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2018'07.11 (Wed)

ジキルとハイドの辞書論? 『広辞苑』より役立つ辞書とは? 学校図書館には幅広い語彙を習得するためにも、『広辞苑』より、『新修 隠語大辞典』を置くべきだ!?








ジキルとハイドの辞書論? 『広辞苑』より役立つ辞書とは? 学校図書館には幅広い語彙を習得するためにも、『広辞苑』より、『新修 隠語大辞典』を置くべきだ!?
(2018・7・11)




『広辞苑』より面白い辞書があるとのことで、 『新修 隠語大辞典』 (皓星社)を手にして拾い読みをした。900頁近い本。『広辞苑』よりは薄くて役立つ?

(こんな内容)→警察・検察関係の資料から雑誌資料まで、明治以降に出版された隠語辞典・隠語関連文献の各文献の見出し語を五十音順に改編した辞典。 見出し語は約20000件、総データ件数は約70000件を収録。 五十音順による配列で、同音の語は語釈をもとにしたグループ、年代順により配列。時代による語釈の変遷、文献による語釈の移動の比較が可能。また、資料として、通り符牒一覧と各種商人間の符牒を収録。

文字は広辞苑より小さい? 若い時でないと読めない辞典?

適当に広げて見ると…。 「あおかん」「ちちくりあう」はもちろん知っていたが、 「やちもろ」なんて初めて聞く言葉だが、いろいろとあるようで?
「風呂に入る」という意味(隠語)に、そんな深い意味があるとは? 「刑事として知っておくべき隠語」とか? 昇任試験問題に出たのか? 「風呂に入る」とはどう意味か? 「強姦」だそうで?

そのほか「おめさん」とは? ふうむ…なるほど。

とにもかくにも、頁を開くたびに知らない言葉が多々出てくる。お値段も高い辞典。小学校、中学校はともかく、高校には広辞苑と並んで図書館に置いておくべき辞典といえよう(?)。

あなたの愛読書とか、枕元に置いている本とは?と聞かれたら、これからは、 『新修 隠語大辞典』 と答えるようにしたらいいのではないか? 教養ある人物と思われること間違いなし?
永田守弘氏の『官能小説用語表現辞典』 (ちくま文庫)もナイスな本だが…。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'06.27 (Wed)

東大教師が東大新入生に勧める本より、國學院大学の『みちのき』に登場した識者が國學院大学の新入生に勧める一冊のほうが面白い?




東大教師が東大新入生に勧める本より、國學院大学の『みちのき』に登場した識者が國學院大学の新入生に勧める一冊のほうが面白い?
(2018・6・27)



國學院大学みちのきちプロジェクト編の『みちのきち 私の一冊』 (弘文堂)を読んだ。

(こんな内容)→「学生時代にはたくさん本を読んでほしい、そして座右の書となる一冊に出会ってほしい」という大学関係者の切なる願いから発足した國學院大學「みちのきち」プロジェクトが、各界の著名人109人に書き下ろしを依頼したブックガイド。 見開きで1人1冊を紹介し、撮り下ろしの美しい写真とともに心に響くエピソードを楽しめます。 政治家、タレント、作家、スポーツ選手、芸術家、実業家、学者など、分野は違っても、109名の現在の活躍を支えている共通体験は「思い出に残る本との出会い」でした。 人それぞれに異なる読書のコツや若者への温かいメッセージ満載で、本好きな方はもちろん、ふだんは読書習慣のない方も、きっと運命の一冊に出会えます。書棚に映える美しい装丁は、新入生、新社会人への贈り物にも最適です。プロデュースはブックディレクター幅允孝氏。

國學院大学出身者の「著名人」をはじめ、櫻井よしこ氏や池上彰氏などが登場し、学生向けに「この一冊」という感じで推薦の弁を綴っている。見開き二頁の構成。左頁に、本のカバー写真。単に表紙を載せるのではなく、「一品」を添えての写真。
右頁に、著者の顔写真、略歴、そして推薦の弁。人によっては文字数が違い、活字も小さくなっていく。ノンフィクションなども多い。いわゆるクラシックな「名著」(岩波文庫などはあるが)は少なく、いまどきの学生にも手に取りやすい文庫、新書なども多い。このあたりはイマフウといえようか。書名は「未知の既知」やら「道の基地」やらいろんな意味合いを込めてものもののようだ。

