

いろんな映画や女優の名前が出てくる。でも、キャメロン・ディアスも知らなかったし…。ブライアリー・ロングも知らないし……。「どんなカラダ」をしているかの想像力が活字だけでは働かない。見開き二ページでコラム一本だが、せめて女優の顔写真ぐらい掲載してほしい。巻頭に口絵一枚、美女のカラー写真があるが……。

ジャクリーン・ビセット の「ザ・ディープ 」「シークレット」などは見た覚えがあるのだが、なにせ40年ほど昔の昔。著者の前作の『映画は“女優”で見る!―映画生活を楽しくするススメ』『やっぱり! 映画は“女優”で見る!』 (SCREEN新書)になると、ジャクリーン・ビセットも登場してくるようだが……。
たしかに、あのころ、「金髪女優のからだ」を目当にして洋画を見ていたのは事実? 金髪かどうかはともかく、ジャクリーン・ビセットは勿論のこと、アネット・ヘブンもそうだったなぁと。ラウラ・アントネッリも…。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
05:26  |  映画  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2016'03.26 (Sat)

名画座は、「年上の女」大特集3本立て1000円ポッキリ--「青い体験」「続青い体験」「おもいでの夏」とか何故やらないのか?






名画座は、「年上の女」大特集3本立て1000円ポッキリ--「青い体験」「続青い体験」「おもいでの夏」とか何故やらないのか?(2016・3・26・土曜日)






1954年生まれの山田耕太氏の『昼下がりの青春 日活ロマンポルノ外伝 シナリオ2013年11月号別冊』 (シナリオ作家協会)を読んだ。


著者について
山田耕大(やまだ こうた)
1954年、愛知県生まれ。東京大学卒業。78年、日活(後に、にっかつ)に入社。企画者として「赫い髪の女」「ダブルベッド」「セーラー服百合族」をはじめ多くの日活ロマンポルノ作品に携わる。退社後、製作会社メリエス、アルゴプロジェクトのプロデューサーを経て、現在は脚本業に専念。主なプロデュース作品「家族ゲーム」「木村家の人々」「私をスキーに連れてって」「リボルバー」「噛む女」「ザ・中学教師」など。シナリオ作品「良いおっぱい悪いおっぱい」「さまよえる脳髄」「コキーユ 貝殻」「クロスファイア」「しあわせ家族計画」「ピカレスク 人間失格」「ごめん」「マリと子犬の物語」「あの空をおぼえてる」「死にゆく妻との旅路」「おしん」など多数。

【作家の修業時代シリーズ】
70年~80年代、多くの若者たちに支持され一世を風靡した日活ロマンポルノ。
その制作現場で企画者としての奔走、のちに脚本家となった著者の青春悶絶記---。




日活に入社した社員による回顧録。日活ロマンポルノの話が中心。監督などの回顧録も何冊か本欄で紹介してきた。制作側というよりは、映画企画者・館関係者としての一冊。
「内職」に外国語のポルノ小説の翻訳(超訳?)をやったりもしている。フランス書院からも書き下ろしを書いたこともあるそうな。

引き続き内藤篤氏の『円山町瀬戸際日誌 名画座シネマヴェーラ渋谷の10年』 (羽鳥書店)を読んだ。こちらは、映画館を運営している人(館主)の映画日記本といった感じ。いろいろと映画特集を組んだりするものの、当たったり、外れたりの愚痴も少々。

映画は近年、特定嗜好分野以外、ほとんど見なくなった。特定嗜好分野映画は、最近は劇場ではあまり見ることができない。まともな映画、娯楽映画は、そこそこ見たほうがいいのだが。劇場だと、一人だと、座席指定の映画館ならともかく、自由席の映画館では、トイレに行ったり荷物を置いたりなど、いろいろと面倒なことも。カップルで行くならいいのだが。かといって、レンタルして見るのも、なんとなく億劫。たまにBSでやったりしているのをビデオに録って見るということもありうるのだが、そんなのもいくつかたまってもなかなか見ない。要は、本の積んどくと同じか。アマゾンで年間3900円払えば、プライム会員になって、本の特急配送が無料になるほか、そこそこの映画がいつでも無料で見られるというが……。007なんかぐらいでは……。

著者経営の映画館でも、「年上の女」特集ということで、「青い体験」「続青い体験」「おもいでの夏」なんて三本立てなら、見に行ってもいいかもしれないが。「おもいでの夏」はテレビで放送されたり、DVDも図書館にも置いてあるが、「青い体験」「続青い体験」のDVDは図書館には置いてないみたいだし?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
06:29  |  映画  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015'12.05 (Sat)

ピンク色のない「007(デーブ)スペクター」に用はない?