新入生が、この本で紹介されている100冊ぐらいの本を最初から最後まで全冊読破するなんて面白いかもしれない。結構読破している本もあった。

以下、一部再録的になるが…。
一方、東京大学新聞社編の『東大教師 青春の一冊』 (信山社)は…。帯に「東大教師も悩んでいた」「そんなときに出会った、人生の道しるべとなった本を紹介」とある。
マルクスの本などを紹介したり、ハイエクを紹介したり、人それぞれ。ミステリ小説をあげる人もいるが、やはり硬派そうな真面目そうな本が多い。

東京大学出版会『UP』編集部編の『東大教師が新入生にすすめる本』 (東京大学出版会)も、東大教師が東大新入生に勧める本のリストや内容が紹介されているブックガイド。
さすがにレベルが高くクラシックなものが多く、僕とて積んどくしている本ばかり、いやいや、手にしたこともない本も多し。読んでいる本もあまりない? まぁ、僕は(元)東大生でもないし‥。

中には、こんなイデオロギーだけのつまらなさそうな本を?という東大のセンセイもいたかと? アナクロ?

テレビ東京報道局ワールドビジネスサテライト編の『スミスの本棚 私の人生を変えたこの一冊』 (日経BP社)も参考になる。テレビ東京の報道番組で、各界の著名人にインタビューをして、「私の人生を変えたこの一冊」ということで、取り上げたものを書籍化したものである。
例えば、幻冬舎を立ち上げた見城徹氏は、この前亡くなった吉本隆明氏の『吉本隆明 定本詩集』 (思潮社)を挙げている(そういえば、見城さんは読書論の新刊本『読書という荒野』幻冬舎--を出したそうな。吉本さんのことも触れているだろうか?

 そのほか、総計42人が登場。さまざまな書物を取り上げている。積んどくしたり読んだものも若干あるが、あまり読みたいとは思わないものも少なくない。所詮、こういうのは個々人の体験に基づくものであって、あまり参考にならないことが多いのかもしれない。

こういうリストよりは、國學院大学の先の本や、以前も紹介した成毛眞氏編の『ノンフィクションはこれを読め! HONZが選んだ150冊』 (中央公論新社)のほうが、もう少し現代的でおもしろそうな感じがするが‥‥。

もし、僕が國學院大学から「私の一冊」への寄稿を求められたら…。 

僕にとって「人生を変えたこの一冊」や「私の一冊」と聞かれたら? ううむ。ジキル的にはゲーテの『ヘルマンとドロテーア』 (新潮文庫)だが、ハイド的にはトー・クンの『女教師』 (フランス書院)かな? いやいや、グループ1984年の『日本の自殺』 (PHP研究所)とノーマ・イーガンの『義母の寝室』 (フランス書院)か? いやいやいや……。

『ヘルマンとドロテーア』 ならまぁいいが、『女教師』や『義母の寝室』(フランス書院)なんかを挙げたら、没になるかな? 國學院の先の本にも、このジャンルの本を挙げている人はいなかった?

蛇足だが、國學院大学の渋谷キャンパスは何度か足を運んだことがある。渋谷駅からも表参道駅からもちょっと歩く。15分~20分ぐらいだったか? 少し不便だが…。まずまずの広さのキャンパスだったか…。ランチタイム前後にお邪魔したが、当然ながら、教職員を除き、若者天国。40年前、僕もこんなキャンパスの中にいたっけ?と。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!

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2018'06.22 (Fri)

「わたしの本棚」にもいろいろとあるようで?「あなたの本棚」に「心のスキマ」はあるか?付き合う「本好き女性」選ぶなら、花田菜々子か、中江有里か?






「わたしの本棚」にもいろいろとあるようで?
「あなたの本棚」に「心のスキマ」はあるか?
付き合う「本好き女性」選ぶなら、花田菜々子か、中江有里か?

(2018・6・22)




花田菜々子氏の『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』 (河出書房新社)を読了。 出会い系で知り合った(?)男性(稀に女性あり)に、こんな本を読むといいわよと勧めた書店員の本。ノンフィクションノベルなのかな?


(こんな内容)→ 夫に別れを告げ家を飛び出し、宿無し生活。どん底人生まっしぐらの書店員・花田菜々子。仕事もうまく行かず、疲れた毎日を送る中、願うは「もっと知らない世界を知りたい。広い世界に出て、新しい自分になって、元気になりたい」。そんな彼女がふと思い立って登録したのが、出会い系サイト「X」。プロフィール欄に個性を出すため、悩みに悩んで書いた一言は、「今のあなたにぴったりな本を一冊選んでおすすめさせていただきます」———。

実際に出会った人達は魑魅魍魎。エロ目的の男、さわやかに虚言癖の男、笑顔がかわいい映像作家……時には自作ポエムを拝見し、かわいい女子に励まされ、優しい女性のコーチングに号泣しながら、今までの日常では絶対に会わなかったような人達に、毎日毎日「その人にぴったりの」本を紹介。え、もしかして、仕事よりもこっちが楽しい?!
サイトの中ではどんどん大人気になる菜々子。だがそこに訪れた転機とは……。これは修行か? 冒険か? 「本」を通して笑って泣いた、衝撃の実録私小説!


まぁ、なんとも言えない本。夫とは別れるということで、転々としていたり。女性に勧めた本で、アルテイシアの『もろだしガールズトーク』 (ベルシステム24)という本は知らない本で面白そうかなとは思ったりもしたが。

ある男性には会って『深夜特急』を勧めたそうな。すると面白かったという返事とともに、彼女を主人公にして書いたポルノ小説を送ってきたりしたそうな。出会い系で知り合ったからというわけでもないだろうが、お薦めする本は、大衆小説や手頃なノンフィクションエッセイなどが多め。手にしたものも少なくはなかった。

まぁ、僕は出会い系には関心がないので(そもそも接触の仕方がよく分からない。スマホは家族間のラインとメールチェックのみ)。


引き続き、中江有里氏の『わたしの本棚』 (PHP研究所)を読んだ。

(こんな内容)→自分を成長させてくれた、たいせつな二十四冊。カズオ・イシグロ、北村薫、スティーヴン・キング…わたしの本棚はまさに“人生の写真アルバム”。女優、コメンテーター、作家として活躍する著者の読書エッセイ。

こちらは、きわめてマジメな書評集。それもあって(?)僕の読んだことのある本は数冊あるかないか? 両親が離婚したり、未成年の時から芸能界入りしたりして、普通の人よりはいろいろと人生を考えることがあったようだ。芸能人なのに(?)大学進学にこだわり、通信教育で卒業したり…。

まぁ、夢見る(?)というわけではないだろうが、小説、文学好きの女性たちの読む本は、僕みたいな人間の読むのとはちょっと一味違うようで……。

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
06:19  |  読書  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2018'06.06 (Wed)

阿刀田高さんや渡部昇一さんの『青春の読書』といえば? 「青春(性春?)本」と出会うのはやはり古本屋か、自宅押入れか、屋根裏部屋か、納戸か?







阿刀田高さんや渡部昇一さんの『青春の読書』といえば? 「青春(性春?)本」と出会うのはやはり古本屋か、自宅押入れか、屋根裏部屋か、納戸か?
(2018・6・6)







2018・6・5日経朝刊で、阿刀田高氏の「私の履歴書」(第5回目・若き日の読書」「おもしろいものだけ選別」「淫らな本に心ときめく」を面白く一読。

(以下引用)→古書店で入手した「世界裸体美術全集」(写真キャプション)