ピンク色のない「007(デーブ)スペクター」に用はない?
(2015・12・5・土曜日)




昨日(金曜日)、古女房は映画のポイントがたまって一回タダで見られるからといって、007スペクター最新作を一人で見に行った。映画の中では「オーウェル」の警句が出てきたりしたそうな。ふうむ‥。帰宅してきたら、今度はテレビで、これまた地上波では初めてという、007の旧作をソファに寝ころがって見ていた(もちろん劇場で見ていたのを再度。その間、僕は具のないインスタントラーメンを造り、キムチを入れて食べて、アイルオブジュラを飲み、家人が日帰りで名古屋に出掛けていたおみやげに買ってきた「赤福」をつまみにして食べた。なんと優雅な夕食よ?)。

映画のほうは、ボンドガールならぬ50代のボンドウーマンということで、裸はどうだったのだろうか?という程度の関心はあるのだが‥‥。
「あんたの好きそうなエロスシーンも少しだけあったわよ」
「乳首は見えたのか?」
「‥‥‥アホ」

まぁ、007といえば、やはりパロディ版の清水正二郎「訳」の、イヤーン・フラミンゴの『女体のルーレット』(浪速書房)、『俺は女に弱いんだ』(浪速書房)、『ピンク07号の好色作戦』 (浪速書房)などが懐かしい。

清水氏は、アメリカの某古本屋で、フレミングの007のパロディ版を見つけたという。その古本屋には、トム・コネリーの『006号秘密作戦シリーズ』、ショーン・オコーナーの『07間諜冒険物語集』、イアン・アンブラーの『ダブル8は殺しの番号シリーズ』があったそうな。いずれもどっかで聞いた「名前」のパロディでもある。
そして、イヤーン・フラミンゴのピンク07号シリーズもあって、50冊ぐらいを日本に持ち帰り、比較検討した結果、面白さでは、このピンク07号シリーズが抜群ということでイヤーンを訳出することにしたという。
イヤーンは、ペンネーム? 実は、マサチューセッツ州立大学の修士課程の学生で27歳、ジョーン・リーヴイスが本名であるという。これも聞いたことのある「名前」だが、もちろんフィクションであろう。

また、清水正二郎氏の著作として『桃色のフインガー』『ドクトル悩殺博士』『桃色7号はベッドで死ぬ』(圭文館)などという本もあり購読したことがある。

これらの一部は胡桃沢耕史名義で、ケイブンシャ文庫にも収録されているが、007のパロディ版としてはそれなりに貴重な作品といえようか。ケイブンシャ文庫はもう刊行されていないが、この本はブックオフでも時々見かける。

「住めば都はるみ」なんて秀逸なジョーク(ダジャレ?)を創るデーブ・スペクターなら、名前改め「007スペクター」と名乗るかも? そして彼主演の『ピンク07号の好色作戦』なんて映画を創るといいかもしれない。監督は、マイケル・ムーアがいいかも?

でも、『アホでマヌケなマイケル・ムーア』 (白夜書房・著者・ デヴィッド・T. ハーディ& ジェイソン クラーク)の本の中で、デーブさんは、ムーア批判をしていたからなぁ。
この批判はなるほどと思った記憶がある。もっとも、ムーアの映画は見ていないのでなんともいえないが。でも、ノンフィクション・ドキュメント映画(「ボウリングフォーコロンバイン」)で、ああいう「切り貼り」をするのは、某NHKの「台湾番組」の手法と同じで(?)あまりフェアとはいえまい。それって007映画が「ノンフィクション」と銘打つようなものだから。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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