若い日の読書について語ろう。落語全集から始まり、銭形平次捕物控、佐々木邦のユーモア小説、江戸川乱歩のミステリー、芥川龍之介……とにかく自分にとっておもしろいものだけを読んだ。先生や先輩が薦めるものでも、おもしろくなければポーンと退けた。この方針は一貫していた。いっときは化学者を志望していたので、気ままな読書でよかろう、と思っていたのかもしれない。
少し恥ずかしいことなのだが……父の蔵書の奥に、押入れに隠されて『世界裸体美術全集』全六巻があった。カラー写真もあって美女の裸形が散っている。少年は淫らな心でこれをながめた。第一巻は古い時代で楽しめない。第六巻は逆に新し過ぎて、ヘンテコな絵が目立つ。ピカソの裸体画なんて三角定規と積み木じゃないか。第三巻、第四巻あたりが現実的で、なまめかしい。
くわしくは後で知ったことだが、ゴヤの『マヤ』、レンブラントの『ダナエ』、リューベンスの『鉄鎖のアンドロメード姫』などなど、ドキドキしてしまう。昨今のように街にヌード写真の散っている状況ではない。ひたすら淫らな心をときめかせて鑑賞した。

絵のそばには解説がある。美術的な説明とはべつに、なにがえがいてあるのか、題材についても触れている。裸体画にはギリシャ・ローマ神話を扱ったものが多く、鎖で岩につながれたアンドロメダの上に高くペルセウスの姿があれば、
――あ、助けに来たんだ――
と英雄談を知る。
解説文は古い漢字表記で、希臘(ギリシャ)だの、羅馬(ローマ)だの、とむつかしいが、ルビがそえてあるからなんとか理解した。かくてよほどよくこの画集を開いたせいか、ギリシャ・ローマ神話に興味を覚え、断片的にいろいろな知識をえてしまった。
後にギリシャ・ローマ神話をきちんと読んだとき
――ああ、あれだな――
イメージをしっかりととらえることができた。欧米の古典文化は、ささやかながら私の教養の一端となったが、そもそもは淫らな読書からだったのである。
そして、つい先年、同じ『世界裸体美術全集』を古書店で見つけ、入手した。昭和の初期の発行、平凡社の堂々たる企画と知った。画像は少しぼやけているし、もともと煽情(せんじょう)的なものではない。
――よくこれで興奮したなあ――
と、ほほえましい。
さらに言えば、長い、長い年月をへだてて古い愛読書に再会すると、内容だけではなく、そのころの自分が、自分を取り囲む状況が鮮明に甦(よみがえ)ってくる。そっと上った階段、畳に映える窓の斜光、母の呼ぶ声、遠くの山並み……。遠い日々をもう一度生きるみたいだ。
まさしく幼いころからの読書が恵んでくれる快感だ。ささやかだが、ほかではかえがたい。そこで思いつく。
――佐々木邦の『珍太郎日記』は、おもしろかったな――
小学校六年生のころに熱心に読んだ。以来七十年、どんな本だったかも忘れた。図書館へ行って借り出せば……珍太郎の姉さんが風光明媚(めいび)と言われるほど美しかったことなど、中身とともに、昔日の私を実感できるだろう。(以上引用終わり)


『世界裸体美術全集』に心ときめいたのが、何歳なのかはこの日の記述だけでは不明。前日(6・4)には、中学を卒業して高校生になったころを回想しているが、15歳前後だろうか?

阿刀田さんは1935年生まれ。昨年亡くなった渡部昇一さんは1930年生まれ。ほぼ同世代ともいえようが、渡部さんも『渡部昇一青春の読書』 (ワック)で、少年時代の読書の思い出が綴られている。

エロス本ともいうべき(?)『世界裸体美術全集』のことは出てこないが、阿刀田さんが触れている佐々木邦氏の『珍太郎日記』や銭形平次も出てくる。

我が「淫らな本」体験記は?

祖父の家に行った時、屋根裏部屋で『漫画ゴラク』(かどうかは不明だが、そんな感じの劇画雑誌)のマンガが少しエロかったかな? 男のペニスが、ドジョウみたいに描かれていて、女性のあそこにニョロニョロと入っていくような代物。小学5年生か6年生のころ読んだ(見た)? そこからエロス本との長い旅(?)が始まったといえそう?

中学に入ってからは、ルパン3世の連載をやっていた『漫画アクション』などに接したり。ヌードのピンナップ写真もあったかと? 「東てる美」とも、そのあたりで遭遇。
「週刊明星」「週刊平凡」「週刊女性」などの人生相談コーナーで、チョメチョメしたけど妊娠したみたい? とか捨てられたとか? 私はどうしたらよかんべ? そんな性相談コーナーを熟読していた。

我が家は来客が頻繁にあるので時間潰しのために週刊誌などを数種類置くような職業だったので、休日、親がいない時、そういう週刊誌の人生相談コーナーを、熟読して日々勉強していたものだった。中学2年生のころか?

並行して「朝日ジャーナル」も読んでいた。「赤旗」も。 「話のチャンネル」も。当時から「ジキルとハイド」? 「週刊プレイボーイ」「平凡パンチ」は高校生になってからか。下宿の先輩が読み捨てていたのを熟読? アグネス・ラムなどが出てきた頃だったか? 古本屋でもバックナンバーを買うようになった? 産経新聞は高校二年~三年のころからか。

佐々木邦は知らず、源氏鶏太を愛読していた。 『青空娘』 (春陽文庫)等々。そして高校生になると宇能鴻一郎や富島健夫等々。そしてトー・クーンの『女教師』 (フランス書院)。川上宗薫…と

ともあれ、渡部さんは、大衆小説もそこそこ愛読していたかと。
以前紹介ずみだが、渡部昇一氏の『アングロ・サクソン文明落穂集①②③④』 『渡部昇一の着流しエッセイ①②③④』 (広瀬書院)は面白いエッセイ本。その中で、アーヴィング・ウォーレスのポルノ小説(『七分間 ポルノグラフィー裁判』ハヤカワ文庫)などへの言及もある。あの本は積んどくしているような気がするが、 『ドクターから愛をこめて』 (扶桑社ミステリー)は面白かった。

それにしても、読書好きもいろいろと。ジキルとハイド…。 「青春本」よし、「性春本」もまたよし…。

バランスが大事。「性春本」ばかりでは、偏った人間になってしまう? 痴漢して、線路を走ったり、高圧電流が流れる架線に近い鉄塔に登ったりする人もいるようだが……。

倉田稼頭鬼氏の『女教師・痴漢通学』 (フランス書院文庫)や、深草潤一氏の『むれむれ痴漢電車』『人妻痴漢電車』 (二見文庫) などを娯楽として読む分は、罪がないが、参考にして実践するとなると大問題!

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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2018'05.28 (Mon)

作家から『拝見 本が売れません』という本を突きつけても、読者から『拝復 本は読みません』『拝復 本は図書館で借りて読みます』なんて反応があったりしたら? それにしても千代田区立図書館はケチ・バカ図書館すぎる





作家から『拝見 本が売れません』という本を突きつけても、読者から『拝復 本は読みません』『拝復 本は図書館で借りて読みます』なんて反応があったりしたら? それにしても千代田区立図書館はケチ・バカ図書館すぎる
(2018・5・28)





額賀澪氏の『拝啓、本が売れません』 (KKベストセラーズ)を読んだ。

(こんな内容)→2015年に『松本清張賞』と『小学館文庫小説賞』をダブル受賞してデビューした平成生まれのゆとり作家が直面した出版不況の現実! いかに自分の本を売っていくか。その方法を探すために、担当編集と旅に出る!
書店員、ライトノベル編集者、ブックデザイナー、Webコンサルタント、映像プロデューサー……。出版業界にいる人、周辺にいる人、外にいる人。さまざまな業界で活躍するキーパーソンを取材。
◎助言を求めたキーパーソン→三木一馬(元電撃文庫編集長、ストレートエッジ代表取締役社長)松本大介(さわや書店フェザン店・店長)大廣直也(Web コンサルタント)浅野由香(映像プロデューサー)川谷康久(ブックデザイナー)


作家としてどんなふうにして本を作っているかなどの裏舞台(ゲラのやりとり等々)を綴りつつ、昨今の出版不況下にあたって、ベストセラーを企画したり、そこそこ仕掛けをしつつ本を売りさばく達人を訪ねたりして、「本が売れない時代」に、いかにして「本が売れるようにする」かを辿ったノンフィクション・ルポといった一冊だった。

さわや書店の松本さんて、この前、NHKの朝の番組でも出ていたかと。ユニークな本売りをやっていると。QRコードだけを新カバーに付けて売ったらどうかと出版社に提案しているのを見た。
ううむ。スマホは持っているけど、ラインとメールのチェックしかしていない人間だからなぁ。そんな本ばかりが本屋に並んだら、本屋で本が買えなくなる?

世の中、ついつい便利なほうに傾いていくから、書店よりアマゾンというパターンにはまりつつある。額賀さんは自分の本でなくてもいいからということで、本屋に通ってほしいと熱弁をふるっている…。その気持ちはよくわかるが…。

都会周辺に居て、大型書店も多く、切実な形で本屋消滅の危機をひしひしと感じることはないのだが…。いや、駅前に二軒あった新刊書店は消えて久しい…。

小説は特定嗜好分野でないとあまり読まないので、額賀さんの小説も読んだことはない(と思う。積んどくもしていないかもよ?)。

そんな人間に額賀さんの「小説」を読ませるのは無理だと思うが、エッセイ本なら、こういう風に可能。少々奇抜なタイトルを付けるのも売るためのノウハウとして大事だろう。

そう思いつつ読んでいたら、なんとこの本の巻末には、この夏、文藝春秋から刊行予定の小説『風に恋う』(仮)のプロローグが50頁近くも収録されているのだ? 「特別付録」として。ううむ…。

だが,あいにくとその部分は読破せず。その手前までの「ノンフィクション」部分のみ一読した次第。小説は、最近は草凪優さんのモノしか読んでないような?

また、額賀さんはあまり指摘していないが、ブックオフや図書館の存在も、「本が売れません」という理由の一つではあろう。そこにも作者、作家としてストレートに切り込んでしかるべきでは。

 佐野真一氏の『だれが「本」を殺すのか上下』 (新潮文庫)は、そんな図書館の「弊害」についても指摘していたかと。

一部作家は、刊行してからは数カ月は図書館は貸出をしないでほしいと訴えてもいる。

館内閲覧を是とした上で、貸出規制をするのは、何の問題もあるまい。週刊誌や月刊誌だって、次の号が出るまで貸出規制をしているのだから(館内閲覧は可能)。

文庫や新書も次の月の刊行まで貸出禁止、館内閲覧は可能とする手もある。単行本も奥付から一カ月とか二カ月後とか。

文京区図書館は区民でない区外の人には、新刊書の貸出規制をしている。区民ならすぐ借りたり予約が出来るのに、非区民はそれが一定の期間できないようにしている。そのほか、区民は30冊借りられるが、非区民は15冊しか借りられないとか…。まぁ、それは合理的な「区別」とはいえそうだが、そういう貸出制限はやろうと思えばやれるはず。館内閲覧は自由なのだから、「図書館の自由」を犯すことにもなるまい。あまり効果はないかもしれないが、「著作権」というものを考えるきっかけにはなるのではないか。

それにしても、千代田区立図書館は、区民でも借りられるのはたったの10冊。非区民は5冊。文京区の三分の一なのだ。

千代田区立図書館が、如何に異常な、本を貸したくないケチケチ図書館か分かるのではないか? 本というのは「読む」だけでなく、「参照」「拾い読み」する時もある。千代田区のバカ図書館は、そういう需要に応えるつもりがないのだろう。そもそも「日比谷図書館」を背後に抱えつつも、あまりの蔵書の少なさ、そして、ちょっとした分厚い「資料本」はすぐに「禁帯」にする官僚主義(ほかの図書館では借りられるのに、千代田区立図書館は不可の本多し)。ケチ・バカ図書館につけるクスリはなし?

ともあれ、ネバーセイネバー。あとは野となれ山となれ!
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